6月の展覧会情報
◀5月7月▶
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札幌市資料館ミニギャラリー

☎/011(251)0731
札幌市中央区大通西13
9時~19時(最終日~17時)
会期中無休

麻生クミ バティック展Vol.9

▼6月14日~19日

M'SAPPORO ボビンレース作品展

▼6月21日~26日


ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時~18時(最終日~17時)
会期中無休

夏の服 志保子のお気に入り

▼6月7日~12日

着物と布を楽しむ会

▼6月16日~18日

裂織展

▼6月21日~26日


市立小樽美術館

☎/0134(34)0035
小樽市色内1の9の5
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み

小樽の能楽―旧岡崎家能舞台と能面・装束の世界―

▼5月14日~7月10日
→能楽で着用される装束は、代々能楽を庇護した大名家が作り下賜したものを源流とする。能が極めて盛んな佐渡出身の岡崎家は、明治時代に小樽に移住し、全く伝統のない北海道に能を根付かせようとした。岡崎謙が自ら創意工夫し、作り上げ着用した装束、また42 歳から面を打ち始め、平成15年に小樽に移住し、現在まで100点に及ぶ能面を打つ東京都出身の外沢照章の能面などを展示する



仙北市立角館樺細工伝承館

☎/0187(54)1700
秋田県仙北市角館町表町下丁10の1
9時~17時(入館30分前)
会期中無休

打掛展

▼4月9日~6月19日
→華やいだ春の婚礼シーズンに向けて、角館の旧家に伝わる、江戸時代後期から大正時代にわたる花嫁衣装と、櫛・笄などの髪飾り、手鏡といった女性の身の回り品や、塗り物などの各種調度品を展示


米沢市上杉博物館

☎/0238(26)8001
山形県米沢市丸の内1の2の1
9時~17時(入館30分前)
7月21日休み

アーツ・アンド・クラフツとデザイン  ―ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで―

▼6月25日~7月31日
→ウィリアム・モリスは、産業革命により衰退した職人の手仕事と、ものづくりが生活と豊かに結び付いていた中世社会を理想とし、自然の草木をモチーフとしたデザインや詩作、環境や古建築の保護まで多彩な活動を行った。モリスが先導し、その思想に共鳴するデザイナー、画家、建築家、陶芸家、職人たちが19世紀後半のイギリスで生み出したひとつの潮流は「アーツ・アンド・クラフツ運動」と呼ばれる。彼らが目指した手仕事の復興や、機能と美を兼ね備えた上質な美術工芸品とともに暮らす生活の芸術化の取り組みは世界各国に広まり、今日でも大きな影響を及ぼしている。同展では、ウィリアム・モリスをはじめとするイギリスの作家を中心に、イギリスからアメリカへと渡り、独自の派生を遂げたアーツ・アンド・クラフツ運動を象徴するフランク・ロイド・ライトの作品までを展示しその多様性を展観する。壁紙、テキスタイル、家具、金工、宝飾品、ステンドグラスなどの暮らしを彩る多彩な作品を紹介する


福島県立博物館

☎/0242(28)6000
福島県会津若松市城東町1の25
9時30分~17時
月曜(祝日の場合翌休)、祝日の翌日休み

ポイント展 桧枝岐の歌舞伎衣装

▼4月15日~8月14日



渋谷区立松濤美術館

☎/03(3465)9421
渋谷区松濤2の14の14
10時~18時(金曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

津田青楓 図案と、時代と、

▼6月18日~8月14日
→工芸品の下絵として捉えられがちな「図案」。しかし明治から大正時代は「図案」は必ずしも何かに応用されるために描かれるのではなく、また「絵画」とも異なるものとして存在するようになった時代であった。同展は、明治30年代に京都で多くの図案集を出版した津田青楓(1880-1978)を軸に、図案集と図案に関する作品を展観する。明治37(1904)年、青楓は図案の研究会を結成し、日本画の師である谷口香嶠や、当時、京都に新たな美術やデザインをもたらした洋画家の浅井忠を顧問に迎えて雑誌の刊行も行っていた。それまでの形にとらわれず、自己の表現としても制作されるようになった図案。津田青楓の作品を通し、職人の仕事から美術家の作品へと昇華された「図案」の世界を紹介する


文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み

型染~日本の美

▼6月15日~8月4日
→紙や木の型を使って布に文様を表す型染は、日本の豊かな染織文化の中で古くから行われてきた。型による文様には整然とした模様配置や反復の諧調など、特有の表現や美しさを見出すことができる。ものの形を巧みにとらえて単純化、デフォルメした図案は、型の使用という制約があるからこそで、かえってそのものの本質を印象深く表すことができ、日本人の文様に対する独特の美意識も感じられる。同展では、小紋、板締、型友禅など、藍一色の精緻なものから多色を用いた華やかなものまで、さまざまな型染の服飾を紹介する


昭和女子大学光葉博物館

☎/03(3411)5099
東京都世田谷区太子堂1の7
10時~17時
日曜・祝日休み

自然・くらし・心 沖縄の民具と工芸~川平朝清コレクションを中心に~

▼4月2日~6月26日
→同学名誉教授の川平朝清から寄贈された、クバ製の笠やアダン製のムシロなど、沖縄ならではの自然素材による民具をはじめとする展示をつうじて、氏の民具・工芸品の収集にまつわるエピソードやふるさとへの想いを伝える。また、琉球紅型、琉球漆器、壺屋焼など、自然と文化に育まれた伝統工芸をさまざまな側面から紹介。くわえて日々の生活に彩りを添える伝統行事や芸能を主題とする郷土玩具も展示。沖縄のくらしについて、多彩な視点から思いをはせる機会となる


東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

沖縄復帰50年記念特別展「琉球」

▼5月3日~6月26日
→2022年、沖縄県は復帰50年を迎える。かつて琉球王国として独自の歴史と文化を有した沖縄は、明治以降の近代化や先の戦争という困難を乗り越え、現在もその歴史、文化を未来につなぐ努力を続けている。同展は、王国時代の歴史資料・工芸作品、国王尚家に伝わる宝物に加え、考古遺物や民族作品などのさまざまな文化財が一堂に会する。また、沖縄県では、平成27年度より琉球王国文化遺産集積・再興事業として、失われた文化遺産の復元に取り組んできた。この事業によって制作された復元作品も多数展示する。琉球・沖縄の歴史や文化を総合的に紹介する。東京国立博物館は、明治期の沖縄県からの購入品に、その後の寄贈品を加えた日本有数のコレクションを収蔵している。力強く輝き続ける琉球の歴史と文化を過去最大規模で展観する


東京都美術館

☎/03(3823)6921
台東区上野公園8の36
9時30分~17時30分(入館30分前)
会期中無休

第55回公募創作手工芸展

▼5月29日~6月4日

第45回記念日本染織作家展

▼5月29日~6月4日

第56回手工芸作品展

▼5月30日~6月4日

第31回一般社団法人工芸美術日工会展

▼6月15日~21日


巷房

☎/03(3567)8727
中央区銀座1の9の8奥野ビル
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休

光主あゆみ展

▼6月20日~25日
→一本の糸から連なる可能性を追求し続けている繊維造形作家の作品展示


Ecru+HM(エクリュ+エイチエム)

☎/03(3561)8121
中央区銀座1の9の8奥野ビル4F
12時30分~19時(最終日~17時)
水曜休み

harunachico展

▼5月28日~6月11日
→弾んだ呼吸に手を動かし一気に描く市橋聡子、糸目友禅や型友禅を応用した染色技法を駆使する三村誠、二人のユニットによるのびやかでユーモア溢れる染色作品


三菱一号館美術館

☎/03(5777)8600
千代田区丸の内2の6の2
10時~18時(金曜・第2水曜~21時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode

▼6月18日~9月15日
→ガブリエル・シャネル(1883~1971)は、「20世紀で最も影響力の大きい女性デザイナー」といわれる。シャネルのシンプルかつ洗練された服は着る人に実用性と快適さを与えながら、1920年代の活動的な新しい女性像の流行を先導した。戦後に流行したシャネルのスーツを着こなすことで、彼女自身がファッション・アイコンとして、そのスタイルを象徴している。同展は、ガリエラ宮パリ市立モード美術館で開催されたGabrielle Chanel. Manifeste de mode展を日本向けに再構成する国際巡回展。ガブリエル・シャネルの仕事に焦点を当てる回顧展を日本で開催するのは32年ぶりのこと。シャネルのスーツ、リトル・ブラック・ドレスを代表に、どれも特徴的な服はシャネルのファッションに対する哲学を体現し、さらにコスチューム・ジュエリーやNo.5の香水といった展示に当時の記録映像が加わることで引き立てられ、鑑賞者をシャネルのクリエーションの魅力へと誘う


伝統工芸青山スクエア

☎/03(5785)1301
港区赤坂8の1の22赤坂王子ビル
11時~19時(最終日~18時)
会期中無休

「ふじのくに」に伝わる匠の技 静岡県の伝統工芸品展

▼5月27日~6月9日
→掛川手織葛布、浜松注染そめ、ざざんざ織、みくりや染織が含まれる


21_21 DESIGN SIGHT

☎/03(3475)2121
港区赤坂9の7の6東京ミッドタウン・ガーデン内
10時~19時(入館30分前)
火曜休み

クリストとジャンヌ=クロード”包まれた凱旋門”

▼6月13日~23年2月12日
→2021年9月、パリのエトワール凱旋門が布で覆われると、周囲は人々の歓声に包まれた。現代美術作家クリストとジャンヌ=クロードが出会い、創造活動の一歩を踏み出したパリで1961年に構想し、悲願の夢でもあったプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」が現実のものとなった瞬間だった。同展では、多くの記録画像や映像を使って、同展ディレクターで映像作家でもあるパスカル・ルランのシネマティックな表現により「包まれた凱旋門」の構想から実現までを新たな体験としてつくり出す。また、二人の活動に長年かかわる、柳正彦が担当する「二人のアーティスト:創作の64年」というセクションでこれまでの主要な活動を紹介する


大倉集古館

☎/03(3583)0781
港区虎ノ門2の10の3
10時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

芭蕉布―人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事―

▼6月7日~7月31日
→芭蕉布とは亜熱帯を中心に分布する植物・芭蕉からとれる天然繊維を原料とした沖縄を代表する織物。第二次世界大戦後に消滅しかけた伝統技法を復興させ、現代へ繋いだ女性こそが平良敏子。その功績により、2000年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。同展では沖縄本土復帰50周年に寄せ、平良敏子の情熱と、彼女が本島北部の小さな村・喜如嘉に設けた工房で紡がれる手仕事の数々を約70点にわたり公開する。芭蕉の糸が織りなす透けるような風合い、沖縄特有の力強い色彩、バラエティに富んだ絣柄の世界をはじめとする芭蕉布の魅力を紹介する


ホテル雅叙園東京

☎/03(3491)4111
目黒区下目黒1の8の1
10時~18時(入館30分前)
会期中無休

大正ロマン×百段階段

▼4月16日~6月12日<百段階段>
→昭和初期の文化財建築を舞台に、激動の時代へと突き進む以前のひと時、新たな時代の幕開けを迎える人々の気運に満ちた華やかなりし「大正ロマン」の世界を紹介。大正ロマンを代表する画家・竹久夢二作品をはじめ、人気イラストレーター・マツオヒロミ氏の大ヒット作『百貨店ワルツ』とのコラボレーション展示、レトロモダン着物でのフォトスポットなど、大正~昭和初期の世界を建物全体で体感できる。また歌舞伎や舞台演劇、オペラ、ミュージカルなど幅広い舞台衣装の分野において登場人物たちを彩ってきた松竹衣裳の衣裳は、時代背景はもちろん、演じられる役柄の職業や地位、年齢や性格、人柄などを表すのにも重要な役割を担ってきた。同展では、「大正ロマン」をコンセプトにした着物のコーディネートとモダンガールの装いが登場


清瀬市郷土博物館

☎/042(493)8585
清瀬市上清戸2の6の41
9時~17時(最終日~15時)
月曜休み

はたおり伝承の会作品展

▼6月18日~26日
→同博物館で活動する機織りの技術を習得し、次世代への伝承を目的とする自主グループ「はたおり伝承の会」の作品展



群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

百色百型 江戸小紋の世界

▼5月28日~7月11日
→型紙を用いて、繊細な模様が染め抜かれている「江戸小紋」。洒落の効いた遊び心ある多種多様な型。それを染める百色。そこには、様々な意味が込められている。秘められた江戸小紋の魅力を紹介する


我孫子市白樺文学館

☎/04(7185)2192
千葉県我孫子市緑2の11の8
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

民藝運動と我孫子

▼3月1日~9月25日
→「民藝」への歩みは、我孫子で始まったといっても過言ではない。柳宗悦が我孫子に移住したのは、1914(大正3)年9月。我孫子では、「民藝」へと続く出会いと絆を育んでいく。白樺派、そして民藝運動の父、柳宗悦が民藝運動へのきっかけをつかんだ我孫子で、同館所蔵の民藝作品を展示


ギャラリーかれん

☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休

you

▼6月6日~10日
→陶器、雑貨、服

佐藤文子展

▼6月13日~17日
→藍染

友の会展

▼6月13日~17日
→皮かばん、編み物、和布細工


シルク博物館

☎/045(641)0841
横浜市中区山下町1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

紬のきもの

▼4月23日~6月5日
→「紬」は、真綿から引き出した紬糸で織られる絹織物。紬糸は太さが不均一で節があり、丈夫で独特の風合いを持つ織物が生まれる。養蚕が行われていた地域では、生糸を生産する過程でできる屑繭や出殻繭を利用して紬を織り、古くから自家用衣料として用いてきた。そうした紬織物のいくつかは、製法を磨き技術に工夫をかさねて、地域の名産品として知られるようになっていった。江戸時代、たびたび奢侈禁止令が出されて高価な絹物を着ることが禁止される中、丈夫で外見も質素な紬は、庶民の利用が許される絹織物として需要が高まった。現在、日本各地で伝統的工芸品として生産されている紬は、糸作りから織りあがるまでの間に大変多くの手間と高い技術を要する。丁寧な手仕事が生み出す精巧さと一点一点の味わい深さ、素朴なあたたかみ、そして着心地のよさが紬の魅力といえる。同展では、当館所蔵品から、日本各地で織り上げられた紬の着物や着尺地を紹介する。また今回、神奈川県内で織られていた「川和縞(津久井紬)」も特別出品される


女子美アートミュージアム

☎/042(778)6801
神奈川県相模原市南区麻溝台1900女子美術大学10号館1F
10時~17時(入館30分前)
日曜休み

女子美術大学美術館コレクション―JAM の ABC―鑑賞のプラクティス

▼5月18日~7月2日


富山県水墨美術館

☎/076(431)3719
富山市五福777
9時30分~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

白洲次郎・白洲正子―武相荘折々のくらし

▼5月20日~7月30日
→英国流のマナーと教養を身につけ、プリンシプルを生涯の信条として第2次世界大戦後、日本の復興に尽力した白洲次郎(1902~1985)。幼少期から能を通して古典芸能に親しみ、着物や骨董を愛し、随筆家として多彩な活躍をした白洲正子(1910~1998)。同展では、結婚したふたりが移り住み、生涯くらした武相荘(ぶあいそう)での家族のくらし方に注目し、正子が愛した着物や帯、骨董、アクセサリー、正子の実家・樺山家ゆかりの品々のほか、次郎の愛用品や洋服、お手製の道具、カントリー・ジェントルマンの志で戦後日本の復興に奔走した次郎の史料も紹介。随筆家として数々の代表作を遺した正子の自筆原稿、日本各地を旅し鋭い感性で捉えた能や美しい文化にまつわる品々など、旧白洲邸・武相荘の所蔵品を中心に構成する


石川県立美術館

☎/076(231)7580
金沢市出羽町2の1
9時30分~18時(入館30分前)
会期中無休

第8回日展

▼5月28日~6月19日
→日本最大規模の総合公募展「日展」の京都巡回展。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門を設け、全国を巡回する基本作品と地元関係作品を展示

歴代藩主の甲冑・陣羽織と加賀象嵌鐙Ⅰ

▼5月28日~6月19日

歴代藩主の甲冑・陣羽織と加賀象嵌鐙Ⅱ

▼6月25日~8月1日


印傳博物館

☎/055(220)1621
甲府市中央3の11の15印傳屋本店2F
10時~17時
会期中無休

印傳の物入れ―巾着から信玄袋へ―

▼3月5日~6月19日
→鹿革の物入れには、包むものや容器・入れて携行するものなどがあり、風俗や服装に合わせた様々な資料が遺されている。代表例である巾着は、金銭や薬・火打石といった大切な物を帯に提げて持ち歩いた。袋の口を紐で括る形も多様で、襞をたくさん重ねていく仕立てや、紐の結び方を変える細工なども注目すべき装飾。信玄袋は底マチのある明治中期に流行した袋であるが大きさや紐の括り方などに派生が見られ、当時の需要に合わせた洒落や美しさを追求する工夫を感じさせる。鹿革は丈夫で、加工のし易い革といわれている。染色の技術を駆使し、時代が求める袋物を生み出す創意と細やかな手仕事は現在の燻・更紗・漆付け技法にも通じるところがある。今回は印傳の物入れの古典作品を各種陳列している


須坂クラシック美術館

☎/026(246)6474
長野県須坂市大字須坂371の6
9時~17時(入館30分前)
木曜休み

藍―浜染工房展―

▼6月3日~7月31日
→松本で藍の型染め工房として100年以上活躍している「浜染工房」の、型作りから完成まで脈々と受け継がれていく伝統の技術を紹介する。「本藍染め」の作品をはじめ、身近にあるのに意外と知らない藍染めの技術、貴重な「長板中形染」や「松煙染め」などの作品を展示


松本市美術館

☎/0263(39)7400☎
長野県松本市中央4の2の22
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―

▼4月21日~6月12日
→正倉院宝物とは、奈良・東大寺の倉であった正倉院正倉に伝えられた約9000件におよぶ品々。聖武天皇ゆかりの品をはじめ、その多くが奈良時代の作で、調度品、楽器、遊戯具、武器・武具、文房具、仏具、文書、染織品など多彩な分野にわたる。中には、西域や唐からもたらされた国際色豊かな品々も含まれるなど、天平文化華やかなりし当時の東西交流もうかがい知ることができる。しかし、1300年近くという長い時代を経て今日にいたる正倉院宝物は、きわめて脆弱であるため、毎年秋に奈良で開催される「正倉院展」で一部が展覧される以外はほとんど公開されてこなかった。正倉院宝物の模造製作は、明治時代に奈良・東大寺で開催された奈良博覧会を機に始められた。明治時代後半より、宮内省正倉院御物整理掛のもとで、模造製作は修理と一体の事業として取り組まれたが、1972年からは宝物を管理する宮内庁正倉院事務所によって宝物の材料や技法、構造の忠実な再現に重点をおいた模造製作が行われるようになる。以来、人間国宝ら伝統技術保持者の熟練の技と最新の調査・研究成果との融合により、優れた作品が数多く生み出されてきた。同展は、これまでに製作された数百点におよぶ再現模造作品の中から、選りすぐりの逸品を一堂に集めて公開するもの


美濃加茂市民ミュージアム

☎/0574(28)1110
岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299の1
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

蚕とまゆ展

▼4月23日~8月28日
→かつてこの地域では、養蚕がとても盛んだった。同展では、民具展示館と市内にあった民家を復元したまゆの家(生活体験館)を会場に、当時の養蚕の様子を再現しながら、道具の使われ方やカイコの生育、養蚕を営んだ人々の生活を紹介。まゆの家では、ボランティアによる目棚を作り、「座敷飼い」とよばれた飼育の様子を再現する


静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

屏風と染絵額

▼4月5日~6月19日
→型染という伝統的な染色技法を使って絵画表現を追求し、海外でも高く評価された芹沢銈介。この展覧会では「屏風」と「染絵額」という、芹沢が手がけた「染絵(そめえ)」の世界を特集。屏風10点、染絵額25点を一挙公開する。後半の展示室3室には、芹沢が集めた「絵」を特集。染色、木工、書籍、陶磁器など、世界各地の様々な工芸品に現れた絵画表現を紹介


掛川市二の丸美術館

☎/0537(62)2061
静岡県掛川市掛川1142の1
9時~17時(入館30分前)
6月は会期中無休

木下コレクション「現代着物と帯留物語―江戸から明治・大正・昭和まで―」

▼4月16日~6月12日
→同館の帯留コレクションに、現代着物と帯を合わせ、その技法や物語を解説、帯留に見る技巧の妙と装いの美を紹介し、煙草入れも合わせて展示


名古屋市美術館

☎/052(212)0001
名古屋市中区栄2の17の25
9時30分~17時(金曜~20時、入館30分前)
月曜休み

布の庭にあそぶ 庄司達

▼4月29日~6月26日
→愛知県を拠点に50年以上活動を続ける作家 庄司達の個展。この地方で活躍する多くの美術家を育てた桜画廊で、1968年に29歳で初個展を開催して以後、庄司は布を使った大型のインスタレーションを数々発表してきた。名古屋のほか、国内のさまざまなグループ展に出品し、海外でも作品を発表、国際的にも高い評価を得ている。同展では、デビュー作である〈白い布による空間〉と〈Navigation〉の2つのシリーズに加え、〈Cloth Behind〉の新作を展示する。〈Navigation〉シリーズから「アーチ」、「フライト」、「レベル」の3種類すべてが一堂に並ぶのは、今回が初めて。美術館の床や壁、天井などに、白い布が寄り添うようにして作り上げる空間は、まるで広々とした庭のように、人々が行きかい、安らげる場所となるはず。同展は、80歳を超えた今も、つねに思考し、新たな表現に挑戦し続ける庄司達の集大成となる


豊田市美術館

☎/0565(34)6610
愛知県豊田市小坂本町8の5
10時~17時30分(最終日~16時)
月曜休み(7月18日、8月15日開館)

交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー

▼6月7日~9月4日
→1910年代から30年代は、西欧を中心に日本を含む各地で、様々な「モダン」の形が現われた時代。機能主義に基づく「モダニズム」は、いまだに当時の中心的な動向とみなされているが、一方で、大衆消費社会が進展したこの時代は、常に新しくあるために装飾することに価値が置かれた、儚き「モダニティ」の時代でもあった。当時の作家たちは、時間差なく情報を共有し、国やジャンルを越えて同期し合い、その範囲は、絵画、彫刻から、家具、食器、洋服、さらにそれらを収める建築や都市まで、いわば、私たちの生活空間、身体活動全般におよんでいる。ウィーン工房は、フランスのファッションデザイナー、ポール・ポワレと刺激し合い、一方で、建築家で室内装飾家のロベール・マレ=ステヴァンなど同国のモダニストにも影響を与えた。同時主義絵画で知られるソニア・ドローネーはファッションの仕事に専心し、建築、家具デザインを手がけたルネ・エルブストらモダニストは都市を彩るショーウィンドウデザインに大きな関心を払った。そして、ドイツのバウハウスでは女性作家が織物に新たな光を当て、また同校を離れた作家たちが、ブルク・ギービッヒェンシュタイン美術工芸学校を舞台に応用芸術教育に取り組むことになる。急速に変化する社会のなかで、作家たちがときに交わり、ポリフォニーのように共鳴しながら探求したいくつもの「モダン」の形を紹介する


半田市立博物館

☎/0569(23))7173
愛知県半田市桐ヶ丘4の209の1
10時~18時
第2火曜休み(祝日の場合翌休)

第37回知多工芸展

▼4月16日~6月12日
→知多半島で活躍する工芸作家(陶芸、彫塑人形、染織、ガラス工芸など)の作品を展示



西陣織会館史料室

☎/075(432)6130
京都市上京区堀川通今出川下ル
10時~17時
会期中無休

所蔵の逸品―時代を刻んだ織物―

▼4月5日~8月28日
→長い歴史を紡いできた西陣織は、本年、西陣と呼ばれて555年となる。日本を代表する伝統産業である西陣織がこのような節目を迎えることができたのは、西陣織に携わってこられた多くの方々の努力と偉業があったことを示すもの。ここに至るまでには、華やかな繁栄期だけでなく、厳しい局面に向き合った時代もあり、様々な悠久の時を経てきた。今回、西陣呼称555年を記念して、所蔵の逸品を展示する


GALLERY DAIMON

☎/080(3861)6061
京都市北区紫竹東大門町50の6
11時~18時(最終日~17時)
月曜休み

―布・心音―石崎朝子・奈良平宣子二人展

▼6月4日~12日
→ファイバーアートの作品展示


京都府立堂本印象美術館

☎/075(463)0007
京都市北区平野上柳町26の3
9時30分~17時(金曜~19時30分、入館30分前)
月曜休み

包むを彩る―ふろしきデザインの美―

▼4月6日~6月12日
→京都室町のふろしき・袱紗問屋が所蔵するふろしき原画を紹介。ふろしき・袱紗問屋は製造元として顧客の要望をきっかけに画家の意匠による多彩なふろしきを製作してきた。同展では、1952年(昭和27)に堂本印象が描いた春夏秋冬の原画をはじめとして池田遙邨、福田平八郎、山口華楊など著名な日本画家による名作ふろしきの数々を展観する。絵画とはまた異なる表情をもつふろしき原画の面白さを紹介


アートスペース柚

☎/090(6916)5353(豊田)
京都市左京区北門前町478の5
12時~18時(最終日~17時)
水曜休み

てしごと展―瓜生山の天女たち3rd―

▼6月26日~7月3日
→瓜生山学園京都芸術大学通信教育部染織コース卒業生7名の作品展。卒業後、それぞれが進めてきた「てしごと」を発表する


川島織物文化館

☎/075(741)4323 京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約。土・日曜、祝日休み

昭和のはじめを駆け抜けた とっておきの一着 一枚の着物・一筋の帯

▼3月1日~23年1月31日
→きもの研究家の草柳アキより寄贈された240点余りの和装品の中核は、昭和初期から中期の晴れ着で、色柄は時代性を色濃く反映しており、和服史上においても伝え残すべき大変貴重なものばかり。一枚のきもの、一筋の帯が醸し出す「昭和」を、選りすぐりの逸品で紹介する


ギャラリーギャラリー

☎/075(341)1501
京都市下京区河原町通四条下ル東側寿ビル5F
12時~19時(最終日~17時)
木曜休み

細田あずみ展

▼6月4日~19日
→染色作品

野田凉美展

▼6月25日~7月10日
→ファイバーアート作品


京都産業大学ギャラリー

☎/075(277)0254 京都市下京区中堂寺命婦町1の10京都産業大学むすびわざ館2F
10時~16時30分(水曜13時~16時30分、30分前入館)
日曜・祝日休み(6月19日、7月3日開館)

女子宮廷装束の華

▼5月18日~7月9日
→宮廷文化は1200年前から京の宮廷を中心に形成され、時代とともに多彩な展開を遂げてきた。同展では京都宮廷文化研究所所蔵資料のうち十二単などの宮廷装束を中心に展示を行い、様々な装束を通して、京で花開いた文化を紹介する


京都絞り工芸館

☎/075(221)4252
京都市中京区油小路通御池下ル
9時~17時
不定休

絞り染めで魅せる世界の名画展

▼5月10日~8月31日
→ダ・ヴィンチに始めり、ゴッホ、ミレー、マネなど、また日本からは北斎、広重と、名だたる世界の巨匠の名画を絞りで再現する


堺町画廊

☎/075(213)3636
京都市中京区堺町通御池下ル
11時~19時(最終日~18時)
会期中無休

それからの風のよりみち

▼5月31日~6月5日
→1983年に同画廊で「風のよりみち―インドから…スケッチ3人展」を開催した、池田良則(洋画)、石田杜人(染色)、八田哲(日本画)による作品展


染・清流館

☎/075(255)5301
京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

研究展示 小合友之助 人と作品

▼5月20日~6月12日
→小合友之助は、廊染の作家として染色の革新に取り組み、文展や日展での数々の秀作を発表、日展評議員を務め、京都市立美術大学で染色の指導を行い後進の育成に努め、近現代の染色文化の礎を築いた。同展では、これまであまり公開されなかった小合の作品や資料を、作品とともに展示する


ふるさとミュージアム山城(京都府立山城郷土資料館)

☎/0774(86)5199
京都府木津川市山城町上狛千両岩
9時~16時30分
月曜休み

開館40周年記念企画展 やましろ新文化財展

▼4月29日~7月3日
→同館は、開館以来、多くの考古・歴史・民俗各分野の文化財を受け入れ、その保存と展示公開につとめてきた。近年では、同館所蔵の数々の古墳出土品や絵巻物などの貴重な文化財が新たに京都府の指定・登録・暫定登録文化財に指定されたほか、同館友の会のサークル「相楽木綿(さがなかもめん)の会」の伝承活動により相楽木綿が京都府無形民俗文化財に指定された。同展では、同館所蔵の指定・登録文化財をはじめ、相楽木綿の会会員による作品を一堂に展示し、当館の文化財保護の歩みを振り返るとともに、南山城地域が多彩な文化財の存在する地域であることを紹介する



史跡旧崇広堂

☎/0595(24)6090
三重県伊賀市上野丸之内78の1
9時~16時30分
火曜休み

第60回記念日本現代工芸美術展

▼5月26日~6月5日
→1961年に創設された現代工芸美術家協会の公募展。「工芸の本義は作家の美的イリュウジョンを基幹として所謂工芸素材を駆使し、その造型効果に依る独特の美の表現をなすもので、その制作形式の立体的たると平面的たるとをとわず工芸美を追求することにある」とする「主張」を掲げる。役員、会員、一般入選者による、陶磁・染織・漆芸・人形・ガラス・七宝などの作品を展示


鳥羽市立海の博物館

☎/0599(32)6006
三重県鳥羽市浦村町大吉1731の68
9時~17時(入館30分前)
6月26日~30日休み

大漁旗~漁村のにぎわいと海民の絆

▼4月23日~7月10日
→大漁旗は、豊漁を得たことを帰港の際に示したり、正月などめでたい時季に海上安全や豊漁を願うため船に掲げられる。その起源は明確ではないが、少なくとも捕鯨では江戸時代に、得漁の印として旗を立てていたようだ。現在では、単に船を豪華に彩るための飾りのような印象を持たれがちだが、本来は陸で待つ家族や仲間に大漁や無事をはやく知らせたいという漁民の想い、一年を安全に、おおいにお金も稼げるようにという願い、船の新造時などに親しい相手、大事な相手へ贈って新たな門出を祝う心が詰まった、人と人との絆を強固にする大事なもの。同展は大漁旗の製造方法や歴史、様々な役割を紹介しつつ、荒波に挑む漁師の勇壮な姿や、海を超えてつながれてきた海民の絆、また生地やデザインを利用した、新たな大漁旗の利用方法、可能性についても紹介する


四日市市立博物館

☎/059(355)2700
三重県四日市市安島1の3の16
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

フィンレイソン展~フィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイル~

▼4月16日~6月5日
→北欧フィンランドのインテリアは、多くの人々の暮らしを彩ってきた。フィンランド最古のテキスタイルブランドであるフィンレイソンも、その一つ。フィンレイソンは、ムーミン柄の生地を制作する数少ない会社としても知られている。同展では、フィンレイソン社の創業200周年を記念して、約250点の資料や原画、生地見本などを展示。フィンレイソンのテキスタイルの魅力に迫る


マコンデ美術館

☎/0596(42)1192
三重県伊勢市二見町松下1799
9時~17時
火曜休み

マコンデ族の絵画展(バチック)

▼3月16日~7月18日
→マコンデ族は、東アフリカのタンザニア、モザンビーク両国国境に広がる5,000平方キロメートルの広大な高原地帯、マコンデ高原(海抜500m~800m)に住むバンドゥ族の一員。マコンデ族の発祥の地はナイジェリアまたはカメルーン地方とされ、彼らは、コンゴやザンビアを得てマコンデ高原に定住した農耕民族。その大自然の高原で暮らしてきたマコンデ族の生活風景を描いたローケツ染め(バチック)作品を展示


大阪日本民芸館

☎/06(6877)1971
大阪府吹田市千里万博公園10の5
10時~17時(入館30分前)
水曜(祝日は開館)、5月6日休み

大阪日本民芸館50周年記念 今のかたち―西日本の民藝―

▼3月5日~7月18日
→1972年に「民藝運動の西の拠点」として開館した大阪日本民芸館は、今年で50年の節目を迎える。同展ではこれを記念して、関西から沖縄までの西日本で活躍する現役の作り手、約100名の作品を一堂に展示する。柳宗悦らが創始した民藝運動は、彼らが見出した美の紹介を主軸に、手仕事の復権や各地の民芸館を拠点とした普及活動など多彩な広がりをみせた。その活動の一つとして早くから目指されていたのが、時代に即した新作を生み出しそれらを生活に結ぶことであった。こうした民藝運動には草創期から多くの作り手が参加し、担い手として活躍する一方で、彼らもまたその美意識を自らの制作に生かしてきた。そして現在でも、様々な立場、世代、あるいは地域性や制作の分野といった異なる状況の中で、それぞれに民藝と向き合いながら優れた品物を生み出している。民藝という言葉のもとに集った現代の作り手達による「今のかたち」、その多様性や魅力を150点以上の作品を通して紹介


ギャラリー猫亀屋

☎/072(425)4883
大阪府泉南郡岬町淡輪4193の2
10時~17時
火・水曜休み

夏の元気なTシャツ展

▼6月18日~26日


デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)

☎/078(325)2201
神戸市中央区小野浜町1の4
10時~17時(初日~18時)
会期中無休

素材博覧会―ハンドメイドを楽しむ―

▼6月2日~4日
→糸、布、革、紙、ガラス、陶、木、石、樹脂、金属など、珍しい素材のブースがずらりと並ぶ、ハンドメイド素材の未知なる魅力と出会う博覧会


モダナーク・ギャラリー

☎/078(391)3060
神戸市中央区北長狭通3の11の1
11時~18時(最終日~16時30分)
会期中無休

細井潤子 草木染創作服作品展

▼6月1日~5日
→大津市在住の草木染作家による作品展示。4日14時~15時作品を使った着こなしライブ


神戸ファッション美術館

☎/078(858)0050
神戸市東灘区向洋町中2の9の1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

華麗なる宝塚歌劇衣装の世界

▼4月16日~6月12日
→1914年の初公演以来、今日も人気を集める宝塚歌劇。その宝塚歌劇の世界を、衣装を通して紹介する。宝塚歌劇の衣装は、歌劇の題材が国際色豊かで時代背景も様々なため、多様な生地素材やスタイル、宝塚歌劇ならではの華やかなデザインが特徴的。華麗な舞台を支えるプロフェッショナルな技術も垣間見ながら、帽子や靴、デザイン画など、約120点を展示。舞台衣装という枠にとどまらない個性豊かで幅広いジャンルの衣装を通して、「タカラヅカの衣装」の面白さ、奥深さを展開する


白鶴美術館 

☎/078(851)6001
神戸市東灘区住吉山手6の1の1
10時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

白鶴コレクション探訪 ペルシア絨毯編―メダリオンデザイン+総柄文様―

▼4月23日~6月5日<新館>
→二つのテーマで近代ペルシア絨毯を展示。ひとつは、メダリオン・デザインの絨毯。絨毯の中央に大きく配されたメダル形が迫力のある華やかな印象を醸し出し、ペルシア絨毯の代名詞ともなっている。もうひとつは総柄文様の絨毯。ペルシアの絨毯は繊細な文様構成が多いことでも知られている。正確に反復する文様が生み出す精緻な美しさを紹介


市立伊丹ミュージアム

☎/072(772)5959
兵庫県伊丹市宮ノ前2の5の20
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合は翌休)

丹波の工芸—杜のいろ

▼4月22日~6月5日
→兵庫丹波を中心に活動する工芸作家17名の作品を一堂に展示。丹波焼、丹波布のほかガラスや版画など多彩な作品を紹介する

―織りなす軌跡―伊東良子遺作展

▼6月14日~26日
→昨年12月に死去した手織り作家・伊東良子の着物を中心にした遺作を展示する


姫路市書写の里・美術工芸館

☎/079(267)0301
兵庫県姫路市書写1223
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

姉妹都市提携50周年・鳥取の美術工芸と民藝

▼4月16日~6月12日
→姫路市と鳥取市との歴史的な結びつきは古く、1600(慶長5)年に姫路城主(播磨姫路藩初代藩主)池田輝政の弟である池田長吉が鳥取城主(因幡鳥取藩初代藩主)となった。また1616(元和2)年に第3代姫路藩主となった池田光政は、翌年には鳥取藩主となり鳥取城下町の基盤を整備した。2022年には姫路市と鳥取市が姉妹都市提携(1972年3月8日)を締結してから50周年を迎えることを記念し、鳥取市の美術工芸や歴史資料、県下の民藝、郷土玩具など60点を紹介する


奈良県立美術館

☎/0742(23)1700
奈良市登大路町10の6
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

寿ぎのきもの ジャパニーズ・ウェディング―日本の婚礼衣裳―

▼4月23日~6月19日
→婚礼は、人生において最も華やかな通過儀礼のひとつと言える。それゆえ、婚礼の儀式には祈りと喜びの感情が満ちあふれている。そしてその心情を表現するために、花嫁を美しく彩る婚礼衣裳や、婚儀に用いられる様々な調度品、そしてその場を演出するありとあらゆるものには、幸せを祈る色や形、模様が用いられた。同展では、とりわけこうしたことが、美しくも洗練された形で行われていた江戸時代から昭和初期にかけての女性の婚礼衣裳や婚礼のしつらえを紹介する。婚礼に対する日本人の思いと考え方が、これらの品々には表されていて、現代においては遠いものになりつつある、美しい祝いの姿をそこに見ることができる。作品を通して日本における吉祥のイメージを紹介する


天理大学付属参考館

☎/0743(63)8414
奈良県天理市守目堂町250
9時30分~16時30分(入館30分前)
4月28日、火曜休み(祝日の場合翌平日休)

エジプト・カイロの大衆文化―1959年のタイムカプセル―

▼4月15日~6月6日
→1959年1月、後にアラビア語の教授となる田中四郎(1921~2017)は、エジプトの地に初めて足を踏み入れ、カイロでの1年間の留学生活の合間に、当地に暮らす一般の人々が使用する、ありとあらゆる生活道具を収集し、同館にその品々がもたらされた。同展は、63年の時を経て、選りすぐりの品々を初めて一堂に公開するものであり、1959年当時にエジプトで暮らしていた人々の日常を封じ込めた「タイムカプセル」を開くという試みでもある。多種多様な展示品から垣間見えてくるのは、一昔前のエジプト社会の生き生きとした姿。アラビア語を話し、イスラームを信仰する人々の生活様式は、日本人と比べる場合、異なる部分がたくさんあるが、共通点も決して少なくない。エキゾチックでありながら、ノスタルジックな雰囲気も漂う展示品を通じて、エジプト社会の根底にある基層文化や精神世界を紹介する


田辺市立なかへち美術館

☎/0739(65)0390
和歌山県 田辺市中辺路町近露891
10時〜17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)

現代の織VI 熊井恭子展

▼7月16日〜11月6日
→和歌山県田辺市立美術館分館の熊野古道なかへち美術館で「現代の織VI 熊井恭子個展」を開催する。細い金属線材を織り技法で布にして50年になる。平面から立体まで約15点を展示する。1987年ローザンヌ国際タペストリービエンナーレ入選作品「風の道」も20年振りに展示する。手織り機で織った金属布、針による立体織で作成したボール、発色チタン織、ミニアチュールオブジェクト、PCジャカード織やインクジェットプリントによるタペストリーなど多様な作品展示となる。同時期に田辺市立美術館本館に8m x5mの「エア」を展示(9月4日まで)
▼8月20日(土曜日)、10月8日(土曜日)14時から作家トーク予定
コロナ禍、遠路、長期開催です。詳細をご確認ください。



松江市立松江歴史館

☎/0852(32)1607
松江市殿町279
9時~17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)

出雲の民藝―「健康な美」を求めて―

▼4月28日~6月26日
→島根県の民藝運動は、全国で早く始まる。民藝推進者の太田直行の招きにより、昭和6(1931)年、柳らが行った「島根工藝診察」が一つのきっかけといわれる。翌年には島根民藝協会が発足し、民藝運動が活発に行われてきた。島根民藝協会が90周年を迎える令和4(2022)年に、松江・出雲の地ではぐくまれてきた民藝について世代を超えて受け入れられる魅力に触れる


萩博物館

☎/0838(25)6447
山口県萩市堀内355
9時~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合翌休)

百年の布―美しき襤褸の世界―

▼3月19日~6月19日
→先人たちは限られた衣料を長く使い続けるために布を補強・修繕・再利用する術を編み出してきた。繕いながら着続けられた衣服の中には仕立てられてから役目を終えるまで百年を超えるものがあったとされてる。使い古した木綿布を裂いて糸の代用とした「裂織」など先人たちの技術が詰め込まれた様々な衣類に宿る「美しさ」を通じて、モノにあふれた現代を見つめ直す


徳島市シビックセンター

☎/088(626)0408
徳島県 徳島市元町1丁目24 3階ギャラリー
10時〜17時(最終日~15時)
毎月第1火曜日

アキヤマセイコ遺作展

▼6月24日〜30日
→自然染色研究家アキヤマセイコ氏の遺作展。アキヤマ氏は長年染色の研究に取り組むことで様々な技法を考えられました。藍生葉の自然発酵で七色を染める技法や、誰でも簡単に自宅で藍が染められる方法などを考案されました。アキヤマ氏の功績を讃えて没後1周年の節目に遺作展を開催します。※チャリティー販売あり


徳島県立博物館

☎/088(668)3636
徳島市八万町向寺山文化の森総合公園
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

太布(たふ)―樹皮から布をつくる手仕事―

▼3月15日~7月18日
→太布(たふ)とは,コウゾ、カジノキなどの樹皮を材料として糸を績み、織って作った布のことをいう。かつて、普段着、労働着などに使われた太布の製造技術が、現在「阿波の太布製造技術」として重要無形民俗文化財に指定され、阿波太布製造技法保存伝承会に受け継がれている。同展では、かつて製作された太布や太布の製造用具、製造技術を中心に紹介する


瀬戸内海歴史民俗資料館

☎/087(881)4707
高松市亀水町1412の2(五色台山上)
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

戦後香川の"新たな産業工芸"創出―ジェトロ収集海外優秀商品と古民芸に学ぶ―

▼4月1日~6月26日
→高度経済成長期に向かいつつあった昭和30年代前半、日本の輸出業界は海外からの厳しい模倣批判や低品質評価にさらされていた。輸出振興のためには意匠改善が不可欠とされ、ジェトロ(日本貿易振興会)では、欧米など海外からデザイン性に優れた商品を輸入し、国内で巡回展示して地方の手工芸品・産業工芸品などの意匠・製作技術・機能・材質・価格等の参考とする事業を展開した。同展展示の海外優秀商品は、県技術開発センター(現県産業技術センター)デザイン資料室で展示・保管していたもの。また栗林公園内に讃岐民芸館や新民芸館が整備され、風土に育まれた古民芸品に学んで、新たなデザインや工夫を加え、新民芸品(新たな手工芸品や産業工芸品)を創出しようとした。同展では、戦後香川のデザイン運動の両輪ともいうべき、栗林公園民芸館や香川県技術開発センターデザイン研究所(当時)の活動などから、デザインで生活を豊かにしようとした当時の試みを紹介



福岡市美術館

☎/092(714)6051
福岡市中央区大濠公園1の6
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

▼4月23日~6月19日
→デザイナーの皆川明(1967~)が設立したブランド、ミナ ペルホネン。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきた。皆川がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは1995年。「せめて100年つづくブランドに」という思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張し、そのたゆまぬ歩みは、2020年に25周年を迎え、これからも続いていく。同展の「つづく」というタイトルは、文字通りブランドの時間的な継続性を示すものだが、それだけでなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもある。多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示し、ミナ ペルホネンと皆川明のものづくりとその思考を示す


岩田屋本店

☎/092(721)1111
福岡市中央区天神2の5の35
10時~20時
会期中無休

第56回日本伝統工芸染織展福岡展

▼6月1日~6日
→昭和39年以来開かれている、日本工芸会の染織部会展で、重要無形文化財保持者などの基本作品と入選入賞作品を展示


熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

熊谷美南子帽子展

5月31日~6月5日

マクラメとビーズ刺繡の世界

▼6月7日~12日

初夏のナチュラルライフスタイル/テキスタイル長尾

▼6月7日~12日

オリジナル服作品展

▼6月7日~12日

重要無形文化財久留米絣作品展

▼6月14日~19日
→公益財団法人久留米絣技術保存会(福岡県)による作品展

「自然を着る」雑草織・墨染・インディゴ染・柿渋染/今和泉俊子

▼6月14日~19日

トルコのキリム展

▼6月21日~26日

古布のおまつり なかま展

▼6月28日~7月3日


那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

牡丹が描かれた衣裳/黒漆と螺鈿の漆器

▼4月29日~6月1日
→紅型衣裳は、国宝・琉球国王尚家関係資料から、「白地牡丹尾長鳥流水菖蒲文様紅型木綿衣裳」「黄色地牡丹尾長鳥霞文様紅型縮緬袷衣裳」「白地竹蝙蝠牡丹文様型染刺繍縮緬衣裳」などを展示

流水文様の紅型衣裳/黒漆と螺鈿の漆器

▼6月3日~27日
→紅型衣裳は、国宝・琉球国王尚家関係資料から、「白地流水菖蒲蝶燕文様紅型苧麻衣裳」「白地紅葉流水文様紅型苧麻衣裳」「空色地流水蛇籠鶴菖蒲文様紅型苧麻衣裳」などを展示