7月の展覧会情報
◀6月8月▶
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ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時~18時(最終日~17時)
会期中無休

夏展 古裂の金魚

▼7月5日~10日


北海道立北方民族博物館

☎/0152(45)3888
北海道網走市字潮見309の1
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

イヌイトの壁掛けと先住民アート

▼7月16日~10月16日
→イヌイトの壁掛けを先住民アートの視点から紹介


市立小樽美術館

☎/0134(34)0035
小樽市色内1の9の5
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み

小樽の能楽―旧岡崎家能舞台と能面・装束の世界―

▼5月14日~7月10日
→能楽で着用される装束は、代々能楽を庇護した大名家が作り下賜したものを源流とする。能が極めて盛んな佐渡出身の岡崎家は、明治時代に小樽に移住し、全く伝統のない北海道に能を根付かせようとした。岡崎謙が自ら創意工夫し、作り上げ着用した装束、また42 歳から面を打ち始め、平成15年に小樽に移住し、現在まで100点に及ぶ能面を打つ東京都出身の外沢照章の能面などを展示する


苫小牧市美術博物館

☎/0144(35)2550
北海道苫小牧市末広町3の9の7
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

芸術の都ウィーンとデザインの潮流

▼7月16日~8月28日
→19世紀から20世紀初頭にかけて、ウィーンをはじめとするヨーロッパでは、時代に即した新しい芸術を求めるウィーン分離派をはじめ、アール・ヌーヴォーやバウハウスなど、芸術や文学、デザイン、工芸の総合を図る芸術運動が生まれた。産業と市民活動との結びつきによって支えられている文化芸術のありように着目する同展では、19世紀末ウィーンの巨匠グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、オスカー・ココシュカの作品を中心に、「芸術の都ウィーン」の精華とそこをひとつの起点として花開いた工業デザインの潮流、すなわち美術、デザイン、工芸、建築を総合芸術として昇華した芸術革新運動「ウィーン分離派」をはじめ、同運動に影響を与えたフランスのアール・ヌーヴォーなど、市民生活に即した家具や調度品などの工業デザインを紹介する



青森県立美術館

☎/017(783)3000
青森市安田字近野185
9時30分~17時(入館30分前)
第2・第4月曜休み(祝日の場合翌休)

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

▼7月16日~10月2日
→流行に左右されず、長年着用できる「特別な日常服」をコンセプトとするミナ ペルホネンは、日本各地の生産地と深い関係を紡ぎつつ、オリジナルの生地による独自のものづくりを続けてきた。生地や衣服、インテリア、食器などのプロダクトから、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵まで、多岐にわたるミナ ペルホネンの創作物を紹介するとともに、現代美術家・藤井光がミナ ペルホネンの世界を撮り下ろした映像作品を上映するほか、美術館前広場では皆川のデザインによる屋外作品を初公開する


酒田夢の倶楽・華の館

☎/0234(22)1223
山形県酒田市山居町1の1の20
9時~18時
会期中無休

藍染布花「癒しの色々」

▼7月8日~8月22日


米沢市上杉博物館

☎/0238(26)8001
山形県米沢市丸の内1の2の1
9時~17時(入館30分前)
7月21日休み

アーツ・アンド・クラフツとデザイン  ―ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで―

▼6月25日~7月31日
→ウィリアム・モリスは、産業革命により衰退した職人の手仕事と、ものづくりが生活と豊かに結び付いていた中世社会を理想とし、自然の草木をモチーフとしたデザインや詩作、環境や古建築の保護まで多彩な活動を行った。モリスが先導し、その思想に共鳴するデザイナー、画家、建築家、陶芸家、職人たちが19世紀後半のイギリスで生み出したひとつの潮流は「アーツ・アンド・クラフツ運動」と呼ばれる。彼らが目指した手仕事の復興や、機能と美を兼ね備えた上質な美術工芸品とともに暮らす生活の芸術化の取り組みは世界各国に広まり、今日でも大きな影響を及ぼしている。同展では、ウィリアム・モリスをはじめとするイギリスの作家を中心に、イギリスからアメリカへと渡り、独自の派生を遂げたアーツ・アンド・クラフツ運動を象徴するフランク・ロイド・ライトの作品までを展示しその多様性を展観する。壁紙、テキスタイル、家具、金工、宝飾品、ステンドグラスなどの暮らしを彩る多彩な作品を紹介する


河北町紅花資料館

☎/0237(73)3500
山形県西村山郡河北町谷地戊1143
9時~17時(11月~2月 ~16時)
第2木曜休み(祝日の場合翌休)

『かほく紅こぎん』”雛と紅”タペストリー

▼4月21日~7月13日
→全国から応募された1045枚の「かほく紅こぎん」(河北町で紅花染めをした木綿糸であしらったこぎん刺し)を縫い合わせて完成した縦242㎝×横550㎝の1枚のタペストリーを展示する


福島県立博物館

☎/0242(28)6000
福島県会津若松市城東町1の25
9時30分~17時
月曜(祝日の場合翌休)、祝日の翌日休み

ポイント展 桧枝岐の歌舞伎衣装

▼4月15日~8月14日



板橋区立郷土資料館

☎/03(5998)0081
板橋区赤塚5の35の25
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

染と織―真田紐・江戸小紋・江戸手描友禅―

▼7月9日~9月19日
→染織分野で活躍する板橋区の伝統工芸士とその高度な技術・作品を紹介する。伝統工芸の保存継承への理解と関心を深めるとともに、染と織の世界の美しさを示す


ギャラリー懐美館 代官山

☎/070(5452)7230
渋谷区恵比寿西1の31の14グリーンマンション1F
11時~19時(最終日~17時30分)
会期中無休

COLOR COLOR DESIGN NEW AFRICAN STYLE

▼7月28日~31日
→西アフリカプリントの洋服やバックや、チュニジア発カットソーや雑貨などアフリカンプリントを使ったおおらかで温もりのあるアフリカンブランド【YAYA BANSO】Xチュニジアデザインと雑貨のお店【Taste of Tunisia】が日常に取り入れやすいシックアフリカを提案


渋谷区立松濤美術館

☎/03(3465)9421
渋谷区松濤2の14の14
10時~18時(金曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

津田青楓 図案と、時代と、

▼6月18日~8月14日
→工芸品の下絵として捉えられがちな「図案」。しかし明治から大正時代は「図案」は必ずしも何かに応用されるために描かれるのではなく、また「絵画」とも異なるものとして存在するようになった時代であった。同展は、明治30年代に京都で多くの図案集を出版した津田青楓(1880-1978)を軸に、図案集と図案に関する作品を展観する。明治37(1904)年、青楓は図案の研究会を結成し、日本画の師である谷口香嶠や、当時、京都に新たな美術やデザインをもたらした洋画家の浅井忠を顧問に迎えて雑誌の刊行も行っていた。それまでの形にとらわれず、自己の表現としても制作されるようになった図案。津田青楓の作品を通し、職人の仕事から美術家の作品へと昇華された「図案」の世界を紹介する


文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み

型染~日本の美

▼6月15日~8月4日
→紙や木の型を使って布に文様を表す型染は、日本の豊かな染織文化の中で古くから行われてきた。型による文様には整然とした模様配置や反復の諧調など、特有の表現や美しさを見出すことができる。ものの形を巧みにとらえて単純化、デフォルメした図案は、型の使用という制約があるからこそで、かえってそのものの本質を印象深く表すことができ、日本人の文様に対する独特の美意識も感じられる。同展では、小紋、板締、型友禅など、藍一色の精緻なものから多色を用いた華やかなものまで、さまざまな型染の服飾を紹介する


Galleryアソビバ

☎/03(3223)7500
杉並区高円寺北2の1の2座・高円寺2階
9時~22時
会期中無休

紡ぐ糸WORLD 長尾真莉子展

▼7月5日~31日
→手紡ぎ糸によるファイバーアート作品の展示


女子美術大学歴史資料展示室

☎/03(5340)4658
杉並区和田1の49の8女子美術大学杉並キャンパス1号館1F
10時~17時
火曜・日曜・祝日休み

女子美術大学美術館コレクション公開第56回「物語を読む染織品」

▼6月8日~7月16日
→女子美染織コレクションの三本柱のひとつにコプトの染織品がある。コプトの染織品にはギリシャ神話やローマ神話に描かれる神々の姿や英雄を中心とした表現、旧約聖書の物語を表す模様など、各時代の支配された文化の特徴が織り表されている。同展では、これらコプトの染織品のモチーフに焦点を当て、多彩な女子美染織コレクションから選りすぐって10点を展示。染織品に織り表された物語を読み解きながら、表現豊かなモチーフと卓越された技術を紹介する


東京都美術館

☎/03(3823)6921
台東区上野公園8の36
9時30分~17時30分(入館30分前)
会期中無休

第46回全国高等学校総合文化祭

▼7月31日~8月4日
→写真、書、油彩画、彫塑・立体、日本画、工芸、版画、映像


千疋屋ギャラリー

☎/03(3281)0360
中央区京橋1の1の9
11時~17時
会期中無休

小倉ゆき子作品展

▼7月5日~9日
→リボン刺繍やビーズ刺繍などの手芸作品展


Ecru+HM(エクリュ+エイチエム)

☎/03(3561)8121
中央区銀座1の9の8奥野ビル4F
12時30分~19時(最終日~17時)
水曜休み

池田順子バッグ展

▼7月1日~9日
→ハンドステッチをデザイン化したり、様々な革をコラージュしたり、革に着彩したりと、独自の創意を発揮して、大胆で遊び心のあるバッグを制作。一針一針手縫いで丁寧に仕上げ、円形、太鼓のような立体形、スタイリッシュな角平型など、スムースレザー、スェードから、エナメル、メタリックカラーなど、バリエーション豊かな革使いの楽しい作品を展示

夏のクローゼット

▼7月15日~23日
→河原くみこ(手描きのTシャツ、プルオーバー、パンツ、ストールなど)、櫻井はるみ(コラージュやステッチのTシャツとシャツなど)、丹下幸江(ミシン刺繍のプルオーバー、Tシャツ、パンツなど)の3人展


ギャラリーおかりや

☎/03(3535)5321
中央区銀座4の3の5銀座AHビルB2F
11時~19時(最終日~17時)
会期中無休

永井みどりの夏の帽子

▼6月29日~7月4日


セイコーハウス銀座ホール

☎/03(3562)2111
中央区銀座4の5の11セイコーハウス銀座6F
10時30分~19時(最終日~17時)
会期中無休

型一会(かたいちえ)―型染で時代をつなぐ四人展―

▼7月7日~18日
→「型」とは、日本で発展した「型紙による染め」を意味し、一千年以上の歴史の中で磨かれてきた。型紙から生まれる繊細な文様、闊達な曲線、感度の高いデザインには、人の手が直接描く絵とは異なる「省略の美」があり、色の力を得て更にデザイン性を高め、人びとの心をとらえる。エレガントな型絵染で知られ、型絵染の可能性を追求してやまない岩井香楠子、岩井の薫陶を受け独自の型絵染を確立した遠藤あけみ、長板中形という江戸の浴衣染めの粋に現代性を吹き込む松原伸生、百年続く江戸小紋の家に生まれ今まさに技術研鑽の途にある廣瀬雄一。技法、経歴、世代の異なる四人の作品が集い、今、この時にしか現れ得ない四人の型染世界が、型染の新たな魅力を発信する場となる


ACギャラリー

☎/03(3573)3676
中央区銀座5の5の9阿部ビル4F
11時30分~19時(最終日~16時)
会期中無休

みっつのFUN

▼7月11日~16日
→NATSUKO(バッグ)、彦根美代(ジュエリー)、合渡都(帽子)の作品展


銀座幸伸ギャラリー

☎/03(3572)3888
中央区銀座7の7の1銀座幸伸ビル1・2F
11時~18時(最終日~16時)
会期中無休

糸井清子 藍染展―結界―

▼7月12日~17日
→結界は、仏教用語で区切られた空間領域を指す。現代生活の中においては、襖,障子や暖鎌などを巧みに取り入れることで生活空間を豊かに演出している。藍染布で区切られた「向こう側とこちら側」の表現を試みる


丸紅ギャラリー

📩/gallery@marubeni.com
東京都千代田区大手町1の4の2丸紅ビル3F
10時~17時(入館30分前)
日曜・祝日休み

「美」の追求と継承―丸紅コレクションのきもの―

▼6月7日~8月1日
→丸紅コレクションの3本柱の一つである染織品コレクションの一部を展観する。同展を通じて、戦前の丸紅商店がどのような意図とどのような審美眼を持って江戸を中心とした染織品コレクションの蒐集にあたったか、また染織技術の進歩に伴う伝統意匠の当代意匠への応用と新たな意匠表現創造にいかにして取り組んだかを、新たな視点と研究成果とともに紹介する。能装束にはじまり、勢力的に収集した小袖や古裂などの近世染織品、なかでも小袖は、17世紀後半から幕末明治頃のものまで幅広いコレクションを持ち、近世の日本染織史を通覧できるほど。また明治・大正時代のきものの新たな展開も紹介する。


三菱一号館美術館

☎/03(5777)8600
千代田区丸の内2の6の2
10時~18時(金曜・第2水曜~21時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode

▼6月18日~9月15日
→ガブリエル・シャネル(1883~1971)は、「20世紀で最も影響力の大きい女性デザイナー」といわれる。シャネルのシンプルかつ洗練された服は着る人に実用性と快適さを与えながら、1920年代の活動的な新しい女性像の流行を先導した。戦後に流行したシャネルのスーツを着こなすことで、彼女自身がファッション・アイコンとして、そのスタイルを象徴している。同展は、ガリエラ宮パリ市立モード美術館で開催されたGabrielle Chanel. Manifeste de mode展を日本向けに再構成する国際巡回展。ガブリエル・シャネルの仕事に焦点を当てる回顧展を日本で開催するのは32年ぶりのこと。シャネルのスーツ、リトル・ブラック・ドレスを代表に、どれも特徴的な服はシャネルのファッションに対する哲学を体現し、さらにコスチューム・ジュエリーやNo.5の香水といった展示に当時の記録映像が加わることで引き立てられ、鑑賞者をシャネルのクリエーションの魅力へと誘う


21_21 DESIGN SIGHT

☎/03(3475)2121
港区赤坂9の7の6東京ミッドタウン・ガーデン内
10時~19時(入館30分前)
火曜休み

クリストとジャンヌ=クロード”包まれた凱旋門”

▼6月13日~23年2月12日
→2021年9月、パリのエトワール凱旋門が布で覆われると、周囲は人々の歓声に包まれた。現代美術作家クリストとジャンヌ=クロードが出会い、創造活動の一歩を踏み出したパリで1961年に構想し、悲願の夢でもあったプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」が現実のものとなった瞬間だった。同展では、多くの記録画像や映像を使って、同展ディレクターで映像作家でもあるパスカル・ルランのシネマティックな表現により「包まれた凱旋門」の構想から実現までを新たな体験としてつくり出す。また、二人の活動に長年かかわる、柳正彦が担当する「二人のアーティスト:創作の64年」というセクションでこれまでの主要な活動を紹介する


大倉集古館

☎/03(3583)0781
港区虎ノ門2の10の3
10時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

芭蕉布―人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事―

▼6月7日~7月31日
→芭蕉布とは亜熱帯を中心に分布する植物・芭蕉からとれる天然繊維を原料とした沖縄を代表する織物。第二次世界大戦後に消滅しかけた伝統技法を復興させ、現代へ繋いだ女性こそが平良敏子。その功績により、2000年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。同展では沖縄本土復帰50周年に寄せ、平良敏子の情熱と、彼女が本島北部の小さな村・喜如嘉に設けた工房で紡がれる手仕事の数々を約70点にわたり公開する。芭蕉の糸が織りなす透けるような風合い、沖縄特有の力強い色彩、バラエティに富んだ絣柄の世界をはじめとする芭蕉布の魅力を紹介する


日本民藝館

☎/03(3467)4527
目黒区駒場4の3の33
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

復帰50年記念 沖縄の美

▼6月23日~8月21日
→琉球王国として独自の文化を形成してきた沖縄。その地を柳宗悦が初めて訪問したのは1938年のことだった。以来、4回にわたり工芸調査や蒐集を重ね、展覧会などを通してその魅力を紹介してきた。日本へ復帰して50年の節目にあたり、館蔵する紅型や織物、陶器などを展覧し、改めて沖縄が「美の宝庫」であることを紹介する。併設展として、北米の先住民の編籠や土器、織物などのほか、南米やハワイの先住民の工芸を加えて紹介する「アメリカ先住民の工芸」、昭和時代に製作された金城次郎の陶器や、宮平初子、平良敏子、大城志津子らの染織品を展示するほか、当館蔵品をもとに復元された衣裳も併せて展覧し、戦後の困難な状況下、琉球文化の復興・継承に尽力した作り手の仕事を紹介する「昭和時代の沖縄工芸」、実寸大図案の御絵図(みえず)をもとに織られた苧麻地の八重山上布や宮古島の紺絣、久米島の鮮やかな黄色地の絹織物など島々の織物を展示する「沖縄離島の織物」なども展観する



井頭公園グリーンサロン

☎/0285(82)4475
栃木県真岡市下籠谷99
9時~17時(最終日~15時30分)
火曜休み

手織りが友達・織姫作品展

7月14日~17日
→伝統産業の一つである真岡木綿を用いた織物を中心に、手作りの織物を展示

草木染展

▼7月28日~8月7日br/> →日下田藍染工房の藍染作品を始めとして、伝統的な染色方法で作られた工芸品を展示し、講座「草木染教室」で受講生が製作した作品も併せて展示<


(公財)桐生地域地場産業振興センター

☎/0277(46)1011
群馬県桐生市織姫町2の5
10時~17時
月曜休み

世界の民族衣装展 グァテマラ~四角い形のブラウスと頭飾り~

▼6月15日~7月24日<4F資料展示ホール>
→2000点に及ぶ民族衣装コレクションから、グァテマラのウィピルと呼ばれる女性用、四角い形で頭から被って着る貫頭衣型の女性用のブラウス、シンタやコヤルと呼ばれる女性用髪飾りなどを展示する


群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

百色百型 江戸小紋の世界

▼5月28日~7月11日
→型紙を用いて、繊細な模様が染め抜かれている「江戸小紋」。洒落の効いた遊び心ある多種多様な型。それを染める百色。そこには、様々な意味が込められている。秘められた江戸小紋の魅力を紹介する

夏休みこども展 学ぼうカイコ

▼7月16日~8月26日
→「シルクの国語・算数・理科・社会」をテーマに、カイコや絹にまつわる様々なトピックスを学校の科目ごとに紹介し、こどもから大人まで誰にも楽しみながらカイコやシルクの魅力に触れる機会をつくる


みち更紗工房

☎/04(7183)7365
千葉県我孫子市高野山448の9
10時~17時
会期中無休

梶原みち 手描きジャワ更紗展 20回記念頭巾(IKAT KEPARA)展

▼7月23日~31日
→梶原みちのバティックによる伝統的な文様の手描きジャワ更紗の作品展示。インドネシア衣装で使われる男性の頭巾を展示


我孫子市白樺文学館

☎/04(7185)2192
千葉県我孫子市緑2の11の8
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

民藝運動と我孫子

▼3月1日~9月25日
→「民藝」への歩みは、我孫子で始まったといっても過言ではない。柳宗悦が我孫子に移住したのは、1914(大正3)年9月。我孫子では、「民藝」へと続く出会いと絆を育んでいく。白樺派、そして民藝運動の父、柳宗悦が民藝運動へのきっかけをつかんだ我孫子で、同館所蔵の民藝作品を展示


ギャラリーかれん

☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休

友の会展

▼6月27日~7月1日
→皮かばん、編み物、和布細工

手づくり市展

▼7月25日~29日
→ニット、帽子、革


Art gallery OWL

☎/090(8566)8266
横浜市中区石川町1の54の5
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休

美貴惠個展「雷の森」

▼7月18日~24日
→染色作家/アーティストとして活動する美貴惠による、ろうけつ染めや絞り染めなどの染色技法を主に用いて、平面からインスタレーションまで布作品を中心に展開する作品展


シルク博物館

☎/045(641)0841
横浜市中区山下町1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

かいこ教室

▼7月30日~8月14日
→かいこの種類や成長のようす、まゆや生糸、シルクの特徴などを楽しく学べる。各体験で完成させたワークシートや作品は、夏休みの自由研究にも使える


女子美アートミュージアム

☎/042(778)6801
神奈川県相模原市南区麻溝台1900女子美術大学10号館1F
10時~17時(入館30分前)
日曜休み

女子美術大学美術館コレクション―JAM の ABC―鑑賞のプラクティス

▼5月18日~7月2日


みなとぴあ新潟市歴史博物館

☎/025(225)6111
新潟市中央区柳島町2の10
9時30分~18時
月曜休み(祝日の場合翌休)

第60回記念日本現代工芸美術展新潟展

▼7月2日~10日
→1961年に創設された現代工芸美術家協会の公募展。「工芸の本義は作家の美的イリュウジョンを基幹として所謂工芸素材を駆使し、その造型効果に依る独特の美の表現をなすもので、その制作形式の立体的たると平面的たるとをとわず工芸美を追求することにある」とする「主張」を掲げる。役員、会員、一般入選者による、陶磁・染織・漆芸・人形・ガラス・七宝などの作品を展示


富山県水墨美術館

☎/076(431)3719
富山市五福777
9時30分~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

白洲次郎・白洲正子―武相荘折々のくらし

▼5月20日~7月3日
→英国流のマナーと教養を身につけ、プリンシプルを生涯の信条として第2次世界大戦後、日本の復興に尽力した白洲次郎(1902~1985)。幼少期から能を通して古典芸能に親しみ、着物や骨董を愛し、随筆家として多彩な活躍をした白洲正子(1910~1998)。同展では、結婚したふたりが移り住み、生涯くらした武相荘(ぶあいそう)での家族のくらし方に注目し、正子が愛した着物や帯、骨董、アクセサリー、正子の実家・樺山家ゆかりの品々のほか、次郎の愛用品や洋服、お手製の道具、カントリー・ジェントルマンの志で戦後日本の復興に奔走した次郎の史料も紹介。随筆家として数々の代表作を遺した正子の自筆原稿、日本各地を旅し鋭い感性で捉えた能や美しい文化にまつわる品々など、旧白洲邸・武相荘の所蔵品を中心に構成する


国立工芸館

☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

こどもとおとなの自由研究 工芸の〇△□✕展/特別陳列:北村武資

▼7月5日~9月4日
→○に△、□に✕。もっとも基本的な図形や記号として、日頃から見慣れ、使い慣れたイメージ。工芸を観察すると、ここでも実にさまざまな○や△、□や✕に出合う。工芸をめぐる数々の秘密を○△□✕のフレームを通して読み解くこと。それがこの夏、工芸館から人びとに送るミッション。子どもと大人がそれぞれのペースで、あるいは力をあわせて挑戦してみる試みの展覧会。特別陳列では、京都生まれの染織家・北村武資(1935-2022)の作品を展示する。西陣で得た高度な技術と現代的な感覚は、伝統の立場をとりながら も「織物の組織そのものが表現」とする造形思考によって新たな地平を切り開いた。1995年に「羅」、2000年には「経錦」で重要無形文化財保持者に認定。国内外で高く評価される日本を代表する染織家の一人。北村作品の魅力は、既成の価値観に甘んずることなく、織の根源を探求しづけたことから生まれた 。同展では、22点の作品を通して、さらなる展開への想いが止むことのなかった作家の意欲と造形思考を紹介する


石川県立美術館

☎/076(231)7580
金沢市出羽町2の1
9時30分~18時(入館30分前)
会期中無休

歴代藩主の甲冑・陣羽織と加賀象嵌鐙Ⅱ

▼6月25日~8月1日


石川県立歴史博物館

☎/076(262)3236
金沢市出羽町3の1
9時~17時(入館30分前)
会期中無休

工芸教育の精華―納富介次郎とデザインの思想―

▼7月23日~8月28日
→工芸作家の成長には、師である教育者の存在が重要な意味をもつ。同展では、近現代石川における工芸教育者の代表作や教育資料類を一堂に展示することにより、工芸王国を創り上げた、革新的な教育内容を紹介


ふくい工芸舎

☎/0776(30)0054
福井市中央1の9の29エコプラザ2F
10時~19時
火曜休み

石川雅夫 藍染展~涼風を染めて~

▼7月8日~31日
→永平寺に工房を構える草木染め作家の藍染展。藍染の暖簾、洋服、ストール、日傘、帽子およびハンカチなどを展示


岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかや

☎/0266(23)3489
長野県岡谷市郷田1の4の8
9時~17時(最終日~16時)
水曜(祝日の場合翌休)、12月29日~1月3日休み

桑・クワ・くわ―その歴史とめぐみ―

▼5月19日~9月11日
→蚕のえさである桑は、古来から、薬草などにも利用され、葉のみならず、枝条、根茎までもがその対象だった。現在に至るまで、その植生や種類など、さまざまな研究がなされている。書籍・資料など、今回初公開の収蔵品も含め、知られざる桑の魅力に迫る


須坂クラシック美術館

☎/026(246)6474
長野県須坂市大字須坂371の6
9時~17時(入館30分前)
木曜休み

藍―浜染工房展―

▼6月3日~7月31日
→松本で藍の型染め工房として100年以上活躍している「浜染工房」の、型作りから完成まで脈々と受け継がれていく伝統の技術を紹介する。「本藍染め」の作品をはじめ、身近にあるのに意外と知らない藍染めの技術、貴重な「長板中形染」や「松煙染め」などの作品を展示


美濃加茂市民ミュージアム

☎/0574(28)1110
岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299の1
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

蚕とまゆ展

▼4月23日~8月28日
→かつてこの地域では、養蚕がとても盛んだった。同展では、民具展示館と市内にあった民家を復元したまゆの家(生活体験館)を会場に、当時の養蚕の様子を再現しながら、道具の使われ方やカイコの生育、養蚕を営んだ人々の生活を紹介。まゆの家では、ボランティアによる目棚を作り、「座敷飼い」とよばれた飼育の様子を再現する


静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)8月12日休み

芹沢銈介の文字

▼7月5日~9月23日
→芹沢銈介の仕事の中でも人気のある、文字表現に焦点を当てた展覧会。若き日から書を得意とした芹沢は、早くから作品に文字をとり入れ、のれん、帯地、着物、屏風、染絵額、型染うちわ、包装紙、ブックデザインなどを手がけ、また書作品も多数残している。同展では、芹沢の多彩な仕事のジャンルから文字作品100点をとり上げて紹介する。後半の展示室3室には、芹沢が集めた世界の収集品の中から「朝鮮民画」を特集展示する


ギャラリープラザ

☎/055(972)2121
静岡県三島市本町14の31みしまプラザホテル1F
10時~18時(最終日~17時)
会期中無休

阿波藍染展

▼7月7日~12日(10時~17時/最終日~15時)
→日本の伝統技法の有松鳴海絞りを現在に活かした作品と色鮮やかな草木染めの作品。絞り浴衣、作務衣、のれん、タペストリー、洋服、ストール、日傘、小物など250点を展示

村松明美・大人のブラウス50

▼7月14日~19日

―自然のいのちを染める―「染色アクセサリー展」

▼7月28日~8月2日


名古屋市蓬左文庫

☎/052(935)2173
名古屋市東区徳川町1001
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

大名の冠・婚・葬・祭

▼5月28日~7月18日
→誕生や成長、成人、結婚、長寿を祝う行事や葬儀など、大名家の人々が人生の節目におこなった冠婚葬祭について、尾張徳川家の伝来品を中心に紹介する。「花色地蔓葵紋付子持筋熨斗目」などの染織品も展示

祭りの世界―仮装と風流(ふりゅう)―

▼7月24日~9月11日
→祭りは宗教的行事でもあり、人々が心躍 らせる娯楽でもあった。江戸時代の祭礼図を中心に、見た目にも美しく楽しげな仮装や出し物に着目し、その豊潤な世界を紹介する


名古屋市博物館

☎/052(853)2655
名古屋市瑞穂区瑞穂通1の27の1
9時30分~17時(入館30分前)
会期中無休

伊勢型紙彫型画名古屋教室展

▼7月27日~31日


豊田市美術館

☎/0565(34)6610
愛知県豊田市小坂本町8の5
10時~17時30分(最終日~16時)
月曜休み(7月18日、8月15日開館)

交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー

▼6月7日~9月4日
→1910年代から30年代は、西欧を中心に日本を含む各地で、様々な「モダン」の形が現われた時代。機能主義に基づく「モダニズム」は、いまだに当時の中心的な動向とみなされているが、一方で、大衆消費社会が進展したこの時代は、常に新しくあるために装飾することに価値が置かれた、儚き「モダニティ」の時代でもあった。当時の作家たちは、時間差なく情報を共有し、国やジャンルを越えて同期し合い、その範囲は、絵画、彫刻から、家具、食器、洋服、さらにそれらを収める建築や都市まで、いわば、私たちの生活空間、身体活動全般におよんでいる。ウィーン工房は、フランスのファッションデザイナー、ポール・ポワレと刺激し合い、一方で、建築家で室内装飾家のロベール・マレ=ステヴァンなど同国のモダニストにも影響を与えた。同時主義絵画で知られるソニア・ドローネーはファッションの仕事に専心し、建築、家具デザインを手がけたルネ・エルブストらモダニストは都市を彩るショーウィンドウデザインに大きな関心を払った。そして、ドイツのバウハウスでは女性作家が織物に新たな光を当て、また同校を離れた作家たちが、ブルク・ギービッヒェンシュタイン美術工芸学校を舞台に応用芸術教育に取り組むことになる。急速に変化する社会のなかで、作家たちがときに交わり、ポリフォニーのように共鳴しながら探求したいくつもの「モダン」の形を紹介する



清滝ギャラリーテラ

☎/090(5655)4568
京都市右京区嵯峨清滝町11の2
11時~17時
会期中無休

デボラと寛太郎の七夕展―創作和紙と手描き友禅―

▼7月2日~10日
→和紙作家デボラ・スタウトの庭の楮から手漉きした和紙を素材に創作した平面、空間作品と、デボラのパートナーで3年前に逝去した友禅作家・前田寛太郎の遺作を展示する


西陣織会館史料室

☎/075(432)6130
京都市上京区堀川通今出川下ル
10時~17時
会期中無休

所蔵の逸品―時代を刻んだ織物―

▼4月5日~8月28日
→長い歴史を紡いできた西陣織は、本年、西陣と呼ばれて555年となる。日本を代表する伝統産業である西陣織がこのような節目を迎えることができたのは、西陣織に携わってこられた多くの方々の努力と偉業があったことを示すもの。ここに至るまでには、華やかな繁栄期だけでなく、厳しい局面に向き合った時代もあり、様々な悠久の時を経てきた。今回、西陣呼称555年を記念して、所蔵の逸品を展示する


京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(初日12時~、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

綺羅(きら)めく京の明治美術―世界が驚いた帝室技芸員の神業

▼7月23日~9月19日
→帝室技芸員とは、1890(明治23)年に発足した制度で、皇室によって優れた美術工芸家を顕彰、保護するもの。美術界のトップランナーというべき、一握りの美術家が選ばれた。制度発足の背景には、美術の奨励に加え、明治維新によって幕府や諸藩の庇護を失い、窮地に立たされた画家や工芸家を救い、優れた技術を保存する目的があった。帝室技芸員は当代における美術の、最高の栄誉と権威を示す制度となり、1944(昭和19)年まで続くなかで、京都にゆかりのある美術家も多く選出されている。本展では、制度が発足した明治期を中心に、京都にゆかりのある19人の帝室技芸員を紹介する。染織では、五世伊達弥助、二代川島甚兵衛が含まれる。最高峰とたたえられた名作を通して、明治期京都の技と美を堪能させる

第44回日本新工芸展

▼6月28日~7月3日
→1979年から続く工芸美術の総合展

第74回三軌会京都展

▼7月5日~10日
→絵画、工芸、写真

第91回第一美術京都展

▼7月5日~10日
→洋画、日本画、工芸

第70回記念光陽展京都準本展

▼7月19日~24日
→油彩、水彩画、版画、漆画、染色

LINK展19

▼7月26日~31日
→多様な美術表現

国展工芸京都展

▼7月26日~31日<別館>
→織物、染物、陶芸、木工


細見美術館

☎/075(752)5555
京都市左京区岡崎最勝寺町6の3
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

美しき色、いにしへの裂 ―〈ぎをん齋藤〉と〈染司よしおか〉の挑戦―

▼7月2日~8月28日
→京都の呉服専門店「ぎをん齋藤」七代目当主 齋藤貞一郎(1948-2021)と、植物染の「染司 よしおか」五代目当主 吉岡幸雄(1946-2019)。江戸時代より代々続く染織の家に生まれた二人は、家業を継ぎながらも伝統の枠にとらわれることなく、それぞれのスタイルで美を追求してきた。同館ではこれまでにも両者のコレクションや偉業を展観してきたが、同展では熟練の職人と共に試行錯誤を繰り返して創りあげた、いにしえの色の再現、憧れの技を昇華させた新たな表現と、その過程に焦点を当てていく。美しい色彩や素材へのこだわり、技の継承や職人の育成―さまざまな想いをたどりながら、染織に挑み、染織に魅せられた二人の姿を紹介する


法然院講堂

☎/075(771)2420
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30
11時~17時(最終日~16時)
会期中無休

陶と布 立石善規・立石啓子二人展

▼7月12日~17日
→ペルシャ釉や自然灰による陶器、草木染の布・石を使ったオブジェを展示


アートスペース柚

☎/090(6916)5353(豊田)
京都市左京区北門前町478の5
12時~18時(最終日~17時)
水曜休み

てしごと展―瓜生山の天女たち3rd―

▼6月26日~7月3日
→瓜生山学園京都芸術大学通信教育部染織コース卒業生7名の作品展。卒業後、それぞれが進めてきた「てしごと」を発表する


ギャラリー翔

☎/075(724)8154
京都市左京区北山通下鴨中通東入ル北側
11時~18時(最終日~17時)
月曜休み

夏に煌めく創作展

▼7月12日~24日
→染色、絵画、陶器、工芸盆栽、ガラス、木工など作品展示


川島織物文化館

☎/075(741)4323 京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約。土・日曜、祝日休み

昭和のはじめを駆け抜けた とっておきの一着 一枚の着物・一筋の帯

▼3月1日~23年1月31日
→きもの研究家の草柳アキより寄贈された240点余りの和装品の中核は、昭和初期から中期の晴れ着で、色柄は時代性を色濃く反映しており、和服史上においても伝え残すべき大変貴重なものばかり。一枚のきもの、一筋の帯が醸し出す「昭和」を、選りすぐりの逸品で紹介する


ギャラリー恵風

☎/075(771)1011
京都市左京区丸太町通東大路東入南側
12時~19時(最終日~18時)
月曜休み

宮田彩加展―発掘と装飾―

▼7月14日~24日br/> →デジタル刺繍を用いたテキスタイル作品


ギャラリーギャラリー

☎/075(341)1501
京都市下京区河原町通四条下ル東側寿ビル5F
12時~19時(最終日~17時)
木曜休み

野田凉美展

▼6月25日~7月10日
→ファイバーアート作品

チャリティ展

▼7月16日~31日


京都産業大学ギャラリー

☎/075(277)0254 京都市下京区中堂寺命婦町1の10京都産業大学むすびわざ館2F
10時~16時30分(水曜13時~16時30分、30分前入館)
日曜・祝日休み(6月19日、7月3日開館)

女子宮廷装束の華

▼5月18日~7月9日
→宮廷文化は1200年前から京の宮廷を中心に形成され、時代とともに多彩な展開を遂げてきた。同展では京都宮廷文化研究所所蔵資料のうち十二単などの宮廷装束を中心に展示を行い、様々な装束を通して、京で花開いた文化を紹介する


京都絞り工芸館

☎/075(221)4252
京都市中京区油小路通御池下ル
9時~17時
不定休

絞り染めで魅せる世界の名画展

▼5月10日~8月31日
→ダ・ヴィンチに始めり、ゴッホ、ミレー、マネなど、また日本からは北斎、広重と、名だたる世界の巨匠の名画を絞りで再現する


堺町画廊

☎/075(213)3636
京都市中京区堺町通御池下ル
11時~18時(最終日~18時)
会期中無休

ウチナー手しごと展展―琉球の器・食・布―

▼6月28日~7月3日
→北部:田場陶器(やちむん)、やちむん與那城(やちむん)/中部:芭蕉布こもれび工房(芭蕉布)、高江洲製塩所(塩マース)、染千花(紅型)、七月金魚(紅型)、あごうりば食堂(沖縄菓子)、カフェユニゾン(雑貨,本)、アガリメ―ジョー(麦茶,麦コーヒー)、海と風(海ブドウ)、デリシャス農園(バナナ)/南部:琉球漆器、琉球ガラス、大城農場(マンゴー)など琉球の品々が勢揃い

三様展

▼7月6日~10日 12時~19時
→細見美音子(染織)、ミシマアユミ(風刺画)、平岡朋子(漆・木彫)


ギャラリーヒルゲート

☎/075(252)1161
京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
12時~19時(最終日~17時)
月曜休み

第29回心に響く小品展

▼6月28日~7月10日
→重鎮から20代の新鋭まで現役作家の小品を展示する恒例の展覧会で多様な分野の美術工芸作家152人が出品する。染織では、井隼慶人、荻野美穂子、日下部雅生、澁谷和子、髙谷光雄、田島征彦、内藤英治、長尾紀壽、樋上千哲、三浦以左子、森絵実子、山下茜里などが作品を展示する


染・清流館

☎/075(255)5301
京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

型染!! 祇園祭を染める 田島征彦と内藤英治展

▼7月1日~24日
→2009年から祇園祭の行われる7月に、多様な作家が祇園祭をテーマにした染色作品を制作して開催されてきた祇園祭展。2013年まで同展を牽引した田島征彦、2014年の「祇園祭展 田島征彦の世界」を挟んで、2015年から同展の監修者として中心的な役割を果たした内藤英治。型染作家である2人が祇園祭を染める作品を一堂に出品して、同展の終焉を飾る


ふるさとミュージアム山城(京都府立山城郷土資料館)

☎/0774(86)5199
京都府木津川市山城町上狛千両岩
9時~16時30分
月曜休み

開館40周年記念企画展 やましろ新文化財展

▼4月29日~7月3日
→同館は、開館以来、多くの考古・歴史・民俗各分野の文化財を受け入れ、その保存と展示公開につとめてきた。近年では、同館所蔵の数々の古墳出土品や絵巻物などの貴重な文化財が新たに京都府の指定・登録・暫定登録文化財に指定されたほか、同館友の会のサークル「相楽木綿(さがなかもめん)の会」の伝承活動により相楽木綿が京都府無形民俗文化財に指定された。同展では、同館所蔵の指定・登録文化財をはじめ、相楽木綿の会会員による作品を一堂に展示し、当館の文化財保護の歩みを振り返るとともに、南山城地域が多彩な文化財の存在する地域であることを紹介する


福知山市丹波生活衣館

☎/0773(23)6070
京都府福知山市内記10
9時~17時(入館30分前)
火曜休み

開館20周年展・丹波木綿

▼4月20日~7月18日
→丹波生活衣館は、染織作家河口三千子(福知山市筈巻)が昭和38年頃から織りの参考資料として収集した、地場産の丹波木綿などの染織品約3600点を基に平成14年(2002年)3月に開館しました。開館20周年にあたり、明治期から昭和期にかけて丹波地方の家庭で、綿を栽培し糸を紡いで染めて織った自家用の手織木綿(福知山市民俗文化財重要資料)約100点を展示する


市民交流プラザふくちやま

☎/0773(22)9551
京都府福知山市駅前町400
10時~18時(初日12時30分~、最終日~15時)
会期中無休

由良川藍染・塩見敏治遺作展―塩見勝美と二人で歩んだ25年―

▼7月1日~4日<3Fギャラリー>
→600年の歴史をもつ由良川藍を復活させてから今年で40年。藍染に成功し「福知山藍同好会」が発足して27年になる。代表の塩見敏治氏が逝去して満1年。初期の作品から福知山市展の入選・入賞作品、伝統の古布柄の復元型紙と型染作品、藍に関する研究論文など、さらに共に歩んできた塩見勝美の作品も展示する



鳥羽市立海の博物館

☎/0599(32)6006
三重県鳥羽市浦村町大吉1731の68
9時~17時(入館30分前)
6月26日~30日休み

大漁旗~漁村のにぎわいと海民の絆

▼4月23日~7月10日
→大漁旗は、豊漁を得たことを帰港の際に示したり、正月などめでたい時季に海上安全や豊漁を願うため船に掲げられる。その起源は明確ではないが、少なくとも捕鯨では江戸時代に、得漁の印として旗を立てていたようだ。現在では、単に船を豪華に彩るための飾りのような印象を持たれがちだが、本来は陸で待つ家族や仲間に大漁や無事をはやく知らせたいという漁民の想い、一年を安全に、おおいにお金も稼げるようにという願い、船の新造時などに親しい相手、大事な相手へ贈って新たな門出を祝う心が詰まった、人と人との絆を強固にする大事なもの。同展は大漁旗の製造方法や歴史、様々な役割を紹介しつつ、荒波に挑む漁師の勇壮な姿や、海を超えてつながれてきた海民の絆、また生地やデザインを利用した、新たな大漁旗の利用方法、可能性についても紹介する


マコンデ美術館

☎/0596(42)1192
三重県伊勢市二見町松下1799
9時~17時
火曜休み

マコンデ族の絵画展(バチック)

▼3月16日~7月18日
→マコンデ族は、東アフリカのタンザニア、モザンビーク両国国境に広がる5,000平方キロメートルの広大な高原地帯、マコンデ高原(海抜500m~800m)に住むバンドゥ族の一員。マコンデ族の発祥の地はナイジェリアまたはカメルーン地方とされ、彼らは、コンゴやザンビアを得てマコンデ高原に定住した農耕民族。その大自然の高原で暮らしてきたマコンデ族の生活風景を描いたローケツ染め(バチック)作品を展示


阪急百貨店うめだ本店

☎/06(6361)1381
大阪市北区角田町8の7
10時~20時(最終日~18時)
会期中無休

島々の染と織~インドネシアの染織~

▼6月29日~7月4日<9Fアートステージ>br/> →インドネシアを代表する染と織を一堂に集め展示。日本の作家や工房のコラボレーションによるきもの、帯、小物なども登場<


YOD Gallery

☎/06(6364)0775
大阪市北区西天満4の9の15
13時~19時
日曜、7月9日休み

むらたちひろ―borders/boundaries―

▼7月2日~23日
→「染まる/染める」という現象と行為に伴う時間の流れや色相の揺らぎに着目し、作品を制作してきた染色作家による作品展。境界線を引くことによってではなく、染色によって描かれる“曖昧な境界”によって、日々の生活の中で看過されがちな領域や、明確に線引きすることで失われてしまうものを見つめ直す契機とする


大阪日本民芸館

☎/06(6877)1971
大阪府吹田市千里万博公園10の5
10時~17時(入館30分前)
水曜(祝日は開館)、5月6日休み

大阪日本民芸館50周年記念 今のかたち―西日本の民藝―

▼3月5日~7月18日
→1972年に「民藝運動の西の拠点」として開館した大阪日本民芸館は、今年で50年の節目を迎える。同展ではこれを記念して、関西から沖縄までの西日本で活躍する現役の作り手、約100名の作品を一堂に展示する。柳宗悦らが創始した民藝運動は、彼らが見出した美の紹介を主軸に、手仕事の復権や各地の民芸館を拠点とした普及活動など多彩な広がりをみせた。その活動の一つとして早くから目指されていたのが、時代に即した新作を生み出しそれらを生活に結ぶことであった。こうした民藝運動には草創期から多くの作り手が参加し、担い手として活躍する一方で、彼らもまたその美意識を自らの制作に生かしてきた。そして現在でも、様々な立場、世代、あるいは地域性や制作の分野といった異なる状況の中で、それぞれに民藝と向き合いながら優れた品物を生み出している。民藝という言葉のもとに集った現代の作り手達による「今のかたち」、その多様性や魅力を150点以上の作品を通して紹介


Gallery TOBA

☎/0721(80)2434
富田林市寺池台1の12の30
11時~17時
木・金・土曜のみ開廊

鳥羽美花展 雨季の余白~拡散する蒼~

▼6月18日~7月30日
→応急の堀に湛えられた静かな水面、雨が上がる一瞬の立ち上る蒸気、風景がかき消されるほどのスコールなど、水をテーマにした型染による大画面の染色作品を展示


八尾市立歴史民俗資料館

☎/072(941)3601
大阪府八尾市千塚3の180の1
9時~17時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)

着物―辻合コレクションより―

▼7月29日~10月3日
→河内木綿の文様研究家であった辻合喜代太郎氏のコレクションの中から、女性の着物を中心に紹介する


三木市立堀光美術館

☎/0794(82)9945
兵庫県三木市上の丸町4の5(三木城址南)
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

手仕事・共生「ゆがふ舎」展~平井真人と「ゆがふ舎」に集う人びと作品~

▼6月18日~7月18日
→沖縄で活動する神戸市淡河出身の作家、平井真人。1978年那覇に移住、沖縄の伝統的染色方法である紅型と出会い独自の型染作品を発表している。沖縄紅型を含む型染め作品とその生家「ゆがふ舎」(神戸市登録有形文化財)の古民家復元に集う人々の写真、絵画、陶、染・織、民具造形などの作品及び復元記録を展示する。2014年より沖縄口(うちなーぐち)で「平和で豊かな世」を意味する「世果報(ゆがふ)」の精神で一つにまとまり活動を行っている「ゆがふ舎」に集う仲間35人の作品も展示する


奈良国立博物館

☎/0742(22)7771
奈良市登大路町50
9時~18時(金・土・日曜・祝日~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

貞享本當麻曼荼羅修理完成記念特別展 中将姫と當麻曼荼羅―祈りが紡ぐ物語―

▼7月16日~8月28日
→奈良・當麻寺の本尊である綴織當麻曼荼羅(国宝、當麻寺蔵)は1250年前に現れた奇跡の曼荼羅として尊ばれてきた。そして、その成立に極楽往生を望んだ奈良時代の貴族の娘である中将姫が関わったことは、鎌倉時代から現代にいたるまで、広く知られている。この奈良時代の綴織當麻曼荼羅を、江戸時代に写したものが貞享本當麻曼荼羅で、貞享3年(1686)に完成した。同展は、この貞享本當麻曼荼羅の本格修理が、完成記念の特別展。修理後のその美しい姿を見せ、修理過程で確認された新資料を紹介しながら、貞享本製作プロジェクトの全貌を示すとともに、貞享本の製作を當麻曼荼羅信仰史のひとつの画期と捉え、周辺の當麻曼荼羅信仰や、連動する中将姫信仰の動向について紹介する。日本一の霊像として信仰され続けてきた當麻曼荼羅と、女人往生の主人公として長く人々に愛されてきた中将姫が人々に尊ばれ、そして人々を救ってきた歴史を展観する


田辺市立美術館

☎/0739(24)3770
和歌山県田辺市たきない町24の43
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(9月17日は開館)

館蔵品展 織の表現

▼7月16日~9月4日
→同館及び熊野古道なかへち美術館(同館分館)では、近年、日本の高度で独創的な織による造形表現を紹介する展覧会シリーズ「現代の織」を毎年開催している。1960年代の後半から、「ソフトスカルプチュア」や「ファイバーワーク」といった言葉を生んで世界的な潮流となった、絵画的な表現を超えて、立体的な織りの造形表現を追求する運動に参画した日本の作家の制作を主に取り上げている。今回の展覧会では、近年収集した、織による造形作品のコレクションを一堂に展観して、その魅力を伝える


熊野古道なかへち美術館

☎/0739(65)0390
和歌山県 田辺市中辺路町近露891
10時〜17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)

現代の織VI 熊井恭子展

▼7月16日~11月6日 →細い金属線材を織り技法で布にして50年になる。平面から立体まで約15点を展示する。1987年ローザンヌ国際タペストリービエンナーレ入選作品「風の道」も20年振りに展示する。手織り機で織った金属布、針による立体織で作成したボール、発色チタン織、ミニアチュールオブジェクト、PCジャカード織やインクジェットプリントによるタペストリーなど多様な作品展示となる。同時期に田辺市立美術館本館に8m×5mの「エア」を展示する。(9月4日まで)



茶房&ギャラリー遠音

☎/086(223)0759
岡山市南区泉田1の11の10
11時~17時30分(最終日~16時)
会期中無休

赤穂ギャベ作品展

▼4月28日~6月26日
→島根県の民藝運動は、全国で早く始まる。民藝推進者の太田直行の招きにより、昭和6(1931)年、柳らが行った「島根工藝診察」が一つのきっかけといわれる。翌年には島根民藝協会が発足し、民藝運動が活発に行われてきた。島根民藝協会が90周年を迎える令和4(2022)年に、松江・出雲の地ではぐくまれてきた民藝について世代を超えて受け入れられる魅力に触れる


くらやアートホール

☎/0868(22)3181
岡山県津山市沼77の7旬菓匠くらや2F
10時~17時
会期中無休

花友禅

▼7月16日~18日
→手描き友禅の作品などを展示する赤松こずえによる個展


猪風来美術館

☎/0867(75)2444
岡山県新見市法曽609
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

むらかみよしこタペストリー展「いのちを抱く~地より来て地に還るもの~」

▼7月1日~9月30日
→縄文造形家・村上原野が遺した、エゾシカをモチーフに、生死再生をテーマに創作した渾身の力作『地より来て地に還るもの』。夜ごと織機の前に座り、彼の名前を何度も呼び、その縄文の渦をなぞり、大地に還っていく生命を抱きたいと願った日々を、羊毛の草木染・手紡ぎ・綴織によって織りあげたタペストリーを展示


広島県立美術館

☎/082(221)6246
広島市中区上幟町2の22
9時~17時(金曜~19時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第108回光風会展広島展

▼7月5日~10日<県民ギャラリー>
→絵画、工芸


徳島県立博物館

☎/088(668)3636
徳島市八万町向寺山文化の森総合公園
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

太布(たふ)―樹皮から布をつくる手仕事―

▼3月15日~7月18日
→太布(たふ)とは,コウゾ、カジノキなどの樹皮を材料として糸を績み、織って作った布のことをいう。かつて、普段着、労働着などに使われた太布の製造技術が、現在「阿波の太布製造技術」として重要無形民俗文化財に指定され、阿波太布製造技法保存伝承会に受け継がれている。同展では、かつて製作された太布や太布の製造用具、製造技術を中心に紹介する


愛媛大学ミュージアム

☎/089(927)8293
松山市文京町3
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み

糸・紙・織の造形 千代田憲子展~テキスタイル造形と空間~

▼5月30日~7月30日
→教育学部美術教育講座教授の千代田憲子による作品展。同展は、素材と色彩や織からテキスタイルによる空間の造形を歩みはじめ、インスタレーションや室礼を経て、祈りや安息そして鎮魂へと辿るもの


福岡市美術館

☎/092(714)6051
福岡市中央区大濠公園1の6
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

シボリコミュニティ福岡第20回作品展

▼6月28日~7月3日
→藍染め絞りのタペストリー、ミニアチュールを約25点展示

80才のどっこいしょ! フェルト…造形する布展

▼7月5日~10日
→フェルトの布約20点を展示

第60回記念日本現代工芸美術展福岡展

▼7月20日~24日
→1961年に創設された現代工芸美術家協会の公募展。「工芸の本義は作家の美的イリュウジョンを基幹として所謂工芸素材を駆使し、その造型効果に依る独特の美の表現をなすもので、その制作形式の立体的たると平面的たるとをとわず工芸美を追求することにある」とする「主張」を掲げる。役員、会員、一般入選者による、陶磁・染織・漆芸・人形・ガラス・七宝などの作品を展示


九州国立博物館

☎/092(918)2807
福岡県太宰府市石坂4の7の2
9時30分~17時(金・土曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

沖縄復帰50周年記念特別展 琉球

▼7月16日~9月4日
→かつて琉球王国として独自の歴史と文化を有した沖縄は、明治以降の近代化や先の戦争という困難を乗り越え、現在もその歴史、文化を未来につなぐ努力を続けている。同展は、王国時代の歴史資料・工芸作品、国王尚家に伝わる宝物に加え、考古遺物や民族作品などのさまざまな文化財が一堂に会する。また、沖縄県では、平成27年度より琉球王国文化遺産集積・再興事業として、失われた文化遺産の復元に取り組んできた。この事業によって制作された復元作品も多数展示する。琉球・沖縄の歴史や文化を総合的に紹介する。東京国立博物館は、明治期の沖縄県からの購入品に、その後の寄贈品を加えた日本有数のコレクションを収蔵している。力強く輝き続ける琉球の歴史と文化を過去最大規模で展観する


熊本市現代美術館

☎/096(278)7500
熊本市上通町2の3びぷれす熊日会館3F
10時~20時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)

不思議の森に棲む服 ひびのこづえ×KUMAMOTO

▼7月2日~9月19日
→ひびのこづえの作品(コスチューム/衣装)は、カエルやカブトムシ、海の生き物、マンモス、骨など、地球に存在するありとあらゆる生き物、現象、人工物がそのアイデアのヒント。同展では、深い森の中で、多様な生き物たちがざわめく不思議な世界を表現するような、唯一無二のクローゼットを熊本に出現させる。そして、ひびのが望む作品の理想的な状態とは、それらを人が着脱ぎし、動き、形態が変化し続けること。最先端のARによる動画や映像、パフォーマンス公演、試着体験を通じて紹介し、美術、音楽、ダンスの領域を超え、ジャンルをミックスして生まれる不思議な美の世界を展観する


熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

古布のおまつり なかま展

▼6月28日~7月3日

綾町(宮崎県)家具・染物と日南竹灯籠展

▼7月5日~10日

古布と着物の染織展

▼7月5日~10日

涼の工芸展

▼7月12日~18日
→熊本県伝統工芸館友の会の作品展

南風―創作手描き染めの洋服展―

▼7月12日~18日

白いシャツに合うコスチュームジュエリー展

▼7月20日~24日


沖縄県立博物館・美術館

☎/098(941)8200
那覇市おもろまち3の1の1
9時~18時(金・土曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)6月29日~7月7日までメンテナンス休館

常設展示 継承される美―琉球から沖縄へ受け継がれる思い―

▼5月23日~8月31日
→琉球王国は1879年に沖縄県となり、それと同時にだんだんと近代化を遂げていく。1945年には沖縄戦の激しい地上戦により多くの人やモノが失われ、その後は1972年まで「アメリカ世」と通称される米軍統治下の時代があった。時代の変化や戦争を経て琉球王国時代に培った文化は、その多くが形を変え、あるいは姿を失ったが、多くの人の思いにより今も確かに受け継がれているものもある。同展示では、琉球王国時代から継承される美に焦点を当て展示を行う。染織では、与那嶺貞「読谷山花織着物」、平良敏子「芭蕉総絣着物」、宮平初子「絹黄茶地絣着物」、宮平初子「首里花倉織煮綛単帯」、城間栄喜「黄色地桃牡丹模様紅型着物」、知念績弘「白地団扇檜扇葉文紗綾紅型踊衣裳」、玉那覇有公「芭蕉蔓草文様両面紅型衣裳」を展示


那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

空色地の紅型衣裳/神山家伝来資料

▼7月1日~27日
→紅型衣裳は、国宝・琉球国王尚家関係資料から、「空色地菊松海辺霞文様紅型苧麻衣裳」「空色地葦雁文様紅型木綿衣裳」を展示