10月の展覧会情報
◀9月11月▶
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マリヤギャラリー

☎/011(221)3307
札幌市中央区北1条西3(時計台前仲通)マリヤ手芸店3F
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

第2回ハーダンガー刺繍 石川優子教室作品展

▼10月21日~25日
→ハーダンガー刺繍は、布目を数えて刺繍したあと、織り糸をカットして、残った織り糸をかがるのが特徴の、ノルウェーの伝統的な刺繍技法


三越札幌店

☎/011(271)3311
札幌市中央区南1条西3丁目8
10時~19時
会期中無休

第69回日本伝統工芸展

▼10月18日~23日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ、受賞作、地元工芸作家の入選作品などを展示


ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時30分~15時30分(最終日~15時)
会期中無休

色彩の森 うつわtoフェルト

▼10月4日~10月9日


北海道立北方民族博物館

☎/0152(45)3888
北海道網走市字潮見309の1
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

イヌイトの壁掛けと先住民アート

▼7月16日~10月16日
→イヌイトの壁掛けはカナダ極北の村・ベーカーレイク(カマニトゥアク)で誕生し、1970年代にはイヌイトアートの一分野を構成するまでになった。ダッフル地(ウール)でつくられ、極北の暮らしの様子や、動物や自然、伝えられてきた民話や神話がテーマになっている。作品制作には長い間毛皮の衣服を作ってきた縫製の技術が活かされている。同展では北方民族博物館が所蔵するイヌイトの壁掛け72点を紹介する

ロビー展 西田香代子アイヌ刺繍展

▼10月9日~12月11日
→阿寒のアイヌ刺繍家・西田香代子の作品を紹介


国立アイヌ民族博物館

☎/0144(82)3914
北海道白老郡白老町若草町2の3の1
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

イコㇿ ウエカリレ―アイヌ資料をコレクションする―

▼9月17日~11月20日
→アイヌ資料とそれを収集したコレクターに焦点を当て、「アイヌ・コレクション」と呼ばれるものがこれまでどのように形成されてきたのかを民具資料を中心に紹介。ここでいう「アイヌ資料」とは、アイヌ民族が過去から現在へと歩んできた歴史と脈々と受け継いできた文化を語るうえで欠くことのできない資料をいう。「アイヌ・コレクション」とは、個人や組織等のコレクターが、時代や社会情勢などを背景として、ある目的に従い、収集あるいは製作したアイヌ資料のまとまりとする。忘れてはならないことは、コレクションの中にはアイヌ民族の意にそぐわない形で収集されたものも含まれるという事実である。同館は、決して、こうした側面を肯定・追認するものではない。しかし一方で、現在まで残されたアイヌ資料自体には、歴史や文化を語るうえで欠くことのできない貴重な情報が豊かに湛えられている。同館は、アイヌ民族の尊厳を尊重するという理念に則り、コレクションの来歴を十分吟味した上で、慎重に資料を選定し、アイヌ民族の歴史と文化を語る展示を目指している



青森県立美術館

☎/017(783)3000
青森市安田字近野185
9時30分~17時(入館30分前)
第2・第4月曜休み(祝日の場合翌休)

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

▼7月16日~10月2日
→流行に左右されず、長年着用できる「特別な日常服」をコンセプトとするミナ ペルホネンは、日本各地の生産地と深い関係を紡ぎつつ、オリジナルの生地による独自のものづくりを続けてきた。生地や衣服、インテリア、食器などのプロダクトから、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵まで、多岐にわたるミナ ペルホネンの創作物を紹介するとともに、現代美術家・藤井光がミナ ペルホネンの世界を撮り下ろした映像作品を上映するほか、美術館前広場では皆川のデザインによる屋外作品を初公開する



渋谷区立松濤美術館

☎/03(3465)9421
渋谷区松濤2の14の14
10時~18時(金曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

装いの力―異性装の日本史

▼9月3日~10月30日
→男性か女性か—人間を2つの性別によって区分する考え方は、私たちの中に深く根付いている。しかしながら、人々はこの性の境界を、身にまとう衣服によって越える試みをしばしば行ってきた。社会的・文化的な性別を区分するための記号である衣服をもって、生物学的に与えられた性とは異なる性となるのである。もちろん、異性装を実践した人物の性自認や性的指向は非常に多様なものであり、それらが異性装とともに必ずしも変化するということはない。 同展では、絵画、衣裳、写真、映像、漫画など様々な作品を通して各時代の異性装の様相を通覧し、性の越境を可能とする「装いの力」について考察する。男らしさ、女らしさとは何なのか。日本における異性装の系譜の一端を辿ることで、それらがどのように表現されてきたのかということを探り、「異性装」という営みの「これまで」と「これから」について考える


文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み

未来は過去にある""THE FUTURE IS IN THE PAST""―NIGO’s VINTAGE ARCHIVE―

▼9月14日~11月13日
→「HUMAN MADE」創設者兼デザイナーであり、「KENZO」のアーティスティックディレクターでもあるNIGO®。創設者の高田賢三氏以来、日本人としては初となる「KENZO」のデザイナー就任で大きな節目を迎えたNIGO®が、少年期より35年余りにわたって収集し続けている門外不出のヴィンテージコレクションを、母校である文化服装学院の関連機関である文化学園服飾博物館にて展示する。ここまで稀有なヴィンテージアイテムの数々が公開されるのは滅多にない。母校の文化服装学院より更に多くの世界を魅了するファッションデザイナーが誕生することを願い、NIGO®自らが母校の後輩をはじめ、世界中のファッション愛好者やヴィンテージフリークのために企画した展示


東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

再発見!大谷探検隊とたどる古代裂の旅

▼9月21日~12月4日
→同館所蔵の大谷探検隊将来の出土染織品を紹介する。裂はガラス板に挟まれて保管されている。そのガラス面の付箋には、現在の中国・甘粛省敦煌や新疆ウイグル自治区トルファン(吐魯番)などの出土地が記されており、シルクロードに沿って発達したオアシス都市の染織文化をうかがい知ることができる。これらは吉川小一郎(1885~1978)、橘瑞超(1890~1968)が率いた、いわゆる第3次探検隊の収集品。敦煌莫高窟での収集品では仏教荘厳にかかわる染織品が、トルファン出土品では埋葬されていた被葬者の衣服残欠が多くを占めている。ほとんどが断片の状態ではあるが、6世紀から10世紀の染織品が残されていることは奇跡的なこと。この特集では出土地別に裂を展示する。ひとつひとつの裂から読みとれる多彩な染織の技術や文様だけでなく、推定される当初の姿や用途にも注目する。ユーラシア大陸の東西をつなぐ要所として発展した当時の敦煌、トルファンの文化を感じながら、大谷探検隊によって発見された古代裂の旅を辿る


Ecru+HM(エクリュ+エイチエム)

☎/03(3561)8121
中央区銀座1の9の8奥野ビル4F
12時30分~19時(最終日~17時)
水曜・10月26日休み

kamome works 塩崎めぐみバッグ展

▼10月21日~29日
→カスタマイズした布や革、手染めやオリジナルの焼印や型押し、さらにはハンドステッチなど、素材に拘り手間を厭わず、創造性に溢れた作品を制作しています。刺し子のように細かく無数のスッテチをした総手縫いのバッグ、布や革を細いテープ状にし、それを立体に立ち上げて縫うぐるぐるバッグなど、お出かけ気分を盛り上げ、「楽しい個性」を運んでくれるバッグたち、今回は、新たにチャームやピンクッションなども加わる


ギャラリーおかりや

☎/03(3535)5321
中央区銀座4の3の5銀座AHビルB2F
11時~19時(最終日~17時)
会期中無休

陶・井上佳由理展/染・石原実展

▼10月26日~31日


伝統工芸青山スクエア

☎/03(5785)1301
港区赤坂8の1の22赤坂王子ビル
11時~19時(最終日~18時)
会期中無休

TOKYO職人展 伝統工芸が近くなる、若き職人たちのストーリー

▼9月30日~10月6日
→染織では、東京手描友禅、江戸刺繍、東京組紐の若手職人が出品

江戸の粋 東京手描友禅 小倉貞右・隆 親子展

▼9月30日~10月6日


21_21 DESIGN SIGHT

☎/03(3475)2121
港区赤坂9の7の6東京ミッドタウン・ガーデン内
10時~19時(入館30分前)
火曜休み

クリストとジャンヌ=クロード”包まれた凱旋門”

▼6月13日~23年2月12日
→2021年9月、パリのエトワール凱旋門が布で覆われると、周囲は人々の歓声に包まれた。現代美術作家クリストとジャンヌ=クロードが出会い、創造活動の一歩を踏み出したパリで1961年に構想し、悲願の夢でもあったプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」が現実のものとなった瞬間だった。同展では、多くの記録画像や映像を使って、同展ディレクターで映像作家でもあるパスカル・ルランのシネマティックな表現により「包まれた凱旋門」の構想から実現までを新たな体験としてつくり出す。また、二人の活動に長年かかわる、柳正彦が担当する「二人のアーティスト:創作の64年」というセクションでこれまでの主要な活動を紹介する


大倉集古館

☎/03(3583)0781
港区虎ノ門2の10の3
10時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

合縁奇縁~大倉集古館の多彩な工芸品~

▼8月16日~10月23日
→大倉集古館は、明治35年(1902)に大倉喜八郎が自邸の一部を美術館として公開した大倉美術館を前身とし、大正6年1917)に財団法人化した、現存最古の私立美術館であり、日本で最初の財団法人の私立美術館。喜八郎が集めたものは日本・東洋の仏教美術、絵画、工芸品、考古遺物、典籍など広範に及ぶが、大正12年(1923)の関東大震災により所蔵品の多くが災禍に見舞われる。その後、嫡子・喜七郎からの寄贈品を加え、現在の大倉集古館の所蔵品が成り立っている。同展では、大倉財閥ゆかりの刀剣と中国の陶俑を中心とし、中国の染織品、タイの美術品など、「他人の集め得ない物を大たばに、大づかみに集めた」大倉コレクションのうち、関東大震災の爪痕を残す作品も含め、長く公開されなかった貴重な工芸品を、東京国立博物館の優品とともに展観する


文喫 六本木

☎/03(6438)9120
東京都 港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1階
9時~20時
会期中無休

岡本汐加 at 文喫 六本木 「Color of Attitude」

▼10月21日~11月20日
→文喫・六本木にてテキスタイルデザイナー岡本汐加による制作を展示する。本展で公開される”Color of Attitude”は、日常生活から発生する野菜等の不可食部を染料として制作した実験的テキスタイルデザインプロジェクトである。本来ならば「ゴミ」の部分をすぐに捨てるのではなく、色として記録し作品に落とし込むことに挑戦した。特定の色を追求する従来の天然染色方法は、特定の植物を染料として使用するために大量消費する。本プロジェクトでは、それとは異なる色彩群を期待し「ありのままの色」を取得することを目的とした。会場では、制作プロセスと作品をあわせて展示する。(デザイナート東京2022 に合わせて開催)


アクセサリーミュージアム

☎/03(3760)7411
目黒区上目黒4の33の12
10時~17時(入館30分前)
月曜、第4・5日曜休み

いけないのファッション展

▼9月1日~12月17日
→時代や場所、環境などの世相と密接な関係にあるファッション史の中には、当時好ましく思われていなかったものや、時間が経つことで好ましくないと分かったもの、好ましくないと言われているが現代の価値観では一考を要するものなどが多く存在する。例えばリアルファー(動物の毛皮)は、人類が手にした最も古い防寒着であり裏地や襟に使用される機能衣料として必需品であった。しかし現在は技術の発展から豪華な装飾としての役割が大きくなり、動物愛護やエシカルな観点から世界中のブランドに使用廃止宣言を出す動きが広まっている。一方、代用として使用されるフェイクファーも賛否両論。近年エコファーとも呼ばれるようになったが、材料がアクリルやポリエステルなどの生分解されにくい化学繊維である事から環境への影響が懸念されている。同展では上記の様な社会問題から、素材に毒が使用されているものまで様々な「いけない」ものを紹介、どこがいけないのか、本当にいけないのか、普段のファッションとは少し違った側面を示す


青梅織物工業協同組合

☎/0428(21)7677
青梅市西分町3の123
10時~17時
会期中無休

2022青梅オリック祭 糸・織・布めぐりvol.4

▼10月8日~10月9日
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府中市美術館

☎/042(336)3371
府中市浅間町1の3
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで

▼9月23日~12月4日
→近代化、工業化の進む19世紀のイギリスで、丁寧な手仕事による日常品で人々の暮らしを美しく彩ることを目指したウィリアム・モリス。その理念を受け継いだアーツ・アンド・クラフツ運動は、やがて世界各地に広がった。同展では、家具、テキスタイル、ガラス器、ジュエリーなど、約150点によって、その世界を紹介する



群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

平安王朝の文化~よみがえる源氏物語の世界~

▼9月8日~11月7日
→『源氏物語』にみえる平安時代の雅な王朝文化の世界を、立体的に表現した展示を行う。1/4に縮小したサイズの寝殿模型による具現化展示のほか、美しい平安装束をはじめ、王朝文化を彩る料理や楽器など、平安貴族たちの宮廷生活を紹介する。祝物染料とその染料で染めた綛糸、十二単の変遷や直衣など等身大の平安装束も展示する


高崎市染料植物園

☎/027(328)6808
群馬県高崎市寺尾町2302の11
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

COTTON 木綿―植物から生まれる糸と色―

▼10月7日~11月27日
→木綿は、私たちの暮らしの中で当たり前に使われている身近な素材であるが、日本では江戸時代にワタの栽培が広まるまでは舶来の希少品であった。それまで麻の服や布団で暮らしていた庶民の衣生活は、暖かく柔らかい木綿の普及により、画期的に豊かになったのである。現在残されている古い木綿の染織品の多くは藍染であるが、これは藍が木綿に良く染まるため。しかし、先人たちは染料を選んだり染色の方法を工夫しながら藍以外の色も楽しんできた。同展では絹とは異なる木綿の染色に目を向ける。また、麻や紙など木綿以外の植物繊維による染織品も紹介する


埼玉県立歴史と民俗の博物館

☎/048(641)0890
さいたま市大宮区高鼻町4の219
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

銘仙

▼10月15日~12月4日
→手頃でおしゃれな絹の着物「銘仙」。明治40年代に広まった「ほぐし織」の技術により、色鮮やかな模様銘仙を作ることが可能となった。戦前の女性たちは、よそゆきの着物として銘仙を着て出かけたようである。銘仙の生産地としては、秩父(埼玉県)、伊勢崎(群馬県)、足利(栃木県)などの関東地方の養蚕業や織物業が盛んであった地域が知られており、埼玉県内では秩父銘仙の生産が盛んとなった。同展では、同館所蔵の銘仙をはじめ、銘仙の生産過程や新しく生産された新作銘仙なども紹介する


ギャラリーかれん

☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休

手づくりひろば作品展

▼10月11日~14日
→編み物、布物、手芸など

布と器二人展

▼10月17日~21日
→織物やパッチワーク、陶器

ハンドクラフトKAM

▼10月31日~11月4日


シルク博物館

☎/045(641)0841
横浜市中区山下町1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

横浜から世界へ―海を渡った生糸―

▼10月1日~11月13日
→東海道の神奈川宿近く、100戸ばかりの半農半漁村であった横浜村で、横浜開港が決まると急速に都市建設が始まる。わずか半年足らずで街並みが整備され、安政6年(1859)6月2日に横浜港が開港した。現在の山下町には外国人居留地があり、当時イギリスの総合商社ジャーディン・マセソン商会(英一番館)があった場所、現在の山下町1番地にシルク博物館はある。それまで国内で流通していた生糸は、開港を境に貿易品の花形となり、代表的な生産地の福島県、群馬県、埼玉県、長野県をはじめ生産力が高まっていく。大量の生糸が横浜に持ち込まれ、売込商(日本人商人)と外国商館との間で生糸取引が盛んに行われ、横浜港からヨーロッパを中心に輸出された。開港当初に活躍した群馬県出身の中居屋重兵衛に続き、後に二大売込商と呼ばれる亀屋(原善三郎)や野沢屋(茂木惣兵衛)のほか多くの売込商が生糸貿易を担った。明治10年代に入ると、売込商や外国商館を通さずに直接輸出をする直輸出も加わりアメリカへの輸出が伸びていった。同展では、近代日本の発展を経済的に支えた生糸貿易の歴史を一覧し、また、生糸貿易が行われた開港当初の町の姿、売込商と外国商館の取引の様子を浮世絵や文書・版本などから紹介するとともに、生糸標本の実物も展示公開する


女子美アートミュージアム

☎/042(778)6801
神奈川県相模原市南区麻溝台1900女子美術大学10号館1F
10時~17時(入館30分前)
日曜休み

柚木沙弥郎の100年―創造の軌跡―

▼9月17日~10月17日
→今年10月に100歳を迎える柚木沙弥郎は、「つくること」が生活の一部であるように、現在も制作と向き合っている。「型染」に、独創的な表現を加えた豊潤な色彩による作品は、これまで多くの人々を魅了してきた。染色家、教育者、デザイナー、表現者である柚木沙弥郎を紐解き「創造の源泉」とその原動力となるモノを視る力に焦点をあて、柚木沙弥郎の100年、今なお現役で活躍するそのマルチな世界を紹介し、つくる喜びに迫る


新潟県立歴史博物館

☎/0258(47)6130
新潟県長岡市関原町1丁目字権現堂2247の2
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

生業絵巻尽―ひらけ!江戸の産業図鑑―

▼9月17日~10月30日
→日本では、奈良時代以降、社会の変化を反映しながら多様な絵巻物が制作されてきた。同展では、江戸時代の安定した社会の中で発展した各種の産業を題材にした絵巻(農業、鉱業、捕鯨、製紙業、茶業、織業に関するものなど)を展覧し、江戸時代の産業や絵巻文化の一端を紹介する。新潟県が誇る佐渡金銀山の絵巻も数多く取り上げ、世界遺産登録を目指す「佐渡島の金山」の価値を示す重要な資料となっていることも紹介


国立工芸館

☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

ジャンルレス工芸展

▼9月16日~12月4日
→近年、新しい文脈で工芸が評価されている。近代に入り西洋美術の概念が導入され、絵画や彫刻と異なるとみなされた表現が工芸と命名され分離されてから、その分野の作家たちは工芸について自問自答しながら新しい表現を目指して制作を続けてきた。並行して評論家も工芸の在り方について研究を重ねてきたが、交通網やインターネットの普及により、これまでの美術や工芸の概念が揺らぎ始めている。実際、最近では美術や工芸といったジャンルにこだわらずに、工芸素材と技術を用いて自身の表現を追求するという姿勢の作家が増えてきた。そして時を同じくして、専門外の評論家が注目し紹介することで、工芸作品の露出が高まってきた。同展は、東京国立近代美術館が所蔵する国内外の優れた工芸・デザイン作品を中心に、あえて工芸と括らずに新しい視点でご紹介する展覧会。器からオブジェまで形状はさまざまだが、鑑賞者はジャンルを気にすることなく、工芸素材とそれを活かす卓越した技術を用いた幅広い表現に触れることができる


石川県立美術館

☎/076(231)7580
金沢市出羽町2の1
9時30分~18時(入館30分前)
会期中無休

加賀宝生のすべて 能面と能装束

▼9月17日~10月23日
→「能」は加賀藩より続く、金沢の伝統文化のひとつ。中でも宝生流の能が盛んであったことから「加賀宝生」と称される。しかし、その繁栄の象徴ともいえる加賀藩前田家所蔵の能装束は、明治期の混乱と大正昭和期の売立等によりほとんど散逸した。同展は、各地に散逸した前田家伝来の能装束を一堂に集め、多彩で華やかな能装束の展示をとおして、「加賀宝生」の栄華を再現するとともに、能面と能楽資料もあわせて紹介し、地方において独自の展開を遂げた加賀藩の能楽史を再考する

第69回日本伝統工芸展

▼10月28日~11月6日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ、受賞作、地元工芸作家の入選作品などを展示


石川県立歴史博物館

☎/076(262)3236
金沢市出羽町3の1
9時~17時(入館30分前)
会期中無休

アトゥイ―海と奏でるアイヌ文化―

▼9月23日~11月13日
→「アトゥイ」はアイヌ語で「海」。アイヌにとって海は生業の場であり、外の世界とつながる交易の道でもあった。北前船による蝦夷地(北海道)と本州の産物往来にも、アイヌが深く関わる。生活道具や工芸品からアイヌをとりまく海の世界を紹介し、北陸の関係資料をもとに海を介した交流について探る


金沢湯涌夢二館

☎/076(235)1112
金沢市湯涌町イ144の1
9時~17時30分(入館30分前)
火曜休み

夢二の工芸―染色・刺繍、人形、竹工芸―

▼8月3日~11月6日
→竹久夢二は、気持ちよく楽しい日常生活を願って、普段使いの工芸品を手がけた。機械や科学技術による大量生産よりも、地方の風土を尊重した「手仕事」による制作を重視している。 夢二は、大正初期から、夢二式美人画の装いを具現化した半襟や浴衣地をデザインし、昭和初期になると、アマチュアの人形制作グループ「どんたく社」を結成して仲間とともに、抒情を立体化した。さらに、「榛名山美術研究所」の設立宣言文を発表し、絵画・木工・陶工・染織などの「新鮮な素朴な日用品」を研究・制作しようと企画した。その後、竹工芸の産地へ依頼して完成した夢二デザインの竹籠に、「どんたく籠」と名付けている。同展では、工芸の街・金沢で、「染色・刺繍」「人形」「竹工芸」をテーマに、夢二の遺品等から成る「竹久家コレクション」の浴衣地類、東京国立近代美術館の人形、新潟県阿賀野市の二瓶武爾コレクションの竹工芸関連作品を中心に、夢二が携わった工芸作品や資料を展示する


福井県立歴史博物館

☎/0776(22)4675
福井市大宮2の19の15
9時~17時(入館30分前)
第2・第4水曜日 11月9日休み

百貨店の近代~文化と娯楽の花咲くところ~

▼10月22日~11月27日
→明治時代以降、大都市で誕生した百貨店は、その後、全国各地につくられていく。百貨店は、ただ買い物をするための場所であるだけでなく、都市の文化や娯楽を象徴する場所であった。同展では、日本と福井の百貨店の歴史をふり返り、百貨店と人びととのつながりの歴史を考える


福井市立郷土歴史博物館

☎/0776(21)0489
福井市宝永3の12の1
9時~19時(11月6日から~17時、入館30分前)
10月31日休み

寿ぎのきもの ジャパニーズ・ウェディング―日本の婚礼衣装―

▼10月8日~11月23日
→婚礼は、人生において最も華やかな儀礼といえよう。洋の東西を問わず、婚礼儀式には、祈りと喜びの感情が満ちあふれている。同展では、日本の婚礼儀式がもっとも美しく、洗練された形で行われていた江戸時代から近代初期にかけての衣裳や婚礼のしつらえを紹介する。現代の生活からは遠くなってしまった「日本の祝いの姿」を再認識し、日本の伝統と心を後世に残す


印傳博物館

☎/055(220)1621
甲府市中央3の11の15印傳屋本店2F
10時~17時
会期中無休

収蔵品展2022―古典作―

▼9月17日~11月27日
→皮革の利用は原始時代にまで遡ると考えられている。鹿革は線維の組織構造が細かいため、柔らかで滑らかな肌触りが感じられると共に丈夫であるという特性があり、様々な品が創られてきた。同館収蔵の資料では合切袋などの袋物や巾着などの提物・莨入・財布・服飾・武具・蹴鞠などがあり、形状や模様は時代や好み、服飾の変遷などによって多様化した。鹿革の主な装飾方法は染料による染め、藁などの煙による燻、撥水性を目的として表面に塗られた漆塗り、型紙を用いて模様を付ける漆付け、多彩な色彩を用いる更紗等がある。同館はこれらの伝統技法による作品を保管し、常時陳列している唯一の博物館。日本人が得意とする細やかな手仕事と発想力は装飾の技術にも反映され、鹿革工芸品においての進化と発達に大きな影響を与えたと考えられる。同展は新収の鹿革工芸品や印傳屋の歴史に関する資料を中心に陳列する。鹿革工芸の様々な用途や技法、模様をご覧いただき、資料に見る今昔を紹介する


駒ヶ根シルクミュージアム

☎/0265(82)8381
長野県駒ヶ根市東伊那482
9時~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合は開館)

  第15回現代手織り物クラフト公募展

▼10月20日~11月27日
→全国で独自の創作活動をしている創作のプロ、および将来プロを目指す人たちが創作した、独創的で優れた織物を公募し、入賞入選作品を展示することで、自立の道を開く支援の場となることを目指して開催する展覧会。部門は、着物、反物、帯、タペストリー


八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)

0266(74)2701
長野県諏訪郡原村17217の1611
9時~17時(入館30分前)
会期中無休

第9回あなたが選ぶ信州の裂織展

▼9月17日~12月4日
→信州の原村では古くから機織りがさかんに行われてきた。ことに裂織は「ぼろ機織り」の名称で親しまれ、今なおその技が継承されている。裂織文化の振興と発展を目的に始められた全国公募展である同展は、来場者の投票によって大賞が選ばれるほか、芸術性、技術、伝統などの視点で審査する審査員特別層を設けている。裂織本来の手法を生かした作品が並ぶ


フェルケール博物館

☎/054(352)8060
静岡市清水区港町2の8の11
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

JAPAN BLUE 福本潮子藍色の世界

▼10月8日~12月11日
→清水に生まれて大阪で育った福本潮子は藍と布による表現を追い求めてきた。今では、藍染の伝統に現代的な感覚を加え、能や茶道などと密接に関わる空間・造形表現をも手掛ける国際的な芸術家として活躍している。同展は福本潮子の藍染による幅広い作品に加えて、学生の頃に描いた懐かしい清水港のスケッチも紹介する


静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

芹沢銈介と沖縄

▼10月8日~12月11日
→昭和3(1928)年、芹沢銈介は沖縄の紅型を見て衝撃を受け、以後本格的に染色家を目指して歩きはじめた。11年後の昭和14(1939)年には、初めて沖縄にわたってその風物に魅了され、沖縄に取材した多数の代表作が生まれた。同展では、芹沢と沖縄との深いかかわりを、代表作150点を通してたどる。展示室後半には、芹沢が収集した紅型の着物をはじめとして、陶磁器、漆器、玩具など、沖縄の工芸品50点を展示する


星ヶ丘三越

☎/052(783)1111
名古屋市千種区星が丘元町14の14
10時~19時

第69回日本伝統工芸展

▼9月28日~10月2日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ、受賞作、地元工芸作家の入選作品などを展示


豊田市民芸の森

☎/0565(46)0001
豊田市平戸橋町石平60の1
9時17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

森のアート展「藍染めに魅せられて~なみ工房の仲間たち~」

▼9月23日~12月4日
→豊田市民芸館「絞り染め・藍染め講座」の講師である加藤南美子とその仲間3人による、鮮やかで深みのある美しい藍染め作品を展示


豊田市民芸館

☎/0565(45)4039
愛知県豊田市平戸橋町波岩86の100
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

藍染の絞り 片野元彦・かほりの仕事

▼9月13日~12月4日
→藍染絞りの第一人者として知られる片野元彦(1899~1975年)を紹介する特別展。名古屋で生まれ、若い頃は画家の岸田劉生に師事し、洋画家を目指していた片野は、岸田の急逝後は染物を学び、57歳の時、日本民藝館創設者の柳宗悦に、有松・鳴海の絞りの仕事を再興するように託されたのがきっかけで藍染絞りの道に専念した。同展では、片野が76歳で亡くなるまで、絞染職人として邁進したことがうかがえる、天然藍を中心とした植物染料の絞り染の着物や服地、暖簾や飾布など、生活の中で使用されてきた絞り染作品の数々が展示される。あわせて片野の長女で絞り染作家の、かほり(1932~2016年)の初出展を含む作品のほか、書簡などの関連資料、親交のあった写真家、藤本巧撮影によるふたりの写真など、総数約100点が公開される



堀川新文化ビルヂング<ギャラリースペースNEUTRAL>

☎/075(431)5537
京都市上京区皀莢町287
10時~19時(10月28日~17時)
会期中無休

KYOTO NUNO NUNO―NUNO 須藤玲子、林雅之、we+によるテキスタイルインスタレーション―

▼10月5日~30日<ギャラリースペースNEUTRAL>
→革新的な布づくりで世界的に注目を集める須藤玲子率いるNUNO、その21年ぶりとなる京都でのテキスタイルインスタレーション《KYOTO nuno nuno》展が、堀川新文化ビルヂングの開館1周年を記念して、同館ギャラリースペースNEUTRALにて開催される。本展はこれまでの布づくりの全貌を紹介する NUNO 初の作品集NUNO―Visionary Japanese Textilesの発刊にあわせ、昨年末にAXISギャラリー(東京 六本木)で開催された展覧会《nuno nuno》をベースに、新たに京都エディションとして制作発表するものです。NUNO の代表的なテキスタイルと、作品集の全写真を撮り下ろした林雅之による写真を、コンテンポラリーデザインスタジオ we+による没入感あふれる展示空間とともに紹介する


西陣織会館史料室

☎/075(432)6130
京都市上京区堀川通今出川下ル
10時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)

所蔵の逸品―『綾錦』を中心に―

▼9月6日~12月20日
→大正4年に開館した西陣織物館(現・京都市考古資料館)は大正15年まで広く国内から貴重な染織品を借りて展示を行った。多大な労力を要して借用した貴重な名品を返却する際、それを記録しようと画家や染織工芸家、図案家などによって模写されたものが『綾錦』として芸艸堂から刊行された。今回、この原画や木版、原画の元となった当館所蔵の染織品を中心に、併せて著名な画家が原画を描いた織物などを紹介


京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(初日12時~、入館30分前)
会期中無休

2022全国染織産地展京都展―琳派模様―

▼10月13日~15日
→「世界に向けた日本意匠の発信」をモットーに、着物市場におけるプレタポルテからオートクチュールへの新市場開拓の展開を企図して、“一点一作”を顕著に表現したデザインによる高度な技術を用いた着物の商品開発を、若手技術者等を中心に行ない、開発にあたっては全国染織連合会が主体となって、統一の創作テーマ「琳派模様 ~江戸から令和へ~」に基づいた意匠により、全商品が総合的・相互作用として強力にアピールできる商品群として制作にあたった成果を展示する

第33回集団AUF(アウフ)展 <別館>

▼10月11日~16日
→加藤祐子、宮里由紀子、平井真人、児玉美咲、平尾美恵、吉田誠、門田里栄子、園田洋子をメンバーとする染織集団の作品展


ギャルリ・オーブ

☎/075(791)9122
京都市左京区北白川瓜生山町2の116瓜生山学園京都芸術大学内
10時30分~18時30分
日曜休み

織の世界とバスケタリー展

▼9月2日~10月3日
→瓜生山学園京都芸術大学美術工芸科染織テキスタイルコース教授・仁尾敬二の退職記念展。かごの素材や編技法を独創的に展開した造形作品の展覧会「第34回バスケタリー展」が同時開催される


川島織物文化館

☎/075(741)4323 京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約。土・日曜、祝日休み

昭和のはじめを駆け抜けた とっておきの一着 一枚の着物・一筋の帯

▼3月1日~23年1月31日
→きもの研究家の草柳アキより寄贈された240点余りの和装品の中核は、昭和初期から中期の晴れ着で、色柄は時代性を色濃く反映しており、和服史上においても伝え残すべき大変貴重なものばかり。一枚のきもの、一筋の帯が醸し出す「昭和」を、選りすぐりの逸品で紹介する


京都府立京都学・歴彩館

☎/075(723)4831
京都市左京区下鴨半木町1の29
9時~17時
祝日,第2土曜休み

中井貞次と井隼慶人

▼9月17日~11月6日
→中井貞次(1932~)は、藍を基調としたろう防染技法による浸染で世界の様々な土地の風土をテーマに制作し、染色分野で初めて日本藝術員会員になった。井隼慶人(1941~は、ろう防染技法による染色で身近な風景や生き物を表現し色鮮やかな作品を制作している。両作家の表現の世界を紹介する


ギャラリーギャラリー

☎/075(341)1501
京都市下京区河原町通四条下ル東側寿ビル5F
12時~19時(最終日~17時)
木曜休み

高木光司展

▼9月24日~10月9日
→ファイバーアート

戸矢崎満雄 豆本”犬””猫”展

▼9月24日~10月9日

有田やえ展

▼10月15日~10月30日
→ろう染による作品展示

宮本徳子ジュエリー展

▼10月15日~30日


京都産業会館ホール

☎/075(351)1300
京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78京都経済センター2F
9時30分~19時30分(最終日~18時、入館30分前)

第69回日本伝統工芸展

▼10月12日~14日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。人間国宝の作品をはじめ、受賞作、地元在住作家の入選作品などを展示


京都絞り工芸館

☎/075(221)4252
京都市中京区油小路通御池下ル
9時~17時
不定休

巨大絞り几帳四連作「京の四季」一挙公開

▼9月2日~12月25日
→春は篝火にゆらめく円山公園の枝垂桜。夏は辻が花を惜しげもなく施した五山の送り火。秋は絞りの紅葉の合間に見える八坂の塔から高台寺、知恩寺、永観堂までをライトアップした風景。冬は月光のなか、幻想的に浮かぶ北野天満宮の梅の古木。それぞれの絞り染めによる几帳は幅6.5mと非常に大きく、春夏秋冬が並ぶ様は壮観


桃青ギャラリー

☎/075(585)5696
京都市中京区一之船入町375 SSSビル1F
11時~18時
日・月曜休み

福本潮子・横溝美由紀二人展

▼10月7日~29日(前期)/11月4日~26日(後期)
→スケールの大きな藍染作品で知られる福本潮子。深みのある藍色の濃淡と素材となる布のコントラストが奥行きのある空間を生み出し、壮大な宇宙を思わせる広がりを感じさせる。サイト・スペシフィックな作品で知られる横溝美由紀。油絵具を施した糸を弾くことによってキャンバスに刻まれた縦横の線の軌跡が、無限に広がる雄大な時間を感じさせる。2名の世界的アーティストによる新作を展示


ギャラリーマロニエ

☎/075(221)0117
京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町332
12時~19時(日曜~18時)
月曜休み

Looking for Blue 4 サイアノタイププリントを用いた表現を探る

▼9月27日~10月9日
→ブループリントによる作品展

自我像展

▼10月11日~23日
→染織を含む若手作家による作品展

グレン・カウフマン若手作家サポート賞 四方理南個展

▼10月25日~30日


ギャラリーにしかわ

☎/075(212)3153 京都市中京区河原町通四条上ルマロニエビル2F
12時~19時(最終日~17時)
月曜休み

村山順子展

▼9月23日~10月2日
→日本の動植物をモチーフにしたコンピュータジャカード布地をデザインした、ポリエステルや木綿生地のインテリアや服飾雑貨を展示


ギャラリー啓

☎/075(212)7114 京都市中京区寺町通夷川上ル西側
12時~18時
会期中無休

かご展

▼10月7日~12日
→鉈入れや砥石入れなど、小ぶりなかごを展示する

日本の自然布―木綿以前の布―

▼10月22日~23日


染・清流館

☎/075(255)5301
京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

髙谷光雄展「寓意と真実」

▼9月30日~10月23日
→京都を拠点に活動する染色作家の髙谷光雄(1941 年~)は、同時代の真実を、蝋染の技法で寓意的にあらわす作品を手掛けている。その真実は、戦時下の大量殺戮や原子力発電所のメルトダウン事故など重い内容を含みますが、画面には強制収容所の線路や原爆ドーム、立ち昇る煙などが控えめに描かれるのみで、声高なメッセージを発するわけではない。むしろ融解する巨大なリンゴや、大空を泳ぐクジラを前に、観る側は作者からの問いかけを読み解く想像力をかき立てられる。若いころ旧約聖書の逸話をタイトルに掲げ、写実的な舟や家屋を鮮烈な色彩空間に象徴的に配した連作を展開した作家は、世紀が変わるあたりで作風を大きく転換し、戦前回帰の風潮や排他主義の伸長など具体的な社会状況から作品を構想するようになった。9.11 の同時多発テロからアフガン、イラクの戦争へ至る世相も影響したのかもしれない。戦争の非道を告発したケーテ・コルヴィッツを敬愛する髙谷の仕事はまた、ゴヤの風刺画や浜田知明の版画、丸木位里・俊夫妻の画業などともつながりを感じさせ、染色の世界では稀有な存在です。近年は題名に「交響曲」を冠する大作のシリーズに取り組み、一部は海外で収蔵されるなど、作品への共感は一段と広がりつつある。日本の染色は主に衣類を装飾する技術として発展し、描かれる主題は花鳥風月に代表される日本の伝統的な美意識でした。髙谷も伝統的な技法を駆使しつつ、深い洞察と内省に導かれて人間の真実を染め伝える。その孤高の創作を、新作をまじえた個展形式で紹介する


福知山市治水記念館

☎/0773(22)4200 京都府福知山市字下柳39
9時~16時30分
月・火曜休み

第24回由良川藍染作品展

▼10月1日~11月6日
→福知山藍同好会主催の藍染作品展



三重県総合博物館

☎/059(228)2283
津市一身田上津部田3060
9時~17時(土・日曜、祝日~19時)
月曜休み(祝日の場合翌休)

三重の実物図鑑 伊勢型紙 技をきわめる

▼10月29日~11月27日
→2020年度に同館に寄贈された伊勢型紙関係資料から、昭和・平成の時代を代表する伊勢型紙錐彫技法の伝統工芸士であった故六谷泰英氏の作品や道具、収集資料を紹介


神宮徴古館

☎/0596(22)1700
三重県伊勢市神田久志本町1754の1
9時~16時30分(入館30分前)
木曜休み(祝日の場合翌休)

生きる正倉院―伊勢神宮と正倉院が紡ぐもの―

▼9月13日~11月9日
→奈良時代、聖武天皇の49日の法要に際して、光明皇后により東大寺の大仏へと献納されたのが正倉院宝物である。正倉院事務所による正倉院再現模造品の製作は、長い時の中で失われた当時の構造や技法、素材をも究明して現代へと蘇らせることに重要な意義がある。連綿と繰り返し調製されてきた神宮神宝と正倉院宝物が紡ぐ1000有余年に及ぶわが国の技術と文化の粋。同展では今後の神宮式年遷宮斎行に欠かせない伝統文化を紹介する。染織品は、「第3章神々と貴人の衣装―優雅な染織―」で、五窠文錦御被、白橡綾錦几褥、御高機ほかを展示する


gallery サラ

☎/077(532)9020
大津市北比良1043の40
11時~17時
月・火曜休み

坂田ルツ子展―KOHTI VALOA―

▼10月1日~23日
→フィンランド在住のフェルト作家、坂田ルツ子による、マフラー、ジャケット、帽子、インスタレーションと、カリ・ヴィルタレンの木の家具や木工作品も展示


髙島屋史料館

☎/06(6632)9102
大阪市浪速区日本橋3の5の25髙島屋東別館3F
10時~17時(入館30分前)
火・水曜、10月27日~11月4日休み

画工画 明治の画工、世界に挑む

▼9月10日~12月19日
→明治中期、京都の小さな呉服商であった高島屋は新しく貿易業を始めた。輸出したのは美術染織品。当時、「画工」と呼ばれた人々が描いた下画をもとに、職人が染・織・刺繍を駆使して額絵や壁掛、屏風などに仕立てた。高島屋の製品は世界各国の博覧会で高い評価を受け、異国の邸宅を彩る室内装飾品として続々輸出された。世界市場を視野に入れた製品の下画は、伝統的な日本の絵画を基本としつつも、洋風のモチーフや構図を意欲的に取り込んだ斬新な画が多く見られる。世界が認めた製品の下画を描いたのは誰か?。今に残る書簡や出勤簿から、岸竹堂、今尾景年、幸野楳嶺、竹内栖鳳ら、名だたる面々が手がけていたことが知られる。けれども、下画は下画であるが故に、署名も印も残されていない。そんな“名も無き”画工たちによる下画の数々と稀少な製品の展観を通して、世界に挑んだ明治の画工の気概と矜持を伝える


八尾市立歴史民俗資料館

☎/072(941)3601
大阪府八尾市千塚3の180の1
9時~17時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)

着物―辻合コレクションより―

▼7月29日~10月3日
→河内木綿の文様研究家であった辻合喜代太郎氏のコレクションの中から、女性の着物を中心に紹介する


ギャラリー猫亀屋

☎/072(425)4883
大阪府泉南郡岬町淡輪4193の2
10時~17時
火・水曜休み

林塔子展

▼10月15日~20日
→織物造形の作品展示


日本・モンゴル民族博物館

☎/0796(56)1000
兵庫県豊岡市但東町中山711
9時30分~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合開館)

モンゴルの星★風をまとう~公文知洋子の世界から~

▼7月10日~11月8日
→藍染古布と出会い、失われゆく藍の伝統文化に新しい風を吹き込みたいと、裂織作品を中心に制作活動を続けてきた作家の作品展。裂織は、糸では表現できない微妙な色合いと温かみのある風合い、そして重量感ある布が魅力。また一方で軽やかで繊細かつ透明感のある布として革新的なチャレンジを続け、その創作を極め独自の世界を展開する。今回は、歴史的にちりめんの生産が盛んであった豊岡市但東町ならではのシルクを使った新作も展示する


姫路市書写の里・美術工芸館

☎/079(267)0301
兵庫県姫路市書写1223
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

2022年播磨工芸美術展

▼9月3日~10月23日
→播磨で活躍する現代工芸作家グループ「播磨工芸会」の作品を紹介する作品展で、陶芸、染織、漆芸、革工芸の各分野から作品約30点が展示される。また公募部門の作品もあわせて展示され、審査を通った優秀作品が公開される


CALICO:the BHAVAN

☎/0742(87)1513
奈良市雑司町491の5
11時~17時
月・火曜休み(祝日の場合開館)

アジュラック:プリンテッド・ユニバース/向井詩織

▼9月17日~10月2日

アジュラック:プリンテッド・ユニバース/Sufiyan Ismail Khatri

▼10月11日~30日

奈良国立博物館

☎/0742(22)7771
奈良市登大路町50
9時~18時(金・土・日曜・祝日~20時、入館30分前)
会期中無休

第74回正倉院展

▼10月29日~11月14日
→正倉院宝物は、かつて東大寺の倉であった正倉院に収納されていた品々で、その数はおよそ9000件を数えます。正倉院展は、これらの中から毎年60件前後が厳選され公開される。今年は、奈良時代の装いに関連する宝物が多数出陳されるのも特徴。犀角魚形(腰飾り)や彩絵水鳥形(鳥形の飾り具)は、高貴な身分の人が腰帯から下げたり、衣服に縫い付けたりして用いたと考えられ、わずか数センチの大きさでありながら、魚鱗や鳥翼に施された精密な細工には目を見張る。奈良時代は仏教が国家鎮護の役割を担い、法会が盛んに営まれていました。伎楽面 力士(楽舞の面)は、天平勝宝4年(752)の大仏開眼会で使用されたことが墨書から判明する品で、表面に施された鮮烈な赤が華やかな法会の情景を浮かび上がらせるよう。これら数々の宝物は、伝統を重んじる人々の弛まぬ努力によって守り伝えられてきた。会場の最後に展示する錦繡綾絁等雑張(東大寺屛風に貼り交ぜられた染織品)は、江戸時代の天保4年(1833)の開封を機に屛風に仕立て整理された奈良時代の古裂の断片で、正倉院における保存整理のさきがけとして象徴的な意義をもっている。これらの染織品を通して、現代に至る宝物伝承の取り組みを紹介する


熊野古道なかへち美術館

☎/0739(65)0390
和歌山県 田辺市中辺路町近露891
10時〜17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)

現代の織VI 熊井恭子展

▼7月16日~11月6日 →細い金属線材を織り技法で布にして50年になる。平面から立体まで約15点を展示する。1987年ローザンヌ国際タペストリービエンナーレ入選作品「風の道」も20年振りに展示する。手織り機で織った金属布、針による立体織で作成したボール、発色チタン織、ミニアチュールオブジェクト、PCジャカード織やインクジェットプリントによるタペストリーなど多様な作品展示となる


高野山霊宝館

☎/0736(56)2029
和歌山県伊都郡高野町高野山306
8時30分~17時

仏を護る入れ物~納める・容れる・包む~

▼10月15日~23年1月15日



倉敷民藝館

☎/086(422)1637
岡山県倉敷市中央1の4の11
9時~17時(~2月~16時15分、入館15分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

幾何学文様―くりかえしの美―

▼6月3日~23年5月28日
→幾何学文様とは、点・線・面などで構成される文様で、平行移動、反転、回転、拡大・縮小といった操作を加えながら連続して組み合わせ、配列・配色の展開および繰り返しにより、無限の文様展開が可能であるという特徴がある。日本では古来よりの染織品、陶磁器、漆器などに幾何学文様が施されており、豊かで美しい暮らしの一助となっている。同展では、麻の葉文様の刺子大風呂敷〈岡山県倉敷〉、七宝文様の染付番茶碗〈佐賀県伊万里・江戸時代〉、外村吉之介初代館長と模様の工夫を重ねて作られた倉敷花むしろ〈岡山県倉敷・昭和時代〉などを出品。 そのほかイランの岩塩袋、アフリカの染織品や木製スツール(腰掛)、アメリカの鉢など世界各地の工芸品(館蔵品)も出品。 民族に関わらず共通した幾何学文様の魅力を紹介する


新見美術館

☎/0867(72)7851
岡山県新見市西方361
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み

大正の夢 秘密の銘仙ものがたり 桐生正子着物コレクション

▼9月10日~11月6日
→銘仙は大正から昭和初期に大流行した着物地の一つで、独特の絣で色柄を表現しており、絹製品としては安価だったことから女学生の通学着や若い女性のおしゃれ着として人気を博した。絹製品としては安価だったことから女学生の通学着や若い女性のおしゃれ着として人気を博した。各百貨店が新作銘仙を発売することで売り上げを伸ばし、デパートが一部富裕層のものから中産階級まで間口を広げるきっかけにもなったという。同展では、銘仙研究家でNASU MEISEN LABを主宰する桐生正子が収集した約600枚の中から約40枚の銘仙を紹介する。銘仙の登場によって普通の少女たちがおしゃれを楽しむことができるようになった時代背景とともに、当時の流行画家たちも携わったという銘仙のデザインのユニークさを紹介する


gallery G

☎/082(211)3260
広島市中区上八丁堀4の1公開空地内
11時~18時(最終日~15時)
会期中無休

米山清人の世界―第6回京友禅の匠染織展

▼10月25日~30日
→京都在住の友禅染作家による着物、染帯、着物地による婦人服、小物などを展示



徴古館

☎/0952(23)4200
佐賀市松原2の5の22
9時30分~16時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

鍋島家伝来 きもの総選挙

▼9月17日~11月23日
→小袖や裃、能装束など鍋島家に伝わる多種多様な「きもの」の中から、図柄や歴史性などそれぞれの観点で選んだおすすめのものを紹介。展示室やSNSで、自分の一番好きな「きもの」に投票できる


熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

熊本県伝統工芸館開館40周年記念 くまもと いいモノ・ほしいモノ展

▼8月2日~10月10日

アート・ニット糸遊び3人展

▼9月27日~10月2日


熊本市くまもと工芸会館

☎/096(358)5711
熊本市南区川尻1の3の58
9時~17時(最終日~15時)
月曜休み(祝日の場合翌休)

今昔着物と古布展~琉球の染織~

▼10月5日~10日
→明治期の文明開化当時の技術を色濃く残し、日本人の生活を支えてきた久留米絣、赤い縮緬地に贅の極み(日本刺繍)を施した小袖着物、南国らしい独自の風土と歴史を強く感じさせる琉球紅型を中心に、合わせて、絣や縮緬、錦紗等の古布はぎれ、アンティーク着物から現代に至る着物・帯など約500点を展示・販売


那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

小柄の紅型衣裳/朱漆の漆器

▼9月30日~10月24日
→紅型衣裳は、国宝・琉球国王尚家関係資料から、「空色地葦雁文様紅型木綿衣裳」「白地花亀甲繋文様紅型苧麻衣裳」などを展示

鳥の文様の紅型衣裳

▼10月28日~11月23日
→国宝・琉球国王尚家関係資料から、「白地霞枝垂桜燕文様紅型苧麻衣裳」「空色地雲鶴松竹梅霞文様紅型紬衣裳」「白地鶴霞菖蒲楓桜文様紅型苧麻衣裳」などを展示