2月の展覧会情報
◀13月▶
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【お知らせ】展覧会情報あるふぁは令和6年3月末を以て終了いたします。
新規の掲載のお申し込みは令和5年10月28日を以て終了いたしました。

詳しくは上の丸印をクリック
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北海道立近代美術館

☎/011(644)6811
札幌市中央区北1条西17
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

AINU ART―モレウのうた

▼1月13日~3月10日
→アイヌ文様の特徴のひとつであるモレウ(渦巻き文)をキーワードに、アイヌアートの多様性とデザイン性に富んだ造形力に注目します。貝澤徹、西田香代子、藤戸康平らの近作、新作とともに、先人たちが残した木工芸、染織の優品を展示する

マリヤギャラリー

☎/011(221)3307
札幌市中央区北1条西3(時計台前仲通)マリヤ手芸店3F
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

松田イメルダ手編みアルパカ展

▼2月8日~13日
→アンデスの宝、アルパカ100%糸を使用したオリジナル作品展。さあたかい手編みセーター、手袋、小物など、松田イメルダがリマの自社工房で製作した作品群を展示

札幌市資料館ミニギャラリー

☎/011(251)0731
札幌市中央区大通西13
11時~18時(最終日~17時)
会期中無休

資料館deひなめぐり ひな工房八重の衣工房展

▼2月27日~3月3日

ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時~17時(最終日~16時)
会期中無休

古裂の雛展

▼2月6日~11日


札幌芸術の森 工芸館

☎/011(591)0090
札幌市南区芸術の森2の75
10時~16時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)、~12月15日は土日祝日のみ開場

クラフトギャラリー VESTPOCKET "暮らしのとなり”

▼11月18日~3月3日
→夜は長く、静寂の季節が訪れる。赤黄色の葉がはらはらと落ちるともうすぐ銀世界が広がる。マグカップからたちのぼる湯気、首元を優しくあたためるマフラー、お気に入りのカトラリー、耳元を飾るイヤリング、そばにあるとほっとして毎日を彩ってくれる、暮らしのとなりに寄り添うものを展示。テキスタイルは、小島柚穂、坂本友希、下村好子、松崎



宮城県美術館

☎/022(221)2111
仙台市青葉区川内元支倉34の1
9時30分~17時(最終日~15時、入館30分前)
会期中無休

   第55回 東北生活文化大学美術学部美術表現学科卒業制作展<県民ギャラリー>

   ▼2月21日~26日

せんだいメディアテーク

☎/022(713)3171
仙台市青葉区春日町2の1
10時~19時(最終日~17時)

   東北工業大学産業デザイン学科2023年度卒業制作展

   ▼2月16日~21日

秋田市立赤れんが郷土館

   ☎/018(863)6851
    秋田市大町3の3の21
9時30分~16時30分

CRAFT&DESIG

▼10月28日~2月4日
→秋田市美術工芸協会と秋田県デザイン協会との合同企画展。テーマをもとに会員が制作した作品を展示し、その作品と活動を広く紹介する

秋田県立美術館

☎/018(853)8686
秋田市中通1の4の2
10時~18時(初日13時~、最終日~17時、入館30分前)
会期中無休

秋田公立美術大学卒業・修了研究作品展2024<ギャラリー>

▼2月15日~19日
→染織作品はものづくりデザイン専攻に含まれる

東北芸術工科大学 

☎/023(627)2000
山形市上桜田3の4の5
10時~17時
会期中無休・2月11日・12日(土・日曜)は定員2000名の事前予約

   東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展

   ▼2月7日~12日
→染織は、学部は芸術学部美術科テキスタイルコース、大学院は、修士課程は芸術文化専攻工芸領域、博士課程は芸術工学専攻



文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(12月15日・1月19日~19時、入館30分前)
日曜・祝日

魔除け―見えない敵を服でブロック!―

▼12月9日~2月14日

→新型コロナウィルスの世界的な流行は、病気の恐ろしさや、人生でままならぬ事態が突然起こりうることを改めて実感させた。科学の知識がない時代、病気や死は目に見えない「魔」によって引き起こされるものと信じられ、人体と外界との境目にある衣服には、「魔」から身を守る役割も求められた。人々は、「魔」を追い払い、さらに幸運を引き寄せる力があるとされる文様を衣服に表したり、装身具によって結界を築くなど、「見えない敵」から身を守り、より良い人生となるよう衣服に願いを込めた。同展では、日本と世界各地の民族衣装や装身具に見る魔除けや招福の役割を探る

文化学園大学新都心キャンパス

☎/03(3299)2310
渋谷区代々木3の22の1
10時~18時(最終日~17時)
会期中無休

文化学園大学造形学部デザイン・造形学科/建築インテリア学科卒業研究展<20階>

▼2月9日~11日
→染織はデザイン・造形学科テキスタイルワークコース

明治神宮ミュージアム

☎/03(3379)5875
渋谷区代々木神園町1の1
10時~16時30分(入館30分前)
木曜休み(祝日の場合開館)

正倉院宝物を受け継ぐ―明治天皇に始まる宝物模造の歴史―

▼12月23日~2月25日
→奈良時代、聖武天皇御遺愛品を東大寺の廬舎那仏に奉げたことに始まる正倉院宝物は、明治10年の明治天皇奈良行幸を機に天皇により整理・修復を命じられ、これが現代まで続く正倉院宝物の修理や模造製作の第一歩とされている。また、明治神宮鎮座の際に明治天皇・昭憲皇太后の御物を修めるべく建設された明治神宮宝物殿は、鉄筋コンクリートにより正倉院を模して建築され、平成23年には重要文化財に指定されるなど、同展は明治神宮とゆかり深い正倉院の関係から明治神宮ミュージアムを会場として実施されている

世田谷文学館

☎/03(5374)9111
東京都世田谷区南烏山1-10-10
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日は開館)

衣裳は語る──映画衣裳デザイナー・柳生悦子の仕事

▼10月7日~2024年3月31日
→1950年代から80年代まで、100本以上の映画作品で数々の衣裳デザインを担当した柳生悦子(1929~2020年)のデザイン画を展示し、映画衣裳デザイナーのパイオニアの仕事を紹介する。

東京藝術大学大学美術館

☎/050(5525)2201
台東区上野公園12の8
9時30~17時30分(入館30分前)
会期中無休

東京藝術大学美術学部大学院美術研究科修士課程第72回令和5年度修了作品展

▼1月28日~2月2日

東京藝術大学

☎/050(5525)2201
台東区上野公園12の8
10時~17時
会期中無休

東京藝術大学 美術学部 大学院美術研究科修士課程第72回令和5年度卒業・修了作品展

▼1月28日~2月2日

東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

中国の染織 吉祥文様

▼11月14日~2月4日
→中国の旧正月である春節にあわせて、吉祥文様を表した緞通(絨毯)、刺繡を展示。四霊に数えられる龍に加え、中国で好まれてきた牡丹文、蝙蝠文、蝶文、石榴文などについて、各モチーフに込められた願いを解説するとともに、作品の染織技法を紹介する

アジアの染織カシミヤ・ショール

▼11月14日~2月4日
→インド北西部・カシミール地方で放牧される山羊からは、上質な毛糸が生産された。それを染色し、緻密な文様を綴織で表したカシミヤ・ショールは、インド・ムガル朝の貴族のみならず、18世紀にはヨーロッパでも人気を博した。その需要に応えるため、織りを模した刺繡のショールが登場し、さらに、イラン・ケルマン地方でも製作されるようになる。同展では、これらの作品を展示し、カシミヤ・ショールの展開を追う。あわせて、カシミヤ・ショールを愛好したインド・ムガル朝やイラン・サファヴィー朝の装束や錦も展示することで、同時代のアジアの宮廷文化を紹介する。

東京都美術館

☎/03(3823)6921
台東区上野公園8の36
9時30分~17時30分(初日11時~、最終日~13時30分 入館30分前)
会期中無休

東京藝術大学美術学部第72回 令和5年度 卒業作品展

▼1月28日~2月2日

巷房

☎/03(3567)8727
中央区銀座1の9の8奥野ビル
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休

片平隆之展―胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏―

▼2月12日~17日
→布を使ったインスタレーション

ギャラリーおかりや

  ☎/03(3535)5321
  中央区銀座4の3の5銀座AHビルB2F
  11時~19時(最終日~16時)
  会期中無休

水沼伊代子 藍の世界

▼2月21日~26日
→ニット作品

ACギャラリー

☎/03(3573)3676
中央区銀座5の5の9阿部ビル4F
11時30分~19時(最終日~16時)
会期中無休

武堂詠子 kibi-ru ACTION BAG展

▼2月7日~12日
→ブランド名の「きびる」は作家の故郷である博多で「結ぶ」という意味。アジア、中米、アフリカの伝統的な布、希少な手織り、手染めのつないだ彩り豊かなバッグを展示する

丸紅ギャラリー

  📩/gallery@marubeni.com
  千代田区大手町1の4の2丸紅ビル3F
  10時~17時(入館30分前)
  日曜・祝日

「ふしみ殿御あつらへ」小袖裂と復元小袖―墨書と裂から分かる桃山時代の小袖制作―

▼1月23日~2月22日
→丸紅コレクションとして所蔵する希少な桃山時代の辻が花の小袖裂と、それをもとに復元した小袖を展示。この小袖は、1996年7月から1999年12月まで3年余りの歳月をかけ、丸紅設立50周年記念事業として、養蚕から糸づくり、手織り、湯のし、下絵、糸入れ、絞り、染め、仕立てまでの工程を、可能な限り桃山期の技術に基づいて復元したもの。また、小袖裂には、「ふしみ殿御あつらへ」との墨書が記されており、秀吉の側室であった淀が着用した小袖の一部と考えられてきた。同展では、当時の呉服制作の観点から墨書が記された目的と理由を明らかにし、必ずしも注文主が淀とは限らないことを示すとともに、同じ桃山時代の貴重な染織品である辻が花裂を紹介する

皇居三の丸尚蔵館

☎/050(5541)8600
千代田区千代田1の1皇居東御苑内
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

  皇室のみやび―受け継ぐ美―第2期 近代皇室を彩る技と美

   ▼1月4日~3月3日
→同館の収蔵作品には、明治時代以降に宮中において室内装飾として使用された美術工芸品類が含まれている。なかでも、明治22年(1889)に大日本帝国憲法発布式が行われた場所でもある明治宮殿を飾った作品は、当時の著名な作家が最高の技術を凝らしたもの。第2期では、それらの作品とともに即位や大婚25年(銀婚式)など皇室の慶事を契機として制作された作品、さらに明治・大正・昭和の三代の天皇皇后にゆかりのある品々を紹介する

共立女子大学博物館

☎/03(3237)2665
千代田区一ツ橋2の6の1
10時~17時(土曜10時~13時)
日曜・祝日休み

和と洋が出会う博物館 共立女子大学コレクション9

▼1月9日~3月23日
→同大学では、本年度から建築・デザイン学部が開設された。人々の生活をとりまく空間やモノに目をむける同学部の開設によせて、同展では、生活の中で使われるために生み出されたものを集めて展示。和と洋それぞれの生活を彩った資料から、夜着や一つ身といった染織品のほかに、漆工品や19世紀ヨーロッパのビーズ小物類を紹介する

大倉集古館

☎/03(5575)5711
港区虎ノ門2の10の3
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

大倉集古館の春―新春を寿ぎ、春を待つ―

▼1月23日~3月24日
→新春の造形として、まずは末広がりの扇の作品から。不思議な縁によって大倉集古館へ収蔵された宗達派による《扇面流図屏風》を始め、日本や中国で作られた扇絵のコレクションを展示する。また、本年の干支である辰に因んだ伝説の生き物・龍をテーマにした作品も。中国伝統の衣装や珍しい古代の硯なども紹介。そして、新春から春にかけての美しい景物を描いた作品では、名品として名高い横山大観筆《夜桜》を展示。他にも墨の諧調で春を知らせる水墨画や、彩りで春を魅せる着色の作品を取り上げ、新春を寿ぎ、来る春を待つ時期にふさわしい大倉集古館所蔵品を展示する

スパイラルガーデン

☎/03(3498)1171
港区南青山5の6の23
11時~20時
会期中無休

女子美術大学デザイン・工芸学科工芸専攻卒業・修了制作展2024―流れの行く先―

▼2月9日~13日
→染、織、刺繍、陶、ガラスの5分野による卒業・修了制作展

多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業制作展―結(ゆひ)

▼2月29日~3月4日

国立新美術館

☎/03(5777)8600
港区六本木7の22の2
10時~18時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)

第36回平泉展~楽しい手作り~

▼1月24日~2月5日

日本民藝館

☎/03(3467)4527
目黒区駒場4の3の33
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

柳宗悦唯一の内弟子 鈴木繁男展―手と眼の創作

▼ 1月14日~3月20日
→その才能を柳宗悦によって認められた鈴木繁男(1914―2003)は、唯一の内弟子として1935年に入門、柳から工芸や直観について厳しく教育された。陶磁器、装幀、漆絵など多岐な分野にわたる鈴木作品の特質は、筆や型を用いて施された品格ある模様の独自性。同展は没後20年に合わせ、工芸家・鈴木繁男の手と眼による仕事を顕彰する。鈴木繁男蒐集の着物なども展示される”

デザインギャラリー1952

☎/03(3567)1211
中央区銀座3の6の1松屋銀座7F
11時~20時(最終日~17時)
2月は会期中無休

不滅の久留米絣/未来に繋ぐ

▼12月27日~2月19日
→久留米絣は19世紀初め頃、井上伝という12歳の少女のアイデアにより生み出された木綿の着尺。経糸と緯糸、両方を括って染色し、規則性をもって織り上げることで、経緯絣の表現を実現している。木綿に藍染を基本とした久留米絣は多くの人たちの日常着として、広まって行ったが、昨今、人々の着物離れが顕著になり、久留米絣も時流に則したあり方が求められている。
デザインギャラリーでは、これまで伝承されてきた久留米絣の技法や製作のための道具、また、現代に生きる久留米絣を商品化している「井桁の会」の活動を紹介する

国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館

☎/0422(33)3340
三鷹市大沢3の10の2
13時~17時
火曜~木曜開館

型紙 精美なる技

▼1月9日~3月14日
→型紙とは、柿渋で防水加工を施した和紙に文様を彫り抜いた、染色で使う道具。生地の上に型紙をあて、粳米の糊を置いてから染めて糊を洗い落とすと、糊の部分が防染されて文様が白く染め残る。型紙の手法は主に江戸小紋や型友禅、中形と呼ばれる木綿の浴衣地に模様をつける際に用いられた。その歴史は古く、鎌倉時代には確立していたと言われる。通常は一枚の型紙を順次移動させて一反分の連続模様をつけるが、複雑な文様を複数枚の型紙に彫り分けて組み合わせる二枚型や三枚型もある。文様の彫り方には突彫、錐彫、引彫、道具彫があり、それぞれの文様に適した道具と技法を用いる。また柄を固定するための糸入れも、非常に高度な技術です。江戸時代中期に紀州藩の保護を受け、伊勢湾沿岸の白子・寺家一帯(現在の三重県鈴鹿市)が一大産地として「伊勢型紙」を広めたほか、京都や江戸、会津で制作された型紙も各地に残っている。同展では、今に守り受け継がれてきた高度な彫りの技術と、型紙の文様の多様さに焦点を当てて紹介する

水戸芸術館現代美術ギャラリー

☎/029(227)8111
水戸市五軒町1の6の8
9時30分~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

須藤玲子:NUNOの布づくり

▼2月17日~5月6日
→テキスタイルデザイナー須藤玲子と、須藤が率いるテキスタイルデザイン・スタジオ「NUNO」の活動を紹介。日本の伝統的な染織技術と現代の先端技術を組み合わせ、従来にない素材をテキスタイルに取り入れ、また産業の持続可能性にも目を向けるなど、テキスタイルデザインの分野において、NUNOは世界の第一線を走り続けてきた。同展では、日本各地の職人、工場との協働作業や、素材の可能性を広げるその取り組みについて、普段は見ることのできない布づくりの舞台裏を豊富な資料やマルチメディア・インスタレーションで展観する。NUNOの活動を包括的に伝える展示内容に加え、当館の空間を活かした大型インスタレーションを展開し、見る人の楽しい気持ちや好奇心をくすぐる、テキスタイルのもつ多彩な可能性に注目する


栃木県総合文化センター

☎/028(643)1000
宇都宮市本町1の8
10時~18時(最終日~15時)
会期中無休

2023年度文星芸術大学卒業・修了制作展

▼2月1日~5日
→第1ギャラリー:総合造形専攻・大学院総合造形、第2ギャラリー:デザイン専攻・大学院デザイン

群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

季節を巡る草木染―移りゆく景 変わらぬ礎―

▼12月16日~2月4日
→草木染は植物など天然のものから色素を得る染色方法。同展では、長年にわたり草木染の研究と創作活動を行っている「草木屋」(山崎樹彦代表)の協力で、四季折々に採れる染料の魅力と、豊かな意匠の作品を紹介する

第25回「群馬の絹」展~観る、買う、装う、シルクとの出会い~

▼2月8日~12日
→同展は、長い歴史と伝統に培われた染織や最新の加工、製造技術を駆使して創り上げた、優れた織物、ニット、工芸品などの絹製品を一堂に集めて広く紹介し、「群馬の絹」を体感し、蚕糸絹業の活性化、絹の需要拡大を図ることを目的に開催する

まゆクラフトと絹の作品展

▼2月17日~4月8日
→繭の丸みや表面の凹凸など、繭の特性を活かして作るまゆクラフト作品を一般公募し、繭の優れた魅力を紹介。また、伝統技法などにより染織などの作品を創作している工芸作家と日本絹の里友の会会員の作品として、絹を用いた染色、織物、人形、刺繍などを展示し、より多くの方々に天然素材である絹の素晴らしさを広める機会とする

高崎市染料植物園

☎/027(328)6808
群馬県高崎市寺尾町2302の11
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

収蔵品展「草木染の美 冬」

▼12月10日~2月27日

横浜赤レンガ倉庫1号館

☎/045(211)1515
横浜市中区新港1の1の1
11時~19時(最終日~18時)
会期中無休

女子美術大学芸術学部デザイン・工芸学科 プロダクトデザイン卒業・修了制作展2024

▼2月14日~18日

新潟市文化財センター

☎/025(378)0480
新潟市西区木場2748の1
9時~17時(土・日曜・祝日10時~16時)
月曜休み(祝日の場合翌休)

育てる・紡ぐ・織る―麻の歴史―

▼9月12日~3月24日
→麻は縄文時代から編布(アンギン)などに使われてきた、身近な素材の一つ。糸や布そのものは地中で腐ってしまうため、遺跡ではなかなかお目にかかることができない。しかし、最近は、機織りの復元実験や分析により、使用された植物を特定する「繊維考古学」などさまざまな研究が進んでいる。同展では、麻の利用とその歴史について、新潟市および近隣の考古資料を中心に、絵図・復元写真なども合わせてわかりやすく展示する

新潟県立歴史博物館

☎/0258(47)6130
新潟県長岡市関原町1丁目字権現堂2247の2
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

越後の木綿 いま むかし

▼1月13日~2月25日
→暖かく加工しやすい木綿は、江戸時代以降、布団や綿入れ・仕事着に広く用いられ、各地で特徴のある衣生活が生み出された。また、江戸時代後期以降、自家用だけでなく、各地に綿織物の産地が形成され、東北地方や北海道にも販路が広げられていきた。同展では、綿織物の見本帳や仕事着など、県内各地の資料館や博物館が所蔵する資料から、木綿と越後の人びととのかかわりを紹介する。また、近年、越後の綿織物の再評価に取り組む人々の活動を紹介する

長岡造形大学

☎/0258(21)3311
新潟県長岡市宮関197
10時~18時(最終日~15時)
会期中無休

長岡造形大学2024年卒業・修了研究展

▼2月9日~12日
→テキスタイル(染織)はプロダクトデザイン学科テキスタイル・ファッションデザインコース

金沢21世紀美術館

☎/076(220)2800
金沢市広坂1の2の1
10時~18時(最終日~17時)

令和5年度金沢美術工芸大学卒業制作展<市民ギャラリー>

▼2月24日~3月1日
→日本画、油画、彫刻、芸術学、視覚デザイン、製品デザイン、環境デザイン、工芸

石川県立美術館

☎/076(231)7580
金沢市出羽町2の1
9時30分~18時(入館30分前)
会期中無休

名物裂の精華

▼1月4日~2月12日
→名物裂とは、わが国に舶載された裂のうち、特に珍重された裂の総称。これらは書画の表装に用いられたほか、特に茶器の仕覆として愛でられた。茶人が愛用した裂地に『珠光緞子』『遠州緞子』などの固有の名称がつくのは、こうした由来があるからである。前田家が収集した名物裂コレクションは、今日でも国内最高の量と質を誇る。近年の調査では、前田家にて収集された裂は、書画や茶器にとどまらず、能装束や甲冑の裂地に用いられたことが明らかになった。「小さな裂」ではなく、「大きな裂地」として持っていたからこそできたことである。同展では、金襴・緞子・間道だけでなく、ちいさな花文を全体に散らした「覆盆子(いちご)裂」をはじめ、25点の名物裂を紹介する

特集 毎田仁郎

▼1月4日~2月12日
→2023年に没後30年を迎えた友禅作家・毎田仁郎を振り返る特集展示。毎田仁郎は、明治39年(1906)に金沢市に生まれた。1919年に犀川尋常高等小学校を卒業すると、京都在住で遠戚にあたる下村光鳳に弟子入りし、1932年に京都で独立。しかし、第二次世界大戦のため疎開で金沢に帰り、戦後もそのまま金沢に留まり友禅の仕事を続け、堅実に足場を固めていった。また、1949年頃より、後に重要無形文化財「友禅」保持者に認定される木村雨山に師事した。毎田の繊細な糸目糊置きと色挿しを評価した木村は、日本伝統工芸展への出品を勧めた。毎田は、自身が60歳となった1966年に日本伝統工芸展へ初出品し、1980年に日本工芸会奨励賞、1988年に高松宮記念賞を受賞。また、日本伝統工芸展染織展では1977年に日本工芸会賞、1984年東京都教育委員会賞を受賞するなど、作家としての確固たる地位を築いた。同展では、日本伝統工芸展出品作のうち、受賞作を含む11点を展示し、落ちついた色彩の中に、今もなお斬新なデザインで魅了する毎田仁郎の友禅の世界を紹介する

福井県陶芸館

☎/0778(32)0273
福井県丹生郡越前町小曽原120の61
9時~17時(入館30分目)
月曜(祝日の場合翌休)休み

新幹線開業記念特別展Ⅰ「魅せる、現代工芸―金沢-福井-京都―」

▼第二部:12月2日~2月18日
→令和6年3月の北陸新幹線開業を見据え、福井県陶芸館では新幹線沿線がつなぐ予定をされている地域である金沢、福井、京都の工芸による連携を目的とした工芸作品の交流展を開催する。金沢からは金沢美術工芸大学大学院生、福井からは日展に所属する越前焼作家・吉田豊一氏、司辻健司氏、京都からは京都市立芸術大学大学院生の協力で、北陸新幹線がつなぐ1府2県の作家の工芸作品を一堂に展示することにより作家同士の交流、「伝統工芸」が盛んな産地の「現代工芸」という新たな可能性について模索を試みる。実用の「用」だけではなく、「魅せる」をテーマとした工芸作品を展示する。出品作品には染織を含む

岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかや

☎/0266(23)3489
長野県岡谷市郷田1の4の8
9時~17時(最終日~16時)
水曜(祝日の場合翌休)

東京農工大学科学博物館連携展「フランス式・イタリア式・そして諏訪式へ~VRでよみがえった葵町製糸場~」

▼11月23日~2月18日
→富岡製糸場と同時期に作られ、明治6年に現在の東京都港区虎ノ門付近にあったとされている官営2番目の製糸工場『勧工寮葵町製糸場』。この製糸場は、イタリア式の製糸法を採用し、フランス式である富岡製糸場と同時期に作られ、器械製糸技術の伝播に貢献したことが知られている。幻であったこの勧工寮葵町製糸場の図面40点余りが発見されたことにより、東京農工大学科学博物館で復元プロジェクトが立ち上げられた。膨大な紙の図面をデジタル画像化し、VRで復元された製糸工場を同時代の資料とともに紹介する


長野県立歴史館

☎/026(274)2000
長野県千曲市大字屋代260の6
9時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)

和田英~糸づくりに懸けた明治の女性~

▼1月13日~2月25日
→近代日本の主力輸出品であった生糸。富国強兵を目指した明治政府は、製糸業の近代化を図るため、国内各地に器械製糸技術を伝える官営模範工場として富岡製糸場を建設した。当時15歳だった和田(旧姓横田)英は、父の説得に応じ、富岡製糸場で技術を習得、現在の長野市松代に建設された六工製糸場をはじめとする県内製糸場で製糸技術指導の中心となって活躍した。富岡製糸場の生活を記した「富岡日記」をはじめ、初公開となる和田英の書状、富岡製糸場の工女たちが使用した道具などの展示を通して、時代の変革期に地域の産業振興に青春を懸けた女性の姿を紹介する


フェルケール博物館

☎/054(352)8060
静岡市清水区港町2の8の11
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

背守りと子どもの着物

▼12月9日~2月18日
→背守りは、子どもの産着の後ろ身頃の衿の付け根に色糸の縫い飾りをつけて、厄除けのお守りとした。色糸で松や鶴などのめでたい縫い目をつける糸じるしや、刺繍、押絵の背守りもある。展示では静岡で発見された背守りや、見本帳などを中心に、子どもの着物により成長を願う風習を紹介する


静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

芹沢銈介の収集 海外篇

▼1月4日~3月17日
→芹沢銈介は、世界の工芸品を集めた収集家としても広く知られている。徹底して自分が好きだと思うもの、よいと思うものだけを選んだことが芹沢の収集の特徴で、それにより収集全体が芹沢の「もう一つの創造」へと昇華している。同展では、同館が所蔵する4500点の収集品の中から海外の品々300点を紹介する。展示室の前半には、「ばんどり図二曲屛風」「鯛泳ぐ文着物」といった代表作もあわせて展示する

島田市博物館

☎/0547(37)1000
静岡県島田市河原1の5の50
9時~17時(6月6日~19時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

レトロファッション ~しまだ着道楽~

▼1月13日~3月17日
→服飾文化は常に時代を映してきた。それは、明治・大正・昭和初期のいわゆるアンティーク着物といわれる華やかな着物文化や、戦後のアメリカンルックやディオールに代表されるパリモードなどの洋服の流行に見ることができる。日本の民族衣装である着物の原型は、平安時代までさかのぼることができるといわれている。着物は着る人の体の線にとらわれず、布地を直線に裁ち、縫い合わせる「直線裁」という方法によって作られている。1000年以上もの間、日本の衣服として用いられていた「着物」は明治維新以降、たったの80年ほどで曲線に裁つ「洋服」に移り変わる。明治・大正・昭和初期の社会的な大激動の中で、服飾もまた、大きく変化していった。そんな服飾の歴史を、島田市やその近隣地域などに残された資料をもとに紹介する

愛知県美術館ギャラリー

☎/052(971)5511
名古屋市東区東桜1の13の2愛知芸術文化センター10F
10時~18時(金曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第10回日展

▼1月24日~2月12日
→日本最大規模の総合公募展「日展」の名古屋巡回展。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門を設け、全国を巡回する基本作品と地元関係作品を展示

名古屋芸術大学西キャンパス

☎/0568(24)0325
愛知県北名古屋市徳重西沼65
10時~17時(土・日曜~18時)
会期中無休

第50回名古屋芸術大学卒業・修了制作展

▼2月16日~25日
→テキスタイルデザインコースを含む

京都府立文化芸術会館

☎/075(222)1046
京都市上京区河原町通広小路下ル
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

第19回彩り・紬ぐ~それぞれの2024~

▼2月20日~25日
→京都造形芸術大学通信教育課程染織専攻OB・OGが集う瓜生Some Ori会による着物、タペストリー、パネル作品などの多様な染織作品を展示

gallery PARC

☎/075(334)5085
京都市上京区皀莢町287堀川新文化ビルヂング2F
13時~19時
水・木曜休み(2月1日開廊)

野田凉美展

▼2月1日~25日
→西陣織の紋紙、金銀平箔、大量の薬のパッケージなど、消耗品、ラベル、不用品などを素材に、編み技法を用いて、一本の糸から穴を作り続けていく単調な行為という、現世の欲や呪縛から逃れ、自由に浮遊する時間を経ることで生み出された、柔らかで済んだ思考と精神を孕んだ作品を展示

ギャラリースペースNEUTRAL

☎/075(431)5537
京都市上京区皀莢町287堀川新文化ビルヂング2F
10時~19時
会期中無休

現代テキスタイルアート・ミニアチュール展―THE KYOTO―Ⅲ

▼1月13日~2月3日
→2019年にギャラリーギャラリーで開かれた展覧会の第3弾。多くの染織作家たちがKYOTOをテーマに制作したテキスタイルの小品を一堂に展示する


京都精華大学

☎/075(702)5131
京都市左京区岩倉木野町137
10時~17時
会期中無休

京都精華大学卒業・修了発表展2024

▼2月14日~18日


京都国立近代美術館

☎/075(761)4111
京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

小林正和とその時代―ファイバーアート、その向こうへ

▼1月6日~3月10日
→1960年代以降、欧米において従来のテキスタイルの概念を超えるような作品群が数多く登場した。伝統的な技法を踏まえつつも、天然・合成繊維のみならず、金属や鉱物など様々な素材を取り込み、平面から立体へ、そして空間へと展開した作品群は、ファイバーアートと呼ばれ、その新たな潮流は、とりわけ1962年から1995年までスイスのローザンヌで開催された国際タペストリー・ビエンナーレを中心に世界へと波及していった。日本におけるこの領域のパイオニアである小林正和(1944 – 2004)は、京都市立美術大学(後の京都市立芸術大学)で漆工を学んだものの、川島織物在職時の「1本の糸との出会い」を起点に、糸を「垂らし」「張り」「緩め」集積させた立体造形作品を発表する。そして第6回国際タペストリー・ビエンナーレへの入選を皮切りに、国際テキスタイル・トリエンナーレ(ウッヂ、ポーランド)や国際テキスタイルコンペティション(京都)などでの活躍を通して、国際的に高く評価されるようになった。糸を含む「ファイバーは人間と密接に結びついている」と考える小林の作品は、常に空間と関係を切り結ぶことを志向し、最終的には戸外でのインスタレーションへと展開していく。また小林は、成安女子短期大学(後の成安造形短期大学)そして岡山県立大学で教える傍ら、1981年には国内で初めてのファイバーアート専門ギャラリーを開設し、そこでの展覧会活動などを通じても、多くの後進に大きな刺激と影響を与え続けた。2024年に生誕80年・没後20年をむかえる小林正和の初めての回顧展として開催される同展では、小林の代表作や関連資料約80点に、彼と歩みをともにした作家たちの作品を加えた約100点を紹介。そうすることで、1970年代から90年代にかけて京都に発したファイバーアートの動向を振り返り、そこでの小林の活動とその意義、さらには国際的な位置づけについて、そして今後のファイバーアートの展開について、改めて考える機会となる

京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学第52回制作展

▼2月8日~11日

成安造形大学卒業制作展2024<別館>

▼2月8日~11日
→空間デザイン領域:コスチュームデザインを含む

瓜生山学園京都芸術大学

☎/075(791)9122
京都市左京区北白川瓜生山2の116
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

2023年度京都芸術大学通信教育課程卒業展/大学院修了制作展

▼2月3日~11日

ギャルリ・オーブ

☎/075(791)9122
京都市左京区北白川瓜生山町2の116瓜生山学園京都芸術大学人間館1F
9時~18時(最終日~17時)
会期中無休

ファイバー・アート、サイコー

▼2月19日~3月3日
→再びファイバーアートが注目されようとしている今、「その後の作家たち」があらためて繊維の造形について再考し、新たな基軸を立てられたなら、「ファイバーアート最高!」と声高に叫べるようなおもしろい景色が広がるのではないかと期待しています。現在、アートとテキスタイルの間で生まれ続けている作品の中にある「ファイバーアート」集約します。(酒井稚恵)抜粋

ギャラリー翔

☎/075(724)8154
京都市左京区北山通下鴨中通東入ル北側
11時~18時(最終日~17時)
月曜休み

春匂う!

▼1月30日~2月11日
→染、工芸盆栽、アクセサリーなどを展示

川島織物文化館

☎/075(741)4323
京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約 土・日曜、祝日休み

澤部清五郎生誕140年 川島と歩む 綴織壁掛

▼~2024年2月2日
→創業から約半分まで織り進めた大正後期から、戦後数年間にかけて製作した、綴織壁掛の資料をひも解く。苦難の時代に「綴織の川島」を支え、新た展開を見出し、大きな役割を果たしたのが、当社の宝物であるデザイナー澤部清五郎(1884-1964)であった。澤部は15歳の時、二代川島甚兵衞と出会い、三代・四代甚兵衞と共に歩んだ。その中で四代甚兵衞が感じたのは、澤部のバラエティの豊かさ・展開の上手さ・色彩の多様性と気品・運筆の妙・創意創作の淵源の深さと豊かさ、史実の確かさ、知識の豊かさだった。展示作品を通し、それらを紹介する

ギャラリー恵風

☎/075(771)1011
京都市左京区丸太町通東大路東入南側
12時~19時(最終日~18時)
月曜休み

松本健宏作品展 日常―祈りの色と感謝の形―

▼1月25日~2月4日
→蠟染により限界集落などをテーマに制作する染色作品を展示

西陣織あさぎ美術館

☎/075(353)5746
京都市下京区烏丸通仏光寺上ル二帖半敷町661
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

西陣織アート 源氏物語と雅な歌人たち

▼1月6日~6月30日
→日本最古の伝統産業である西陣織は、平安京より受け継がれた美意識を経糸に、職人たちの匠の技を緯糸に織り継がれ、多くの人を魅了し続けてきた。源氏物語が成立した1000年頃は、藤原氏を中心とした貴族文化が花開いた時代。源氏物語と歌人たちによる和歌の世界を西陣織で表現した作品を展示する

京都市立芸術大学

☎/075(585)2002
京都市下京区下之町57の1
10時~18時(入館30分前)
会期中無休

京都市立芸術大学2023年度作品展

▼2月7日~11日


京都絞り工芸館

☎/075(221)4252
京都市中京区油小路通御池下ル
9時~17時
日曜休み

日本の美を絞る!絞り緞帳「雲龍図」展―同時展示:巨大絞り几帳「月光の寒梅」

▼1月5日~5月6日
→天空を舞いながら睨みをきかす力強い龍を様々な絞り技法で制作した、高さ2.5m、幅4.5mの大作「雲竜図」を展示。また月の光をバックに紅梅白梅が幻想的に浮かび上がる,幅6.5m、高さ3mの巨大絞りきちゅ「月光の寒梅」を同時展示する

細辻伊兵衛美術館

☎/075(256)0077
京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
10時~19時(入館30分前)
会期中無休

I LOVE 湯道 湯~わくノスタルジー

▼1月19日~3月20日
→日本人の日常的な行動である「入浴」。その歴史は古く、温泉は奈良時代にはすでに病気治癒の湯治として利用され、その後も湯に浸かる、もしくは蒸し風呂の形式で、温浴が寺院から庶民に広まり、江戸時代には銭湯が大流行した。そこで重宝されたのが、木綿の手ぬぐい。吸水性に優れ、速乾性もある木綿は、入浴後に濡れた体を拭くのに最適で、「湯手(ゆで)」と呼称されるほど、湯道具として欠かせない必需品だった。京都は全国的にも銭湯数が多く、入浴文化が残っている都市の一つ。同展では、入浴に関するモチーフや、今では見られない昭和の暮らしを描いたノスタルジックな手ぬぐいをご紹介するとともに、小山薫堂氏が提唱する「湯道」関連道具、銭湯に関わる品々を展示する


ギャラリーマロニエ

☎/075(221)0117
京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町332
12時~19時(日曜~18時)
会期中無休

宮下 樹個展

▼2月13日~18日
→成安造形大学コスチュームデザインコース在学生による作品展示


京都文化博物館

☎/075(222)0888
京都市中京区高倉通三条上ル東片町623の1
10時~17時
月曜休み

京都府新鋭選抜展

▼1月20日~2月4日
→京都を中心に活動する心身の若手作家を紹介し、次世代を担う作家として京都から世界へ発信していくことを目的に、美術系大学、画廊、美術館学芸員などから推薦を受けた若手作家の中から、選考委員により選抜された作家41名の作品を展示する


ギャラリーヒルゲート

☎/075(252)1161
京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
12時~19時(最終日~17時)
月曜休み

田島征彦展―新作絵本『花見じゃ そうべえ』原画と型染「曽我蕭白よりGAMA仙人シリーズ」―

▼2月20日~3月3日


嶋臺(しまだい)ギャラリー

☎/075(221)5007
京都市中京区東洞院通御池北西角
9時~17時(最終日~16時)
会期中無休

国境を照らす星布 与那国星布展<東館>

▼2月1日~3日
→新しい感覚の与那国花織と、伝統的な紋様の与那国花織を与那国の歴史と自然に育まれながら、女性たちが祈りを込め織り上げた、与那国花織の魅力を紹介する


ギャラリー洛

☎/075(708)7898
京都市中京区丸太町通堺町西入鍵屋町69
11時30分~18時30分(最終日~17時)
月曜休み

齋藤高志展

▼1月23日~2月4日
→型染による染色作品を展示


染・清流館

☎/075(255)5301
京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

コレクション展 染色の抽象表現 part1コレクション展 染色の抽象表現 part1

半兵衛麩五条ビル2FホールKeiry

📩/info@kyotointerchange.com
京都市東山区上人町433
10時~17時
水曜休み

展覧会「手塚愛子」

▼1月22日~3月17日
→日本とベルリンを拠点に世界で活躍する現代美術作家・手塚愛子は、絵画の不可逆な構造を解明する方法として生成過程を反転できる織物や刺繍に着目し、糸をほどきその構造を表出させる独自の手法で制作を行う事で知られている。手塚によって膨大な時間をかけ糸をほどかれた織物や刺繍は、美しい連なりとして物理的に再構築されるが、そこで表れるのは構造だけではない。糸をたどり、織り直すことは、それを形作ってきた制度や歴史をたどり、織り直す事でもある。糸を紡いだ人々の時間、イメージの折り重なり、織物に宿る歴史、制度など、過る出来事と現在を繋いでいく試みといえる。同展では新作の織物《閉じたり開いたりそして勇気について》を中心に展示が展開される。その大型の新作には手塚が長崎の出島やオランダのライデンでリサーチし収集した事物や、現代の絵文字、言葉によってAI画像生成されたイメージが複層的に散りばめられている。長崎の出島では生糸を中心にヨーロッパ原産の毛織物類も重要な輸入品であったとされている。また本作は、織物についての高い技術力を持つ京都・西陣の工房(加地織物)との協業によって制作された経緯を持つ。京都西陣は日本を代表する高級絹織物の産地であり、今回のプロジェクトは、この職人達との協働を通して、新しい織物を開発するという技術的な試みでもある。世界各地で展示を行い、現代美術の領域において既製の織物を自覚的に用いてきた手塚は、日本と西欧、美術と工芸(または装飾)という領域の関係についても考察を続けてきた。開くこと、閉じることをめぐる手塚の航海の、その継続的な取り組みの成果が同展で発表される

京都国立博物館

☎/075(541)1151
京都市東山区茶屋町527
9時30分~17時(金・土曜~21時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

染織品と再利用

▼2月15日~3月17日
→紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっている。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものだった。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言える。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形があった。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用。同展では、再利用という観点から染織品について考える


大阪市立住まいのミュージアム 大阪くらしの今昔館

☎/06(6242)1170
大阪市北区天神橋6の4の20
10時~17時(入館30分前)
火曜休み

船場花嫁物語Ⅱ

▼12月9日~2月12日
→江戸時代、経済の中心地として栄えた大坂では、豪商のあいだで、武家の婚姻儀礼に倣った格式ある華やかな婚礼が行われていた。船場の商家では、娘が嫁ぎ先で不自由することが無いように、一生分の着物や装身具類、生活道具などを調え、その内容を書き上げた荷物目録を添えて婚家へと送り出した。贅を尽くした嫁入り道具は、娘への財産分けであったという。一方、婚家では嫁入り道具を納める蔵を建てて花嫁を迎えた。蔵を建てる財力を持たなければ、船場の商家から嫁を迎える資格が無いとされていた。婚礼は、結納に始まり、嫁入り道具の荷物送り、道具を披露する荷飾り、祝言、披露宴と続く一大イベントであった。船場商家の盛大で華やかな婚礼の伝統は、昭和戦前期まで受け継がれた。同展は、船場の商家・廣野家が昭和14年に調えた嫁入り道具の中から着物を中心に紹介する。「はんなり」とした婚礼衣装や「こうと」な日常着の数々に船場商家の好みと美意識を見出すことができる

大阪芸術大学

☎/0721(93)3781
大阪府南河内郡河南町東山467
11時~17時
会期中無休

大阪芸術大学卒業制作展2024

▼2月11日~18日
→優秀作品展は芸術情報センター展示ホール

兵庫県立美術館 

☎/078(262)0901
神戸市中央区脇浜海岸通1の1の1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

神戸芸術工科大学卒展[学部・大学院] カオス2024

▼2月9日~11日
→ファッションデザイン学科/アート・クラフト学科を含む

神戸ファッション美術館

☎/078(858)0050
神戸市東灘区向洋町中2の9の1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第10回日展神戸展

▼2月17日~3月24日
→日本最大規模の総合公募展「日展」の神戸巡回展。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門を設け、全国を巡回する基本作品と地元関係作品(兵庫・大阪・奈良・和歌山)を展示

原田の森ギャラリー

☎/078(801)1591
神戸市東灘区原田通3の8の30
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

神戸芸術工科大学卒展[学部・大学院] カオス2024

▼2月9日~11日
→プロダクト・インテリアデザイン学科/大学院を含む

奈良芸術短期大学

☎/0744(27)0625
奈良県橿原市久米町222
10時~16時
会期中無休

第56回奈良芸術短期大学美術科・専攻科卒業・修了制作展

▼2月23日~25日
→染織コースを含む

広島市立大学

☎/082(830)1500
広島市安佐南区大塚東3の4の1
10時~17時
会期中無休

第27回広島市立大学芸術学部卒業・修了作品展<芸術学部棟>

▼2月9日~13日
→デザイン工芸学科染織分野の作品を含む展示。デザイン・工芸を研究する芸術学研究科造形計画専攻大学院生の修了制作を含む

福岡市美術館

☎/092(714)6051
福岡市中央区大濠公園1の6
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み

コレクション展 アジアの染織―インド、インドネシア、カンボジア―

▼2月20日~4月21日

→それぞれの風土に根ざし、他文化との交流から育まれた染織は、身近の工芸として時代を超えて人々に愛されてきた。同館のコレクションから南アジア、東南アジアの名品を紹介する

三越福岡店

☎/092(724)3111
福岡市中央区天神2の1の1
10時~20時(最終日~18時)
会期中無休

第70回日本伝統工芸展<三越ギャラリー>

▼2月7日~12日

→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ、受賞作、地元工芸作家の入選作品などを展示

北九州市立小倉城庭園

☎/093(582)2747
福岡県北九州市小倉北区場内1の2
10時~17時
会期中無休

春を包んで風呂敷展

▼2月17日~4月14日

→豊田満夫コレクションによる風呂敷展。期間中、1寿ぎの春、2花咲いて春、3旅立ちの春の3テーマで展示替えを行う

佐賀大学

☎/0952(28)8333
佐賀市本庄町本庄1
10時~17時(入館30分前)
2月13日休み

佐賀大学芸術地域デザイン学部2023年度卒業・修了制作展

▼2月10日~18日

長崎県美術館

☎/095(833)2110
長崎市出島町2の1
10時~20時(入館30分前)
第2・第4月曜休み(祝日の場合翌休)

長崎ゆかりの染織作家たち

▼1月27日~4月7日

→同館のコレクションから明坂尚子(染)、鳥巣水子(織)、堀口正子(染)、堀野美沙子(染)、米田明生(染)の作品を展示

熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時30分~17時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

暖の工芸展

▼2月6日~12日

→熊本県伝統工芸館友の会による作品展

日本紫根と日本茜―古代の色と戯れる男たちの三人展―

▼2月14日~18日
→京都の爪掻本綴(服部秀司)、京絞り(寺田豊)、東京の江戸古法友禅(高橋孝之)による職人集団・絲衣司(いとごろものつかさ)の「紫と茜」をテーマにした作品展

沖縄県立博物館・美術館

☎/098(941)8200
那覇市おもろまち3の1の1
9時~18時(金・土曜~20時、入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)休み

沖縄県立芸術大学美術工芸学部・大学院造形芸術研究科第35回卒業・修了作品展

▼2月14日~18日

那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

グシ宮城(ぐしみやぎ)家資料展~伝統とモダンの近代那覇~

▼前期:1月7日~2月5日/後期:2月9日~3月4日
→伝統とモダンの交錯する近代那覇に暮らした「グシ宮城家」。明治初頭生まれのセツの生家は那覇士族で、嫁入り道具として王国時代の伝統的な衣裳類を持参した。セツの息子・昇は上京して最先端の写真技術を学び、昭和初期に那覇で写真スタジオを開いた。那覇市歴史博物館にはセツと昇が残した衣裳や漆器、装飾品、写真など約600点におよぶ資料が寄贈された。そのどれもが琉球王国時代から近代にかけての那覇の変遷を物語貴重な資料。親子二代に渡るグシ宮城家の衣裳や写真などを通じて、明治から昭和初期の那覇の暮らしと風景を紹介する

王国時代の冬衣装/龍の漆器と書

▼2月2日~28日
→衣裳では、尚家資料から「王国時代の冬衣装」を紹介する