混紡品の草木染め(浸染)
-葛とシルクの混紡品を草木同浴染めでオレンジ色を染める-
シルク(蛋白繊維)と、葛や綿・レーヨンのセルローズ繊維の混紡品は、KLC-Nで前処理してから染めます。
混紡品の草木染め(浸染)の工程
染める生地は「葛シルクストール 40×180㎝ 重さ:40g」
【染める前の前処理】
80~90℃の湯2L(布の重さの50倍)を容器に入れ、KLC-Nを16㏄(布の重さの約40%)加えます。
その溶液で温度が下がらないようにし、均一に吸収させながら30分生地を浸けます。
済んだら水洗いします。
【植物染料と媒染の同浴液①】
60℃前後の湯2L(布の重さの50倍)を容器に入れ、まずコチニール液EX-10を1.6㏄加えます。
【植物染料と媒染の同浴液②】
続いてエンジュ液も6.4㏄加えます。
液体植物染料は布の重さの20%(8㏄)で、コチニール液とエンジュ液を2:8の比率で混合(1.6㏄:6.4㏄)しています。
【植物染料と媒染の同浴液③】
さらに浸染用錫液を8㏄(液体植物染料の合計と同量)加え、アニノールWを4㏄(湯1Lあたり2㏄)加えます。
染料2種類+錫媒染+アニノールWの混合液となります。
【染色】
(4)の液に(1)のKLCの前処理の済んだ生地を浸け、加温しつつ染めむらが出ないよう30分ほど染めます。
染め終えたら水洗いします。
【媒染ソーピング】
60℃くらいの湯800㏄(布の重さの20倍)に、媒染用ソーピング剤8㏄(湯1Lあたり10㏄)加え溶液でソーピングをし、最後に水洗いして仕上げます。
- 生地(葛シルクストール)には植物質の葛が入っているので、KLC-Nの前処理が必要です。(KLC-1はネオソーダ(アルカリ)を併用するのでシルクが傷むので使えません)
- 浸染用錫液は植物染料との混合ができます。(浸染用チタン液もできます)
- コチニール液とエンジュ液の混合比率を変えると、いろんなオレンジ色になります。(コチニール液は少量で効果があります)
- アニノールWは、本来混合できない植物染料と媒染剤の混合液の安定剤として加えます。











