生地の後加工(糊抜き・精練・巾出し)について

弊社が販売している生地素材のほぼ大半は、糊抜き・精練をしておりますが、加工の時期が異なるごとに『糊抜き』『精練』『生地巾』に多少の差が生じます。

つまり、経糸の整経本数と緯糸の打ち込み本数は同じでも、織り上がり後の処理を大型の連続機械(糊抜き→精練→水洗→巾出し→乾燥→巻取り)で処理する関係でロットごとに差がどうしても出てきます。
弊社では、入荷時にロットごとの品質検査を行い、基準内であるかを確認しています。
又、植物染料で染める場合、植物の色素は非常に敏感に反応するため、化学染料では問題なく染まったものが、ムラ染になったり、染着不良になることがあります。
特に絹製品には染色前に『プローゼK(タンパク質分解酵素剤)』での精練をおすすめします。

プローゼKの精練方法は『絹100%』(102頁)をご参照ください。