布が硬くならない柿渋染め
-染料化柿渋液で木綿のストールを染める-
染料化柿渋液D-2は、塗料である柿渋を染料化してあるので布が硬くなりません。
他の草木染めと同じ染め方で染められ、同じ風合いに染め上がります。また柿渋特有のあの強烈な臭いもありません。
布が硬くならない柿渋染めの工程
染める生地は「綿ストール 十字スラブ 未精練 50×145㎝ 重さ:約50g」
【精練】
熱湯2.5L(布の重さの50倍)に、WSソープニュー12㏄とネオソーダ37㏄(湯1Lあたり5㏄と15㏄)を溶かし、綿ストールを浸けます。
90~100℃で30分ほど綿ストールを動かしつつ精練します。精練後しっかりと水洗いし、助剤分を洗い流します。
【濃染用前処理】
80~90℃の湯2.5L(布の重さの50倍)に、KLC-1を25㏄とネオソーダ37㏄(湯1Lあたり10㏄と15㏄)加え、綿ストールを浸けます。
80℃以上を保ち吸収ムラが起きないように布を動かしながら、濃染処理します。濃染処理後はしっかりと水洗いします。
この後50~60℃の湯1Lに酢酸を1㏄加えた溶液に浸け中和してからすすいでおくとより確かです。
【染色】
30~40℃の湯2.5L(布の重さの50倍)に、染料化柿渋液D‐2を20cc(布の重さの40%)と酢酸80%を5㏄(湯1Lあたり2㏄)加え、濃染処理の済んだ綿ストールを浸け加温しつつ染めます。
70~80℃を目安に約30分ほど染め、しっかり水洗いします。
【媒染】
20~30℃の水1L(布の重さの20倍)に浸染用媒染液(写真は鉄液)20㏄(布の重さの40%)を溶かし、染色後の綿ストールを浸けます。
ムラ染めがおきないように30分ほど媒染します。他の浸染用媒染液でも同じです。媒染後、水洗いし、70~80℃の湯で洗います。
【媒染ソーピング】
70~80℃の湯1L(布の重さの20倍)に、媒染用ソーピング剤を10㏄(湯1Lあたり10㏄)加え、媒染の済んだ綿ストールを浸けてソーピングします。
10分ほどソーピングしたら水ですすぎ洗いします。
【柔軟仕上げ】
水1L(布の重さの20倍)にユニソフナーSSを2.5㏄(布の重さの5%)加えた溶液に綿ストールを浸け、浸ける→絞る を数度繰り返しながら20分ほど行います。
その後は水洗いをせず脱水機で均一に脱水して乾かします。
- 使用した生地は未精練の生地なので精練が必要なのですが、精練済みの生地を使用する場合は(1)の工程は不要です。
- 木綿・麻の浸染はKLCの前処理が必要です。











