歴史探求 世界の染!ナチュラルブロックプリントキット

 

 
ナチュラルブロックプリントキット
SHIORI MUKAI TEXTILE」向井詩織さん監修のブロックプリントキットです。
パキスタンとインドの国境付近で脈々と受け継がれている"アジュラック”を類似体験できます。

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ブロックプリント? アジュラック?

 
ブロックプリントとは、ブロック(木版)に染料をつけ、生地に押して柄を描く染色技法のことで、"アジュラック"とは、そのブロックプリントの一種です。パキスタン・シンドゥ、インド・グジャラート州カッチ、ラジャスタン州バーマーに暮らす、「Khatri カトリ」コミュニティによってつくられています。紀元前、インダス文明には既に存在しており、歴史の授業でもなじみのハラッパー遺跡、モヘンジョ=ダーロなどからもその痕跡が出土されており、古代から脈々と受け継がれる染色技法として歴史的にも注目を浴びています。
 

 
インド北西部・グジャラート州の最西端カッチ地方の伝統的な"アジュラック"には主に「INDIGO」「IRON」「ALUM」の染料ペーストがあり、伝統的な「IRON」の作り方は、古くなった馬の蹄鉄を水に入れ、そこに雛豆の粉などを加えて菌を繁殖させ、その時に出る有機酸で鉄を溶かします。そこにマメ科植物由来の天然系素材などを使用した糊剤を加えて粘土をもたせてペーストを作っており、似た手法で「ALUM」のペーストも作られています。

本キットはこの"カッチ地方のアジュラック"の染料をできるだけ再現したものとなっております。(製造方法は上記の方法とは異なります。)
 

使い方

キットには「INDIGO(藍)」「IRON(鉄)」「ALUM(アルミ)」の3種類のペーストの他に、「綿手拭い」3枚、「植物染料(ミロバランエキス)」、「色止め(酢酸)」が付属していますので、木版だけ用意をすればあとはご家庭にある物ですぐに染色がはじめられます。
木版の代わりに積み木などの木のブロックや消しゴムで作ったオリジナルの判子でも楽しめます。

染料下漬け→ペーストスタンプが基本的な使い方

生地を植物染料で下漬け処理をしてしっかり乾燥しておき、「INDIGO」「IRON」「ALUM」の3種類のペーストを木版などでスタンプ。あとは水洗いと色止めをすれば完成です。
 
草木染における金属媒染の発色の違いを比べやすく、草木染がはじめてという方にも非常におすすめです。
下漬けに使う植物染料を茜など、他の植物に変えれば色をアレンジすることも可能です。

INDIGOペーストなら下漬けなしでもスタンプできる

「ALUM」「IRON」の金属系のペーストは、下漬けした植物染料と金属が結合することで発色されるのに対し、「INDIGO」ペーストは通常の藍染のように、空気酸化でペーストが発色するため、植物染料による下漬け処理がなくても使うことができます。
 
白い綿生地の上にスタンプするだけでも素敵な作品づくりが可能です。
(下漬け処理の有無に関わらずINDIGOペーストは付属のハイドロを加えてアルカリ還元状態にしておく必要があります。)

キットを使った解説動画を公開中!

弊社YouTubeチャンネルにて下準備から使い方までの一連の流れを解説した動画を公開しております。
また、染色材料カタログに商品情報を掲載しておりますので、よろしければそちらもご一読ください。

応用編

>>>こちらから
ブロックプリントの次なるステップとして、表現の幅を増やす色味の変化の方法をご紹介!オール草木だからこそのナチュラル・シンプルな方法です!
 

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